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オーダースーツ全般

オーダースーツで裏地もこだわる!選び方おすすめの色・柄、組み合わせを紹介

(最終更新日:2025.03.03)2019.10.11 # オーダースーツ全般

スーツを選ぶ時にはどのような事を重視したり、こだわりを持っているでしょうか。オーダースーツは自分好みのデザインを選ぶことができるだけでなく、スーツの裏地にもこだわることが可能です。さりげなく見える裏地にもこだわることで、おしゃれな印象を周囲に与えます。

そこで今回は、『スーツの裏地の役割とは?』『スーツの裏地のデザイン・仕様|メリットとデメリット』『スーツの裏地の生地』『スーツの裏地の織り方』『オーダースーツの裏地はどう選ぶ?』『【スーツカラー別】おすすめの裏地の色・柄』『オーダースーツのおしゃれな裏地柄』『-Global Style- 裏地・スーツスタイルコレクション』『オーダースーツは裏地までこだわろう』について見ていきながら、スーツの裏地の役割やおしゃれな着こなし方をご紹介していきます。

 

スーツの裏地の役割とは?

まずはじめに、なぜ スーツには“裏地” があるのかについて、4つのテーマに分けて見ていきましょう。

【1】着用性が上がる

スーツの裏地,スーツの着用性が上がる

基本的に、スーツのジャケットは「脱いだり着たり」などが多いため、着脱をスムーズに行えるように滑りを良くしています。裏地に使用する素材は、静電気を防ぐことができます。また、通気性を高めることができるため、快適に着用することができます。ジャケットの主役となる表地へ影響がなくなり、汚れや色の変色を防ぐ効果があります。

【2】型崩れを防ぐ

見た目の印象が大切になるスーツは、裏地があることで表地の形態安定性を補い、型崩れを防ぐことができます。表地を内側から補強し保護してくれます。

【3】表地の美しさを保つ

裏地には、季節によっては気になる表地の透け防止効果があります。また、裏地があることで、生地本来の綺麗さドレープなどを保つことができ、スーツ全体の印象に繋がる見た目を整えてくれます。

【4】こだわりを表現できる

裏地は見た目のファッション性を高められるのも役割のひとつとなります。オーダースーツのオプションの中でも裏地は人気があります。さりげなく見える裏地にこだわりを詰めることでお洒落な印象となり、スーツの着こなし力を高められることができます。表地ではできないカラーなどを取り入れるのもおすすめです。

▽オーダースーツの人気オプションランキングを知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツが注文できるお店は?生地・オプションの人気ランキングを紹介!

 

スーツの裏地のデザイン・仕様|メリットとデメリット

スーツの裏地には、種類があり季節によって使い分けることで快適な着心地を演出してくれます。特に、こだわりを形にするオーダースーツを仕立てる時は、知っておくと良いでしょう。ここでは、3つの種類に分け、それぞれの特徴・メリット・デメリットを見ていきます。

【1】総裏

<総裏とは>
ジャケット内側全面に裏地が付いた仕様。

<メリットとデメリット>
メリットは、型崩れを防ぐ・表地を守る・温度と湿度の調整などがあります。スーツの役割でも触れたように、表地を補強することで形状維持(シルエット)を綺麗に保つことができます。ジャケットを着ていると、内側が擦れたり、汗をかくことがありますが、裏地があることで傷みを軽減してくれます。デメリットは、真夏は暑く蒸れやすくなります。総裏が、ポリエステルの場合だと暑さを感じやすいことがあります。

季節は、オールシーズン(通年用)、冬用スーツにおすすめです。裏地には体感温度を調整する機能があり、気温の変化が大きい春・秋にも活躍してくれます。高級で繊細な生地の場合は、総裏にすることでスーツを長持ちさせることができます。

【2】背抜き

<背抜きとは>
背中あたりから裾にかけて裏地が無い仕様。

<メリットとデメリット>
メリットは、軽い・清涼感(涼しい)などがあります。背抜きは裏地が無い為、通気性が上がり涼しく羽織ることができます。また、裏地の割合が少なくなるので、自然とジャケットの重さが軽くなる印象になります。夏用のスーツ・生地を選ぶとさらに快適になります。デメリットは、総裏と比較すると表地が傷みやすくなり、型崩れも起こりやすくなります。

季節は、真夏・夏用スーツにおすすめです。クールビズにジャケットを羽織る方は背抜きを選ぶと良いでしょう。背抜き仕様は、スーツを薄い生地で仕立てた時に、ワイシャツが透けてしまうことがあるので注意しておきましょう。日本の場合は、秋冬でも「背抜き」仕様のスーツが選ばれることもあるようです。

【3】半裏

<半裏とは>
背抜き仕様から、さらに脇の下から裾までの細かい部分からも裏地を無くした仕様。※お店によって有料の場合があります

<メリットとデメリット>
メリットは、背抜き仕様よりさらに裏地の面積が少なくなり、通気性が上がり軽さがあります。少しでも軽量なスーツにしたい方に良いかもしれません。デメリットは、裏地の分量が総裏の3分の1以下となり形状維持の効果は薄れしまい、シルエットが崩れやすくシワ(ベント周り)がつきやすくなってしまう場合があります。

季節は、盛夏用のスーツにおすすめです。肩パットや芯地を極力排したアンコン仕立てのスーツやジャケットでより軽さを重視したい方向けになります。

 

スーツの裏地の生地

スーツの裏地・生地の種類には、大きく分けて3つの繊維に分けられ、それぞれ特徴が異なります。素材によっては、お手入れ・ケアが必要な場合があるので覚えておきましょう。

【1】合成繊維

一般的なスーツに多いのが合成繊維の“ポリエステル“です。生産量、消費量は化学繊維の中では一番多い繊維となります。特徴は、丈夫さがあり耐久性に優れています。お手入れやケアはしやすい素材です。安価に手に入ることができますが、通気性が悪く、吸湿性に劣り汗を吸いにくいためベタベタとして着心地になることがあります。

スーツの裏地,合成繊維,ポリエステル


【2】天然繊維

天然繊維で、代表的なのが“シルク“です。繊維の中で高級な素材になります。特徴は、静電気が起こりにくく吸湿性が高くなっています。しなやかで肌触りが良いのですが、デリケートな生地としても知られ耐久性はあまり強くありません。高級感を出すために、コートやジャケットの裏地に使用されます。

スーツの裏地,天然繊維,シルク


【3】再生繊維

再生繊維は、天然繊維を加工したモノで代表的なのが“レーヨン“です。特徴は、肌触りの良さ、吸湿性の高さ、静電気が発生しにくいなど、天然繊維の特性も兼ね備えています。冬場は、静電気が起こりやすくなります。再生繊維には、もうひとつ代表的な “キュプラ“があります。特徴は、レーヨンと同様となり裏地として幅広いアイテムに使用されています。濡れるとシワになりやすいので、雨の日には避けましょう。

スーツの裏地,再生繊維,レーヨン,キュプラ
▲「清涼キュプラ」として上質な繊維は爽やかな着心地を演出▲
 

スーツの裏地の織り方

スーツの裏地の織り方は5種類あります。定番の織り方から特殊な織り方まで、それぞれの特徴を解説します。

平織・綾織

平織(ひらおり)とは、緯糸(よこいと)経糸(たていと)1本ずつ交差させて織られる基本的な織り方です。この織り方は、裏表で違いがあまりなく、均一に織られています。また、糸の交差が多く丈夫で摩擦に強いため、耐久性があります。

綾織(あやおり)とは、1本の緯糸2.3本の経糸ずらしながら織る織り方です。糸の交差点が斜めに織られているため、生地が柔らかくしなやかで伸縮性があります。また、密に織られていることで生地に厚みがあり、平織と同じく耐久性が高くなっています。

朱子織

朱子織(しゅすおり)とは、5本以上の緯糸経糸組み合わせて織る織り方です。複数本の糸で目立たないように織られているため、生地表面に糸が長く浮き出し、光沢が美しく上品で滑らかな仕上がりになります。また、厚みがあるため、冬用のスーツやジャケットなどにも使用されています。

ジャカード織り

ジャカード織りとは、ジャカード織り機で織る織り方です。デザインを生地に織り込むことができるため、複雑な柄も表現できます。織で柄を表現していることで立体感が生まれ、高級感のある仕上がりになります。

甲州織

甲州織(こうしゅうおり)とは、甲斐絹(かいき)の産地の山梨県富士吉田市を中心に生産されている織物のことです。伝統ある和柄で日本の“粋”を取り入れられる甲州裏地は、甲州山地で織りあげられています。独自の技術を使って、高密度・均一に織られており、複雑で繊細な柄が特徴です。立体感があり軽い織物となります。

 

オーダースーツの裏地はどう選ぶ?

オーダースーツを作る際に裏地はどのように選べばいいのか悩む方は多いのではないでしょうか。ここからは、裏地の選び方について見るポイントを紹介します。

裏地と同系色を選ぶ

裏地に悩んだ場合は、表地と同系色の裏地を選ぶと良いでしょう。例えば、表地がネイビーの場合は裏地もネイビーもしくはブルー系などで合わせると統一感がうまれます。全く同じ色でなくても、同系色で明暗や濃淡を変えると選択肢の幅が広がり、上品で洗練された印象を与えることができます。

季節に合わせて選ぶ

仕様や生地、色を季節に合わせて選ぶこともおすすめです。夏は背抜きや半裏秋冬には総裏など季節に合わせてオーダーするのも良いでしょう。また、春は優しい色味のパステルカラー、夏は爽やかなブルー系、秋は落ち着いた雰囲気のブラウン系、冬は重厚感のあるダークカラーなど、季節感を感じさせる色を選ぶとスーツをよりおしゃれに着こなせます。

シーンに合わせて選ぶ

着用するシーンに合わせて選ぶと印象が良くなります。一般的にビジネスシーンや学生の就活などで着用するシンプルなスーツの裏地は、色や柄もシンプルなものが好ましいとされています。また、結婚式などのフォーマルシーンでも目立ちすぎる色や柄は控えましょう。カジュアルなシーンでは服装が自由なことが多いため、自分の好きな色や柄を選ぶと良いでしょう。

【番外編】ベストの裏地の選び方

秋冬に多い『スリーピーススーツ』の場合は、ジャケットを脱いだ時に見える「ベストの裏地」とも合わせます。素材や色柄を選ぶときには、ジャケットと一緒に考えると良いでしょう。

 

【スーツカラー別】おすすめの裏地の色・柄

どんなスーツ・シーンにも合うのがシンプルな “無地” “ストライプ” ですが、スーツカラーによって裏地を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。ここでは、定番のスーツカラーをはじめ、人気の高いスーツカラーなどにオススメの裏地を見ていきます。

ネイビースーツ

ビジネスシーンの定番となる人気のネイビーカラーは、基本的には色柄を選ばずに楽しめます。ネイビーの無地スーツは、シンプルで清潔感があるため、落ち着いた色柄がおすすめです。幅広い場面で着用できます。

グレースーツ

大人の雰囲気を醸し出せるグレーカラーは、同色系のグレーの裏地をチョイスするのがおすすめです。あまり派手な色合いの裏地は避け、統一感のあるスタイルにしましょう。

ブラウンスーツ

秋冬になると人気が出るブラウンカラーは、落ち着いたダーク系の色柄がおすすめです。ジャケットを脱いでも季節感を感じさせる裏地にすることで、周囲にセンスの良さをアピールできます。

ベージュスーツ

ナチュラルで軽やかなベージュは、表地との統一感を意識したイエロー系の色柄がおすすめです。華やかなベージュのペイズリー柄の裏地にすることで、カジュアルウエディングの参列などにも最適です。

 

オーダースーツのおしゃれな裏地柄

既製スーツではできない、オーダースーツならではのおしゃれな裏地が多数あります。自分がなりたいスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。ここからは、おしゃれで個性を表すことができる柄を紹介します。

高級感のある「ペイズリー柄」

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高級感のある雰囲気が欲しい方に人気なのが “ペイズリー柄” の裏地となります。うっすらなデザインで、さりげなく魅せる柄がおすすめです。柄自体に存在感があるので、同色系で揃えるおしゃれ感を演出でき、かっこよくまとまります。

可愛さのある「犬(ブルドッグ)柄」

可愛さと個性的な柄を求めている方に人気が高い “犬柄” の裏地は、大きめにプリントされたブルドッグ柄が可愛らしさを表現しています。人からは見えにくい場所だからこそ、個性や好きを自由に表現できます。

おしゃれ感のある「花柄」

おしゃれ感を演出できる “花柄” の裏地となります。細かい花柄が可愛いさを表現し、オーダーならではの特別感を味わうことができます。表地が無地だとメリハリがつくため、おしゃれな印象を与えることができます。

ギャップを演出できる「迷彩柄」

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ミリタリージャケットやカーキスタイルのイメージが強く、カジュアルな服装に用いられる“迷彩柄”の裏地は、ジャケットの表地からのギャップを感じさせたい方に人気のデザインとなります。落ち着いた印象のグレーのスーツに、迷彩柄の裏地は相性が良いためおすすめです。

個性を演出できる「T.C.S(Tessuti Camicie Stampati)」

華やかなインポートのプリント裏地のT.C.S(Tessuti Camicie Stampati)コレクションは、ファンシーでポップなデザインが多数あり、裏地で個性を出したい方に人気があります。高級素材のキュプラを使用しているため、肌触りが良く上品な光沢があります。成人式や結婚式、裏地にこだわりたい方におすすめです。

 

-Global Style-裏地・スーツコレクション

オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、豊富な種類の裏地を取り扱っています。オーダーならではの裏地までこだわった着こなしを紹介します。

■ブルースーツ×ペイズリー柄
ビジネスにも使いやすいオシャレなブルー系の生地にブラウン系の裏地を合わせて、アズーロ・エ・マローネでお洒落な組み合わせとなります。ベストを脱いでも様になるスタイルです。

■ブラウンスーツ×市松模様(格子模様)柄
ブラウンに同系色の明るいチェック柄をあしらったスタイルになります。裏地にはブラウンの市松模様柄を使い、表地と裏地を同系色の温かい色合いで統一しています。ブラウンを取り入れることで秋冬感が増し、季節感を演出しています。

■ブラウンスーツ×ドット柄
艶感が際立つ表情のあるシャークスキンのブラウン生地に、あえてドット柄の裏地にすることで、高級感の中に遊びを入れています。重厚感のあるダブルスーツをブラウンカラーにすることで、柔らかい印象になります。

■グレースーツ×ダイヤ柄
雰囲気のあるグレーにピッチの広いストライプ柄が入った硬派なスタイルです。裏地は大胆なブルーのダイヤ柄をあしらい、余裕のある大人な印象になります。

▽裏地にこだわったオーダースーツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~

 

オーダースーツは裏地までこだわろう

スーツの裏地は、自分の好みに合わせた組み合わせで楽しむことができます。スーツの表地ではできない柄に挑戦できるのも魅力です。ドレスライクなスーツは、上品な印象の裏地と相性が良く、パーティーなどに着ていく特別な1着は、個性的な柄で楽しむのもよいでしょう。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、スーツの表地だけでなく裏地の種類も豊富に取り揃えております。着用するシーンや季節に合わせて色や柄にこだわり、自分だけの特別な1着を仕立ててみてはいかがでしょうか。

 

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