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スーツの着こなし術

スーツの種類とは~シーンごとに最適なスーツの種類~

(最終更新日:2024.04.01)2023.05.19 # スーツの着こなし術

スーツの種類を知る!

ビジネス・カジュアル・冠婚葬祭・プライベートとスーツを着用する機会は多くあります。そんな時に「どんなスーツが良いのか」迷ったことはありませんか。着用シーンに適した着こなしはスーツの装いの中で最も大切です。

そこで今回は、実は細かなデザインまで見ると奥が深い!『基本的なスーツの種類・デザイン』『スラックスの種類』『シーンに合ったスーツの種類』『国別のスーツスタイル』について見ていきながら、シーンごとに最適なスーツの種類をご紹介していきます。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  基本的なスーツの種類を理解しよう
2.  スーツのデザインにも種類がある
2-1.  ①襟(ラペル)の種類
2-2.  ②ベントの種類
2-3.  ③ボタンの種類
2-4.  ④ポケットの種類
2-5.  ⑤柄の種類
3.  スラックスの種類もチェックしておこう
4.  シーンに合ったスーツの種類を選ぼう
5.  国別のスーツスタイルも知っておこう

 

基本的なスーツの種類を理解しよう

スーツ選びの基本。スーツの種類 “シングル” “ダブル” か “ツーピース” “スリーピース” が分かる特徴を見ていきます。

シングルかダブル

「シングルスーツ」は、前ボタンの配列が一列になったデザイン。ビジネス・冠婚葬祭などで着用でき着る人を選びません。まずは一着という方に。「ダブルスーツ」は、前ボタンが二列になったデザイン。重厚感のあるシルエットはクラシックな雰囲気を楽しめます。近年、野暮ったいイメージはなくなりスマートにも着こなせます。

▲(左)シングル(右)ダブル▼

ツーピースかスリーピース

スーツは、シングルかダブルという種類だけではなく「ツーピース」「スリーピース」という種類もあります。「ツーピーススーツ」は、ジャケットとパンツの2点がセットになったタイプです。もっとも一般的なスーツになります。「スリーピーススーツ」は、ジャケットとパンツにプラスしてベストを含めた3点がセットになったタイプです。フォーマルで紳士な装いになります。

▲(左)ツーピース(右)スリーピース▼
 

▽▽▽スリーピーススーツが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:スリーピーススーツ完全攻略!~着るメリットとダサくならないポイントとは~

 

 

スーツのデザインにも種類がある

①襟(ラペル)の種類

スーツの表情を作る大切な襟(ラペル)にもいくつかの種類があります。まずビジネススーツで着る襟の形「ノッチドラペル」は、シングルスーツの定番仕様。もちろん、カジュアルなスーツとも相性は良く、抜群の安定感があります。

次に下襟が尖ったデザイン仕様の「ピークドラペル」は、ダブルスーツに多くカジュアルでドレッシーな印象になります。主に、結婚式やパーティーなど華やかなシーンにオススメ。

3つ目が「ショールカラー」上襟と下襟が分かれていないのが特徴、タキシード向けの襟。カジュアルなファッションに多く、ニット素材でも使われるデザイン。

 

▽▽▽スーツの襟(ラペル)・ポケットが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:スーツの襟(ラペル)・ポケットもおしゃれにきめる!ピークドラペルの魅力を紹介

 

②ベントの種類

スーツの後ろ姿の印象を決める「ベント(ジャケットの後ろ見頃の裾に入った切れめ)」。まずは最もスタンダードな「センターベント」、切れ目が裾の中央に入り動きやすさを追求したデザイン。年齢問わず合わせられます。次に両サイドに縦の切れ目が入った「サイドベンツ」、ゆったりとしたシルエットが特徴でクラシックな印象になります。3つ目が、切れ目のない「ノーベント」、主に冠婚葬祭に着るフォーマル向け。

▲(左)センターベント(右)サイドベンツ▲
▲ノーベント▲
 

▽▽▽ベントの種類が気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:センターベントとサイドベンツどっちがおすすめ?

 

③ボタンの種類

ジャケットのボタンの個数でも、スーツの印象や着こなしが変わります。それぞれの特徴を紹介します。「1つボタン」は、ボタンが1つ付いたデザインです。ドレーシー印象になるため、フォーマルスーツに使用されることが多いです。Vゾーンの深さによっても変わります。狭いと落ち着いた雰囲気、広いとエレガントな雰囲気になります。「2つボタン」は、ボタンが2つ付いたデザインです。シーンを選ばず着用できる定番スタイルです。初めてスーツを買う人におすすめです。

▲(左)1つボタン(右)2つボタン▲
 

「ダブルブレスト」は、ボタンが2列に並べられたデザインです。貫禄・重厚感のある印象を与えられます。「3つボタン」は、Vゾーンが狭く誠実な印象を与えます。最近では、2番目のボタンの上に小さめのボタンホールがあり、襟をめくるとボタンが出てくる“段返りボタン”のスーツを着る人も増えています。

▲(左)ダブルブレスト(中央:右)段返りボタン▲

④ポケットの種類

スーツの印象は、ポケットのデザインによって雰囲気が大きく変わります。中でも、“腰ポケット”は、外から見える部分なのでこだわっていきたいところ。「フラップポケット」は、ビジネス仕様のスーツに最も多く使われている定番のポケットです。雨や埃が入るのを防ぐことを目的としてあります。シーンを問わず着用でき、どんなスーツにも合います。「スラントポケット」は、ジャケットに対して平行ではなく、中心から外側にむけて斜めにデザインされたポケットです。斜めにすることで、視覚的にシャープな腰周りをスッキリと見せることができます。

▲(左)フラップポケット(右)スラントポケット▲
 

「チェンジポケット」は、ジャケットの右側にあるポケットの上に、もう一つ小さなポケットがついたデザインです。“チェンジ”は小銭という意味があり、かつては小銭を入れるために活用されていました。英国スタイルに多いデザインです。

▲チェンジポケット▲
 

「ノーフラップポケット」は、ふたがなくフォーマルな印象になります。着用シーンが限定されたスーツに、華やかなシーンにもオススメです。「アウトポケット」は、パッチポケットとも呼ばれる貼り付けポケットです。主に、ジャケットに使用されますが、素材感(フランネル・ツイードなど)のあるスーツに合わせる方も多いです。

▲(左)ノーフラップポケット(右)アウトポケット▲
 

⑤柄の種類

<汎用性抜群の無地>
柄選びに迷った時の “無地” 失敗しにくい頼りになる柄です。また、濃淡によって表情を変えたり、季節感の縛りがなく合わせられます。無地といっても、無地調の織柄(バーズアイ、シャークスキンなどもあり、選べる生地の幅は広いです。着こなしにおいても、シャツやネクタイの組み合わせを選ばず、バリエーション豊かなコーディネートを楽しめます。


<スタイリッシュなストライプ柄>

無地の次に選ぶ方が多い“ストライプ” 。柄モノの中でも種類が多く、ペンシル・チョーク・オルタネート・シャドーストライプなどがあります。ストライプは、ライン幅や太さによって、繊細・若々しさ・信頼感・誠実など与える印象を変えることができます。ビジネスシーンでは、ライン幅が狭く細いデザインがオススメ。カジュアルシーンでは、ストライプデザインに存在感を出した柄も良いでしょう。派手さをおさえ無地に近いデザインを楽しみたい場合は、シャドーストライプがオススメです。


<カジュアルなチェック柄>

無地やストライプ柄と比べると、上品さやセンスの高さを演出できるが、カジュアルな印象の強い “チェック” は、着用シーンには注意が必要です。ビジネスシーンでは、服装のルールが緩い職場ではチェック柄のスーツもOKな傾向があります。ダークな色合いに、伝統的なグレンチェックや千鳥格子がおすすめです。

 

▽▽▽スーツの色や柄の与えるイメージが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:スーツの色や柄の与えるイメージとは~誰でも印象度がアップする選び方~

 

スラックスの種類もチェックしておこう

スーツの着こなしには、スラックス選び方にも気を付けたい。ジャケットを脱いだり、シャツやベストスタイルでは、スラックスが全体の印象に大きくかかわります。“オシャレは足元から”というように足元からの印象が変わる裾上げについても見ていきます。

タックの種類は3つ

●タックとは・・・パンツの前身にある生地を畳んだヒダヒダの部分。タックがないものをノータック、タックが1本入っている場合はワンタック(1タック)といいます。タックが多いと、ウエストやヒップの腰周り・裾幅に余裕ができるため動きやすくなります。

【1】ノータックとは?
ノータックは、タックが無いデザイン。スラックスの裾幅が細くなる為、穿くとスリムな印象になります。その他、2つのデザインと比較すると、全体的にスッキリとしたシルエットとなる、若い方にも人気のスタイルです。ノータックのデザインは、カジュアルな印象を与え、スーツや普段使いのジャケットスタイルにも合わせることができます。

 

【2】ワンタックとは?
ワンタックは、タックが左右に1本ずつ入ったデザイン。スラックスの袖幅が標準的な太さとなるのが特徴で一番よく見るデザインです。ノータックと比べると腰回りに余裕ができ、軽快な動きを実現してくれます。その為、機能性・デザイン性のバランスが良いパンツとして人気があります。


【3】ツータックとは?

ツータックは、タックが左右に2本ずつ入ったデザイン。パンツ(スラックス)の裾幅はタックが多いほど太くなります。その為、ワンタックとのゆとりの差(一般的なデザインの場合はノータックより約4㎝のゆとり)があります。ただ、最近の傾向は、ノータックが大半を占めており、ゆとりを持たせたい人はツータックではなくワンタックを選択する場合がほとんどとなります。

 

▽▽▽タックパンツの種類が気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:ノータック・ワンタック・ツータックとは?違いや特徴、選び方を解説!

 

裾上げは「シングル」か「ダブル」

スーツの袖口には、主に“シングル”と“ダブル”の2つがありますが、ちょっとした違いでも印象が変わってきます。「シングル」は、ビジネスやフォーマルなど様々なシーンに合わせられる仕様。スタイリッシュなシルエットをキープする為に、ノークッション(ノーブレイク)の裾丈が良いでしょう。足元の印象をスッキリと見せたい、無地モノやスーツを軽快に見せたい方にもオススメ。

「ダブル」は、ビジネス用にも対応する仕様ですが、カジュアルな印象になるので柄モノのスーツに良く使用されます。一般的な裾丈としてあるワンクッション(ワンブレイク)、少したるみのある長さが良いでしょう。ノークッションと比べるとエレガントな印象になります。

 

▽▽▽スーツの裾上げが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:スーツの裾上げの長さの目安は?~裾上げの種類を知り足元からお洒落に~

 

 

シーンに合ったスーツの種類を選ぼう

ビジネスに合うスーツ

ビジネスシーンでは、基本的に正当派のスーツを選ぶようにしましょう。柄は、無地やストライプ。色は、ネイビーやグレーが無難です。ストライプ柄を選ぶ際は、ラインの細いタイプがおすすめです。ラインが太いタイプは、主張が強く、オフィスでは目立ちやすいスタイルになります。大事な商談や会議がある場合などは注意が必要です。ビジネスシーンでは、相手に与える印象、品よく見せれる装いを意識しましょう。

 

結婚式に合うスーツ

結婚式の正装には、“ブラックスーツ” “ダークスーツ” が一般的です。シャツは原則として白。襟型は、レギュラーカラーやワイドカラーが定番です。ネクタイは、ブラックスーツならシルバー、ダークスーツの場合は派手さをおさえた色を着用しましょう。結婚式の二次会から参加する場合は、カジュアルスーツでも良いでしょう。参加する場合の立場、例えば新郎新婦よりも派手なスーツを避けましょう。

葬式に着るスーツ

葬式での喪服の着用が基本です。スーツの色はブラック一択です。生地を選ぶ時に注意したいのが “色の濃さ”。ビジネスシーンでのブラックとは違い、葬式で着るブラックは漆黒、濃い色のスーツを着るようにしましょう。組わせるシャツは白、ネクタイは黒を合わせます。靴や靴下もブラックで揃えるのが基本です。

 

▽▽▽シーンに合ったスーツの種類が気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:正しいビジネススーツの選び方│サイズ・色柄のポイント

関連ページ:略礼服とは?礼服の3つの種類や略礼服を選ぶポイントを紹介!

関連ページ:法事に着るスーツとは?~黒色・喪服・平服で見る服装の違い~

 

国別のスーツスタイルも知っておこう

イギリスのスーツスタイル

イギリスのスタイルは、古くから貴族文化が定着しており、“他者への礼節のために装う”という服の考え方があります。“英国紳士”な装いをイメージしたい。見た目の印象は、重厚感があり男らしい雰囲気になります。カッチリとしたシルエットのジャケットは、誠実で堂々とした印象を与えます。正統派のブリティッシュスタイルは、若年層から年配者まで幅広い人気を集めています。イギリス発祥の服には、チェスターコート・ステンカラーコートをはじめ、ドレッシーでエレガントなテイストの服が多くあります。スーツの起源も16世紀のイギリスだと言われています。与えるイメージには、品があり、マジメに見える、きちんとした装いがイギリス人らしい考え方となります。

イタリアのスーツスタイル

古くからイギリスやフランスの服の下請け生産地となっていたイタリアは「自分の装いで異性の関心をひく」という服の考え方があります。見た目の印象は、どこかセクシーでエレガント、スーツで個人をアピールする傾向が強くこだわりが形になっています。イギリスに次いでスーツ大国として知られ、生地の質感は柔らかく軽めな感じの印象を与えることが特徴的です。そのため、イタリアの服は、柔らかくて曲線的なシルエットやしなやかで軽く仕上げられているモノが多いです。与えるイメージには、色気があり、洗練されて見える、繊細な着こなしがイタリア人らしい考え方となります。

アメリカのスーツスタイル

イギリス・イタリアの影響を受けつつ、アメリカ人らしいおおらかなテイストを反映させたアメリカのスーツスタイルは、カジュアルシーンに向いています。シャツやネクタイの組み合わせも個性的で、シャツはラウンドカラーを着る方が多いです。イギリスのような品格を求めず、着やすさを重視したスタイルがアメリカ人らしい考え方となります。

 

▽▽▽国別で知るスーツスタイルが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

関連ページ:国別で知るスーツスタイルの歴史~人に与えるイメージや方向性の選び方~

 

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いかがでしたでしょうか?

スーツの種類、デザイン、仕様は多種多様ですが、着用シーンに合わせてこだわりのスーツをつくった1着は愛着が持てます、是非、スーツを新調する機会の参考にしてみてください。
 
 
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