ラペルピンとは

突然ですが、“ラペルピン”という言葉を耳にしたことはありますか。普段から「スーツやジャケットの見た目にこだわりたい！」とオシャレを意識している方や、礼服(結婚式)用のスーツを着用したことがある方は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。ですが、使い方・付け方・選び方について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、小物・アクセサリーで差を付けたい方に！『ラペルピンの種類と2つの使用シーン』『ラペルピンの付け方』『オシャレなラペルピンの選び方3選』について見ていきながら、ラペルピンの魅力・付け方をご紹介していきます。

 

＜ 目次 ＞ -クリックすると各内容へ飛びます-

1. 　ラペルピンの種類
2. 　ラペルピンの2つの使用シーン
2-1. 　① ビジネスでのラペルピン
2-2. 　② 結婚式シーンでのラペルピン
3. 　ラペルピンの付け方
4. 　オシャレなラペルピンの選び方3選

 

ラペルピンの種類

まずはじめに、“ラペルピン”とはどのようなアイテムなのか説明しながら、種類や着用シーンについて見ていきます。

●ラペルピンとは・・・ジャケットの下襟部分を“ラペル”と言い、ラペルの形や幅、角度に違いがあるデザイン。その襟元にある“ボタンホール(フラワーホール)”に挿すアクセサリーの事。

(引用：https://www.mistore.jp/)
【スティックタイプ】
メインの飾り部分に長い針のついたスティックタイプ。ボタンホールから針を通し、針先を生地の表側に出して留めるタイプ。角度を水平にしたり、斜めにアレンジすることができるので、用途に合わせて印象が違うオシャレを楽しめます。

▲ハットピンとして使用することも可能▲(引用：https://bibi0325.exblog.jp/ https://www.mistore.jp/) 

【ピンズ・ブローチタイプ】
スティックタイプとは違い、針が短くボタンホールに挿して留めるタイプのデザイン。モチーフの種類が豊富にあるので、コーディネートに合わせて選ぶことができます。また、針を通さないタイプなので、生地を傷めずに留めることができます。

(引用：https://item.rakuten.co.jp/shop-misako/)
【チェーンタイプ】
スティックタイプにチェーンが付いたデザイン、ピンズタイプがチェーンで繋がっているデザインがあります。一気に華やかな印象になり、パーティーシーンにも人気があります。

(引用：https://item.rakuten.co.jp/waganse-hat/) 

ラペルピンの2つの使用シーン
① ビジネスでのラペルピン

ビジネスシーンとしての使い方の1つに、社章があります。基本的にビジネスシーンでは派手さのあるアクセサリーはNGとされていることが多いです。

●社章とは・・・ボタンホールに付けるバッチ。会社のイメージアピール・身分証明、お客様に対して安心感を与える効果があります。また、会社の人間としての行動が変わり、団結力が上げる意味あいで使用する企業もあるようです。

(引用：https://www.matsumoto-kisho.co.jp/)
最近では、ビジネスカジュアルな装いがOKな職場も増え、ファッションアイテムとしての“ラペルピン”を付ける方もいるようです。その時に注意したいのが、TPO・職場の雰囲気に合わせシンプルなデザインを選ぶようにしましょう。

(引用：https://item.rakuten.co.jp/irodoriplus/) 

② 結婚式シーンでのラペルピン

“ラペルピン”を付ける場所の名称には、ボタンホールの他の“フラワーホール”と呼ばれることもあります。

●フラワーホールとは・・・その名の通り、花を挿しておくための穴として使用されていました。由来には諸説あるのですが、男性が女性にプロポーズする時に花束を渡した際、OKの意味で花束の中から一輪を取り出して、フラワーホールに挿したことの名残。

結婚式での“ラペルピン”は、格式の高い結婚式や会場の雰囲気にも左右されますが、基本的には着こなし方にもマナーがあり、主役の新郎よりも目立たないなど、オシャレに制限があります。身に着ける場合は、フォーマルで落ち着きのあるデザインが良いでしょう。二次会やカジュアルな結婚式の場合は、遊び心があり少し派手さのあるデザイン、個性的なラペルピンでオシャレを演出できます。

結婚式では、ラペルピンの他に “カフスボタン” や “ネクタイピン” “ポケットチーフ” など、華やかなアクセサリーを身に付けられます。その時に、色を合わせたり、ラペルピンをアクセントとして活用するとよりオシャレに見せることもできます。ポケットチーフと合わせる場合は、目立たせたいアイテムを明確にして統一感のあるスタイルを心掛けると良いでしょう。

(引用：https://item.rakuten.co.jp/haruharu/) 

ラペルピンの付け方

【スティックタイプ＆チェーンタイプ】
針が付いているタイプは、針の先端についている留め具を外し、ボタンホール(フラワーホール)に針を通します。針先の長さを調整し表に出し留め具を付ける。

(引用：https://ameblo.jp/)
【ピンズタイプ】
ピンズタイプは、裏側の留め具を外し、ボタンホール(フラワーホール)に針を通します。裏側の金具を取り付ける。針の長いスティックタイプとは違い、針が短いのデザインがほとんど。

(引用：https://ameblo.jp/ https://item.rakuten.co.jp/style-equal/) 

オシャレなラペルピンの選び方3選

<スタイル1>
ダーク系のスーツには、針先のでるスティックタイプのラペルピンで上品さを演出。生地に穴をあけることになるのでハイブランドでの使用は控えると良いでしょう。

<スタイル2>
ライトカラー系のスーツには、色合いのあるブローチタイプのラペルピンでオシャレに。ネクタイ・ポケットチーフとのバランスも取れるとよりセンス良くまとまります。

<スタイル3>
こちらの組み合わせは、遊び心重視のラペルピンを活用したスタイル。派手さのあるモノやキャラクターモノなどは、柄物のスーツと合わせカジュアルに見せるのが良いでしょう。

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オーダーの場合にできるアレンジ

スーツをオーダーで仕立てる場合には、ラペルのボタンホール(フラワーホール)の有無を選べるのはもちろん、ボタンホールを好きなカラーでカスタマイズできる“BUTTON HOLE COLOR-色穴かがり”仕上げにすることができます。

ラペルピンを使用しなくても、スーツの色柄に合わせて“色糸”を追加しアクセントをつけることができます。「袖」「フロントボタンホール」部分にも入れることができ、オシャレのアクセントとして覚えておくと良いかもしれません。参考までにどうぞ。

＊＊＊
いかがでしたでしょうか？

ラペルピンにはいくつかの種類があり、デザインも豊富にあります。特に、華やかなシーンにはオススメのアイテムです。是非、着用シーンやスーツに合ったモノを選ぶことでオシャレに魅せることができます。

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