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シーン別スーツ(結婚式・葬式・パーティー)

結婚式で着る礼服とは?種類や選び方、シーンごとの着こなし方を解説!

(最終更新日:2024.12.02)2019.06.14 # シーン別スーツ(結婚式・葬式・パーティー)

メンズの礼服の種類と着こなし方,選び方のポイント

メンズの礼服について

礼服とは、冠婚葬祭時に着用する服装のこと。カジュアルファッションでは、ユニセックス(男女兼用)がありますが、スーツスタイルは、紳士服と婦人服と分かれています。礼服も同じように、メンズ用・レディース用があります。特に、メンズ用は種類が多く、シチュエーションによって着用する服装が変わります

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そこで今回は、フォーマルな場所だからこそしっかりとした服装!『メンズの礼服の種類について』『礼服を選ぶときの3つのポイント』『メンズの礼服、オーダースーツがオススメ』について見ていきながら、メンズの礼服の種類・着こなし方をご紹介していきます。

礼服 メンズ,着こなし方
 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  メンズの礼服の悩みについて
2.  メンズの礼服の種類について
2-1.  <正礼装>モーニングコート・タキシード
2-2.  <準礼装>ディレクターズスーツ・タキシード
2-3.  <略礼装> ブラックスーツ
3.  通常のブラックスーツと礼服の違い
4.  礼服を選ぶときの3つのポイント!
5.  礼服を選ぶときの注意点
6.  メンズの礼服は、オーダースーツがおすすめ
7.  グローバルスタイルの礼服スタイル

 

メンズの礼服の悩みについて

まずはじめに、皆さんは、冠婚葬祭用のスーツを持っていますか?最低限のマナーを守りながら、ダーク系・ブラックスーツを着回しているなんて方が多いかと思います。“着用頻度が少ないから安く抑えたい(レンタル)”“正式な場なので品質を大事にしたい”など、メンズの礼服について悩んでいる方も少なくないでしょう。

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最近の結婚式・イベント時の服装は、ブラックスーツのみという事がなくなり、礼服(黒)を着る場面も少なくなっています。さらに、礼服はシャツ以外のアイテムが黒で統一されているため、服の素材やシルエットに目をむけられ比較されやすくなっています。本編では、礼服の必要性や選び方のポイントを見ていきます。

メンズの礼服,着こなし方
 

メンズの礼服の種類について

まずはじめに、礼服には【正礼装・準礼装・略礼装】の3つの種類に分かれます。礼服を選ぶときには、着用シーンをしっかりと押さえておくことが大切です。ここでは、簡単に種類の違いを見ていきます。装いの種類は、大きく6つに分かれています。

◆正礼装(フォーマル):昼間・夜間
◆準礼装(セミフォーマル):昼間・夜間
◆略礼装:昼間・夜間

 

<正礼装> スタイル:モーニングコート・タキシード

正礼装は、最も格式の高い装いになります。主役である新郎や両家の父親、仲人(媒酌人)が着用。

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昼間の礼服は、格式の高い“モーニングコート”、主に新郎新婦の父親が着用。後ろを長く斜めにカットされた独特なデザインが特徴で、グレーの縦じまのスラックスが基本的なスタイルとなります。夜間の礼服は、フォーマルなパーティーに“タキシード”、基本的に、夕方以降の華やかなパーティーに着用。ブラックタイ・黒の蝶ネクタイを組み合わせ、基本的に白と黒でまとめるスタイルです。

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▲(左から)モーニングコート⇒タキシード▲
 

<準礼装> ディレクターズスーツ・タキシード

準礼装は、正礼装の次に格式の高い装いになります。主賓クラスとして招待された場合、結婚式・披露宴で着用。

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ディレクターズスーツは、昼間の準礼装として着用され、結婚式の主賓やスピーチを担当する方が着ることが多いです。黒のジャケットにグレーベストとストライプのスラックス(コール地)を合わせるのが基本スタイルです。最近の準礼装は、正礼装・準礼装を兼ねる装いとしてタキシードや、ブラックスーツを着用することもあります。

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▲(左・右上)ディレクターズスーツ(右下)タキシード▲
(引用:http://www.tuxedostation.jp/)
 

<略礼装> ブラックスーツ・ダークスーツ

略礼装は、結婚式・披露宴・二次会に招待された時の装いになります。会社の同僚や友人の結婚式に、一般招待ゲストとして出席する場合に着用。

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ブラックスーツは、礼服の中で最も一般的な略礼服です。準礼装として着用もできますが、準礼装の中では格下の扱いとなります。時間を問わず着用できるフォーマルスタイルとして便利な装いです。ジャケットの色、シャツやネクタイ、小物の合わせ方は喪服としっかりと区別することが大切です。

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▽結婚式二次会の服装のマナーについて詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:【男性向け】結婚式二次会の服装・スーツのマナーとは?会場やアイテム別で解説

和装婚の場合

結婚式の会場が神社となり、和装で行われる場合は、新郎は紋付き袴、新郎新婦の父親は紋付き袴かモーニングコートを着ます。ゲストとして参列する場合、女性は和装を着る方も多いですが、男性の場合は、和装にこだわる必要はありません。基本的に上記で紹介した、ブラックスーツの洋装でOKとなります。

(引用:https://www.niwaka.com/)
 

通常のブラックスーツと礼服の違い

一般的にビジネス時に着用するスーツと礼服のブラックスーツは、よく似ていますが違いがあります。大きな違いは“生地”と“デザイン”の2つ、「ブラックなら大丈夫!」と考えず違いをしっかりと押さえておきましょう。

 

【1】スーツの生地

通常のブラックスーツと一番分かりやすい違いは “スーツの生地” 。礼服用に使われる生地には、ドスキンやタキシードクロスがあります。また、朱子織(※1)という織り方で、質感が柔らかくしっとりとした風合いが特徴。光の反射を抑える織り方になっている事が多く、質感はマットに見えます。

●朱子織・・・平織りや綾織りと並ぶ織物の三原組織の1つ。経糸と偉糸が交差する点を出来るだけ目立たないようにしながら、織物の表面に経糸または緯糸を長く浮かせた織り形の事。サテンと呼ばれることも。

礼服生地の価格相場は、購入場所や取り扱うスーツの品質にもよるが、だいたい5万円~10万円程度と考えておくと良いでしょう。もちろん、上質な生地になればなるほど価格(10万以上)は高くなっていきます。予算に合わせてどうぞ。


【2】スーツの色の濃さ

スーツの色の濃さは、写真で比較すると違いが分かりやすいです。ビジネス時の黒は少しグレーがかった色、礼服はより濃い黒 “漆黒” 。礼服の生地にはウールが使用され、ビジネス用はポリエステル(一部)が含まれていることが多いです。また、ビジネス用のスーツには、通気性・シワに強い・ストレッチ性など機能面に特化させた生地が多いのも特徴です。先程、触れた価格の違いには、色の濃さにもあります。黒が濃いほどフォーマル度が高く、上質なモノになります。

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▲黒の違いは実際に見るとハッキリと分かります▲

【3】スーツのデザイン

礼服のジャケットは、ビジネススーツよりもフォーマルな装いが良いでしょう。キーワードは、ラペル・ベント。ラペルの違いは、「AMFステッチ」が一般的なスーツには入っていますが、略礼服(タキシード・モーニング)には、ステッチが入っていません。また、ジャケットの裾に入っている「スリット(切り込み)」をベントと言い、礼服には、切れ目のないノーベントが正式です。

メンズの礼服,,スーツのデザイン,ステッチ,ベント
▲襟の形“ピークドラペル”はよりフォーマルに▲
 

*****
結婚式に呼ばれた時の服装は、誰でも最初は悩み、知人などに聞いたり不安なことの1つ。ですが、最近の結婚式は、格式の高いホテルばかりではなく、カジュアルな雰囲気のある会場で行われる場合も多くなっています。その為、結婚式はタキシードのイメージが強いですが、ダーク系のスーツが主流となっています。

 

礼服を選ぶときの3つのポイント!

<Point.1>黒色の濃さ

普段のビジネススーツと礼服との違いで一番分かりやすいのが黒色の濃さ。礼服の装いは、濃い色ほどフォーマルになり、相手に与える印象にも品格が漂います。喪服の黒は、漆黒と言われるような濃い色が基本的なスタイルになります。

礼服 メンズ,黒色の濃さ,喪服の黒
▲(右上)ビジネス用の黒⇒礼服の黒の比較(右下)喪服の黒▲


<Point.2>サイズ感

印象が大きく変わるサイズ感は、ファッション全般において大切です。最近のスーツは、スリムなシルエットを好む傾向がありますが、礼服は少しゆったりとしたサイズ感が良いでしょう。誰しも経験のある、急な体系の変化にも対応することができ長く着ることができます。スーツのデザインによっては“アジャスター”をつけウエストサイズを調整できる仕様にできるモノもあります。

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<Point.3>いつまで着たいか(長持ち)

礼服は、一年に数回着る機会があるかないかですが、一回着れば終わりという考え方ではなく、数年(3~6年)は、着れる礼服を選ぶのが良いでしょう。そこで大切なのが、生地の丈夫さが重要になります。そこまで気にする必要はありませんが、スーツには“クラシック・細身・ゆったり”など流行りのシルエットがあります。礼服を選ぶ時は、正統派・標準的なシルエットでつくることをオススメします。

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礼服を選ぶときの注意点

1着目はオールシーズン着れるものを

礼服にはビジネススーツと同様に、春夏モノ・秋冬モノがあります。シーズン性があまりなく長く着たい礼服は、オールシーズンのモノを選びたい。1年を通して装いが変わらないモノとなり、取り扱いの多くがオールシーズン着用できるモノがほとんどです。夏場の暑さが気になる方は、サマーフォーマルを揃えておくと良いでしょう。

高すぎる・安すぎる礼服はNG

礼服は、高価なモノから安価なモノまで価格帯の幅がとても広いアイテム。選び方としては、年齢・立場・生活レベルに合った礼服が良いでしょう。良い礼服を持ちたい方もいるかと思いますが、高ければ良いわけではありません。ですが、あまりにも安価な礼服は、見た目・風合いが異なります。年に数えるほどしか無い事が多いが、スーツを着る場面としてはフォーマル度は高い為、ある程度のスーツを用意しておきたい。

 

ビジネスとの兼用ではなく、冠婚葬祭専用のものを

ビジネス用と礼服の違いでも解説したように、着るシーンや目的が異なるため、別物として考えたい。「ビジネス用のブラックスーツ」を参列時に使用すると、分かる人にとっては自身の印象を悪くしてしまいます。その反対に、礼服をビジネス時に着てしまうと、汚れや傷みが早くなり、スーツの寿命を縮めてしまうことに繋がります。

 

 

TPO(主賓・友人・高級ホテル)別で見る礼服の選び方

主賓、または挨拶やスピーチをする方

選ぶ礼服の種類 ⇒
襟の形に特徴のあるタキシードは、エレガントな印象になる“ピークドラペル”や、上襟と下襟が分かれていない“ショールカラー”が基本的なデザイン。また、艶のあるサテン素材が使用されることが多い。スラックス(シングル裾)には、側章と呼ばれる両脇のある飾りのラインが1本入り、スタイルを綺麗に魅せる効果があります。

着こなしのポイントとなるアイテムの選び方 ⇒
シャツは、白無地の「ウィングカラーシャツ」胸元にプリーツが入ったデザインは、よりフォーマルな印象になります。ネクタイは、「ブラックタイ」。シルク素材の蝶ネクタイが良い。ポケットチーフは、シルクやリネン素材で、華やかなシーンに最適な「スリーピークス」が基本となります。靴は、エナメルシューズやオペラパンプス。


◇友人、ゲストとして参加する方◇

選ぶ礼服の種類 ⇒
スーツのカラーは、ブラック・ネイビー・グレー。“基本的にダーク系”を選ぶのが良い。シルバー系(白)などは避ける。柄は、シャドー系(ストライプ)や、シンプルな無地。堅苦しくなりすぎず華やかさのあるスタイルがオススメ。

着こなしのポイントとなるアイテムの選び方 ⇒
シャツは、白無地、淡い色であればブルーやピンクでも良い。ネクタイは、シルバーやグレーのストライプ柄。カジュアルな会場の場合は、小紋柄やドット柄(小さい)のデザインもオススメ。ポケットチーフは、華やかさのある「スリーピークス」格式の高い会場でも使用可。靴は、シンプルなプレーントゥ、ストレートチップの黒の革靴。


◇高級ホテルなど格式の高い会場の場合◇

選ぶ礼服の種類 ⇒
略礼服と呼ばれる冠婚葬祭時の装いに対応できる“ブラックスーツ(礼服)”が良い。ビジネススーツとは黒の色味が異なり濃い色味が特徴。ホテルのラウンジや飲食店での結婚式、スポーティーな雰囲気のある会場ではボタンダウンシャツも良い。

着こなしのポイントとなるアイテムの選び方 ⇒
シャツは、白無地、レギュラーやワイドカラーの襟型が良い。シャツの袖にカフスリンクで華やかさを取り入れるとセンスの良さを感じさせることができます。ネクタイは、艶感のあるシルバーのストライプが基本。靴は、シンプルなプレーントゥ、ストレートチップの黒の革靴。

 

メンズの礼服は、オーダースーツがおすすめ

上記でメンズの礼服を選ぶときのポイントをみてきたように、礼服を選ぶときは、着用シーンと長く着ていける礼服を選ぶことが大切です。そこで、自分に体型に合ったオーダースーツがオススメ。一日レンタルなどもありますが、長く着用できるスーツをまずは一着持っておくのが良いでしょう。

礼服 メンズ,体型にあったオーダースーツ
既製服ではなかなか自分に合ったサイズ感がみつからず、どこかバランスが悪くなってしまう場合がありますが、オーダースーツは、自分の体型に合わせて作るため、快適な着心地と綺麗なシルエットになります。また、選べるスーツの生地も豊富に揃っているので、礼服用の黒、織り方や色味の違いで、いつもとは違う雰囲気の装いになります。

礼服 メンズ,礼服の黒,織り方や色味の違い
礼服は、頻繁に着るモノではありませんが、大切な時に使用するスーツだからこそ、良い生地で長き着られる一着を選べるオーダースーツでいかがでしょうか?パーティーやイベント、成人式、普段のスーツとは違い華やかなスーツを仕立てたい方にもオススメです。

礼服 メンズ,華やかなスーツ
 

-Global Style- 礼服スタイル

礼服 メンズ,スタイルの違う礼服
オーダースーツ専門店「グローバルスタイル」では、生地の混率の違う礼服用生地を扱っています。一見同じように見えますが、ウール100・ポリエステル混・キッドモヘア混などがあります。オリジナルの生地をはじめ、礼服用の生地だけを集めた見本帳(バンチブック)からも選べます。生地の違いは実際に見てみると分かりやすいです。

礼服 メンズ,生地だけを集めた見本帳(バンチブック)

<スタイルコレクション>
▼メンズの礼服の中でも一番着る機会が多いのがブラックスーツ。よりフォーマルな印象を演出したい方は、ダブルのブラックスタイルもおすすめです。ネクタイや蝶ネクタイも種類があります。シャツは、ウィングカラーシャツが良いでしょう。

礼服 メンズ,ブラックスーツ,ネクタイ

▼礼服スタイルは、ビジネススーツとは全く違ったスーツの着こなしとして1着持っておくと良いでしょう。ベストと合わせると、よりフォーマルな装いになります。胸元にはチーフでお洒落に決めるとワンランク上のスタイルを楽しめます。

礼服 メンズ,よりフォーマルな礼服スタイル
▽グローバルスタイルの礼服スーツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~

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いかがでしたでしょうか?

メンズの礼服の種類と着こなし方,選び方のポイント
メンズの礼服スタイルは、TPOに合わせた着こなしが良いとされていますが、最近は、ブラックスーツが主流となっています。ですが、モーニングコート・タキシード・ディレクタースーツを着る機会もまた特別な日だけに限られてきます。是非、クローゼットに1着!自分の体に合ったお気に入りの礼服をどうぞ。

 

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