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【メンズ&レディース】カジュアルフォーマルな服装とは?年代別・季節別におすすめコーデ24選を解説!
ドレスコードの一つである「カジュアルフォーマル」は、最近では結婚式の二次会やホテルでの会食など、かしこまりすぎない場面を中心に指定されることが増えています。一方で、「どこまでカジュアルにして良いのか分からない」と悩む方も少なくありません。
そこで今回は、『主なドレスコード5選』『カジュアルフォーマルの着用シーンとNGシーン』『年代別カジュアルフォーマルコーデ』『季節別カジュアルフォーマルコーデ』『カジュアルフォーマルに関するQ&A』『TPOを意識したカジュアルフォーマルを楽しもう』について見ていきながら、カジュアルフォーマルの特徴や男女別コーディネート例を紹介します。
目次
主なドレスコード5選
「ドレスコード」とは、TPO(時間・場所・場面)に合った服装の基準やルールのことです。TPOに合った服装にすることで、周囲に礼儀正しい印象を与えることができます。
(⇒カジュアルフォーマルとは? 先に見る)
1.フォーマル
フォーマルは「正礼装」とも呼ばれ、ドレスコードの中で最も格式の高い服装です。フォーマルは、昼はモーニングコート、夜は燕尾服、と分かれており、最近ではタキシードも基本スタイルになっています。女性の場合、昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスが一般的です。結婚式の主役である新郎新婦や両家の両親、仲人(媒酌人)などが着用します。
2.セミフォーマル
セミフォーマルとは「準礼装」とも呼ばれ、フォーマルの次に格式の高い服装のことを指します。セミフォーマルもフォーマルと同様、昼と夜で服装が分かれていて、昼はブラックスーツもしくはディレクターズスーツ、夜はタキシードが基本です。女性の場合はドレッシーなパーティードレスやセレモニースーツを着用すれば問題ないでしょう。
3.インフォーマル
インフォーマルは「略礼装」と呼ばれ、セミフォーマルよりややカジュアルなドレスコードです。結婚式やパーティーに列席する招待状に「平服でお越しください」と指定があった場合などに該当します。ブラックスーツや、ネイビー・チャコールグレーなどのダークカラースーツの着用が基本になります。女性の場合、カジュアルなパーティードレスやワンピース、ビジネス用ではないエレガントなスーツなどであれば問題ないでしょう。
4.ビジネスアタイア
ビジネスアタイアとは、ビジネスシーンにおける最も基本的な服装のことを指し、日常の業務から商談、会議まで幅広く対応するスタイルです。インフォーマルよりややカジュアルになりますが、相手に信頼感や清潔感を与えることが求められます。男性は落ち着いた色味のビジネススーツが基本です。女性の場合はジャケットとスカート、またはパンツの組み合わせや、ビジネス向けの上品なワンピースなどが良いでしょう。
5.カジュアルフォーマル(スマートカジュアル)
カジュアルフォーマルとは、きちんとしていてきれいに見えるカジュアルスタイルのことを指しており、「スマートカジュアル」とも呼ばれています。明確な定義はありませんが、フォーマルと呼ばれる正装や礼服などと比べると、やや自由度が高いものの程よいきれいめ感も兼ね備えているのが特徴です。男性の場合はきれいめなジャケパンスタイル、女性の場合はワンピースやスカート、パンツスタイルなどが良いでしょう。普段着よりもきちんと感がありながら、堅苦しさのないスタイルが理想です。
カジュアルフォーマルの着用シーンとNGシーン
カジュアルフォーマルは、ホテル・レストランで行われるカジュアルなパーティーでの着用がおすすめです。カジュアルフォーマルはきちんと感はあるものの、あくまでもカジュアルな着こなしなので、格式の高い結婚式やパーティーなど、フォーマルな印象が求められる場面にはふさわしくありません。TPOを意識することが大切です。また、TPOが適当でも、サイズ感が合っていないとだらしない印象を与えてしまうことがあります。既製品が体型に合わない方は、オーダースーツ専門店などでオーダーメイドの服を仕立てるのもおすすめです。
【男性・年代別】カジュアルフォーマルコーデ8選
1.【20代】ベージュジャケット×ホワイトパンツ
20代男性のカジュアルフォーマルには、ベージュジャケットにホワイトのパンツとシャツを合わせたスタイルがおすすめです。ベージュとオフホワイトのシンプルな色使いは、涼し気で清潔感のある印象を演出します。リゾート地や避暑地での結婚式・パーティーなどにもマッチする若々しい着こなしです。
2.【20代】ライトグレージャケット(ダブル)×ブラックパンツ
20代男性のカジュアルフォーマルには、ライトグレーのダブルジャケットを主役にしたモノトーンスタイルも良いでしょう。全体をグレーとブラックでまとめることで、落ち着きのあるシックな印象に仕上がります。程よいモード感もあるため、夜のパーティーシーンでもよく映える秋の装いです。
3.【30代】ネイビージャケット×ホワイトパンツ
30代男性のカジュアルフォーマルは、紺ブレジャケットに白のパンツを合わせた爽やかなスタイルがおすすめです。トラッドの定番アイテムである紺ブレは、きちんと感と上品さを両立することができます。また、ブルーシャツとチェックタイの組み合わせによって、若々しさや適度なカジュアル感を表現できるため周囲への好感度も抜群です。
4.【30代】ベージュジャケット×ブラックパンツ
30代男性には、キャメルベージュのジャケットにブラックを合わせた配色もおすすめです。暖色系のキャメルベージュのジャケットにブラックのタートルネックニットを合わせ、温かみを表現しています。また、パンツとインナーを黒に統一することで適度なフォーマル感も醸し出しています。
5.【40代】ホワイトジャケット(ダブル)×ネイビーパンツ
きちんと感を意識したい30代男性のカジュアルフォーマルには、ホワイトのダブルジャケットにネイビーパンツを合わせたスタイルがおすすめです。重たく見えることもあるダブルジャケットですが、リネン混のホワイトにすることで程よいカジュアルさを演出します。さらに、ダークネイビーのパンツと、薄いブルーのシャツを合わせることで、上品で清潔感のある雰囲気を醸し出します。
6.【40代】ブラウンジャケット×ベージュパンツ
40代男性のカジュアルフォーマルには、ブラウンチェックのジャケットにベージュパンツを合わせた同系色コーデがおすすめです。英国調のチェック柄がトラッドな雰囲気を演出し、落ち着きや品の良さを強調しています。精神的に余裕や落ち着きのある、40代の大人の男性に特におすすめしたい秋らしいコーディネートです。
7.【50代・60代】ブルージャケット(ベスト付き)×カーキパンツ
50代・60代男性のカジュアルフォーマルコーデには、爽やかなブルージャケット&ベストにカーキパンツを合わせたスタイルが良いでしょう。うっすらと入ったチェック柄が特徴のブルージャケットは、同素材のベストを合わせることでフォーマル感をプラス。さらに、同じトーンのライトカーキパンツで上品にまとめれば、洗練された大人の余裕を感じさせるコーディネートが完成します。
8.【50代・60代】チャコールグレージャケット(ダブル)×グレーパンツ
50代・60代男性は、チャコールグレージャケットを主役にしたスタイルもおすすめです。重厚感のあるダブルジャケットですが、軽く羽織るようなイメージのアンコン仕立てに、金ボタンを採用することで程よいカジュアルさを演出します。また、グレンチェックのパンツとボルドーのタートルネックニットによって、温かみや上品さのあるコーディネートが完成します。
【男性・季節別】カジュアルフォーマルコーデ4選
1.【春夏】ブルーグレージャケット×ブラウンパンツ
春夏のカジュアルフォーマルには、ブルーグレージャケットにブラウンパンツを合わせた大人らしい配色が好印象です。淡い色味のジャケットに落ち着いたブラウンパンツを合わせることで、上品さと柔らかさを演出します。さらに、バンドカラーシャツ(立ち襟のシャツ)によって、男性らしい大人の余裕を感じさせるコーディネートに仕上がります。
2.【春夏】ライトカーキジャケット×ブラウンパンツ
春夏のカジュアルフォーマルを大人っぽくまとめたい男性には、ライトカーキのジャケットにブラウンパンツで、夏らしくまとめたジャケパンスタイルがおすすめです。アースカラー同士の組み合わせが、大人っぽくシックな印象を演出しています。また、バンドカラーと呼ばれる立ち襟のシャツを合わせることで程よい柔らかさを感じさせるコーディネートに仕上がります。
3.【秋冬】ネイビージャケット(ダブル)×グレーパンツ
男性の秋冬のカジュアルフォーマルコーデとしておすすめなのが、紺ブレダブルジャケットにグレーパンツを合わせた王道トラッドスタイルです。メタルボタンとパッチボタンを採用したジャケットに、ロンドンストライプのシャツを合わせることで、堅くなりすぎず洗練された印象に仕上がります。程よいカジュアルさの中に大人の品格を感じさせる着こなしです。
4.【秋冬】グレージャケット×デニムパンツ
秋冬のカジュアルフォーマルには、グレンチェックジャケットにデニムパンツを合わせたスタイルもおすすめです。英国調のきちんと感に、デニムパンツの程よいカジュアル感をプラスすることで、こなれ感のある印象に仕上がります。デニム素材はカジュアルな印象がありますが、ドレッシーなスラックスデザインにすることできちんとした見え方になります。
▽男性のスマートカジュアル(カジュアルフォーマル)について詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:【男性向け】スマートカジュアルとは?季節別おすすめメンズコーデ12選を動画付きで紹介!
【女性・年代別】カジュアルフォーマルコーデ8選
1.【20代】ブルージャケット(ダブル)×ライトブルーパンツ
20代女性のカジュアルフォーマルには、爽やかさときちんと感を両立したコーディネートがおすすめです。深みのあるブルーのダブルジャケットが洗練された印象を与えます。さらに、ライトブルーのパンツを合わせることで、上品かつ清潔感のある雰囲気に仕上がります。
2.【20代】グレースリーピーススーツ
20代女性のカジュアルフォーマルコーデとしては、グレーのスリーピーススタイルもおすすめです。同素材のテーラードジャケット、ベスト、ワイドパンツを組み合わせることで、メンズライクかつクラシカルな雰囲気に仕上がり、まるで英国紳士のような気分が味わえるでしょう。
3.【30代】ネイビージャケット×ホワイトパンツ
30代女性のカジュアルフォーマルコーデには、ネイビーストライプのテーラードジャケットとホワイトパンツを合わせた爽やかなスタイルが良いでしょう。インナーとボトムを白で統一することで、マリンテイストの軽快さと上品さを兼ね備えた、大人の春スタイルが完成します。
4.【30代】ブラウンスーツ
30代女性のカジュアルフォーマルコーデは、ブラウンチェックのノーカラースーツスタイルも好印象です。伝統的な英国チェック柄がトラディショナルな雰囲気を醸し出します。さらに、全身をブラウン系のワントーンでまとめることで、落ち着きとシックさを感じさせる着こなしに仕上がります。
5.【40代】ホワイトジャケット×ライトグレーパンツ
40代女性のカジュアルフォーマルには、オフホワイトのノーカラージャケットにライトグレーパンツを合わせたスタイルがおすすめです。軽やかさのあるノーカラージャケットに、同系色のインナーと、ライトグレーのパンツを合わせることで、程よい柔らかさと清潔感のある着こなしに仕上がります。
6.【40代】グリーンジャケット(ダブル)×ブラウンパンツ
40代女性のカジュアルフォーマルは、落ち着きのあるアースカラーコーデも良いでしょう。深みのある色使いが大人の余裕を感じさせ、ワイドシルエットのパンツがリラックス感をプラスします。程よくカジュアルながらも、全体をシックにまとめることで40代の女性らしい上品なスタイルに仕上がります。
7.【50代・60代】グレージャケット×グリーンワンピース
50代・60代女性のカジュアルフォーマルには、グレージャケットとダークグリーンのワンピースを合わせたスタイルが良いでしょう。グレンチェックのテーラードジャケットに、柔らかな素材感のワンピースを合わせることで、クラシカルの中に穏やかさを感じさせるコーディネートに仕上がります。
8.【50代・60代】ブラウンジャケット×ホワイトパンツ
50代・60代女性のカジュアルフォーマルには、クラシカルなツイードチェックのノーカラージャケットを主役にした上品なスタイルもおすすめです。上半身に表情のある素材を取り入れつつ、オフホワイトのパンツを合わせることで、重たくなりがちな冬コーデに程よい抜け感がプラスされます。
【女性・季節別】カジュアルフォーマルコーデ4選
1.【春夏】パープルジャケット(ダブル)×グレーパンツ
春夏の女性のカジュアルフォーマルには、程よいカジュアル感と季節らしい軽やかさを演出するコーディネートがおすすめです。パープル×バーズアイのダブルジャケットがさりげない表情を加えつつ、グレー×チェックのパンツを合わせることで上品な印象にまとまります。
2.【春夏】ネイビーワンピース
春夏のカジュアルフォーマルには、ネイビーのワンピースを主役にしたシンプルな着こなしも良いでしょう。フレンチスリーブやウエストのギャザーデザインが、程よいリゾート感と女性らしい柔らかさを演出します。きちんと感と涼やかさを両立した夏らしいコーディネートです。
3.【秋冬】グレージャケット×ベージュパンツ
秋冬の女性のカジュアルフォーマルは、落ち着きの中に程よい華やかさを取り入れ、季節感を演出すると良いでしょう。グレーをベースに赤のラインの入ったチェック柄ジャケットに、ベージュパンツを合わせることで、女性らしさと品の良さを兼ね備えた秋冬コーデが完成します。
4.【秋冬】パープルジャケット×ベージュパンツ
深みのあるパープルジャケットを主役にしたコーデもおすすめです。上品な色味のジャケットにベージュパンツを合わせることで、華やかさと落ち着きをバランスよく表現しています。さらに、インナーのタートルネックニットが季節感と柔らかさをプラス。大人らしい上品な秋冬向けカジュアルフォーマルです。
▽女性のスマートカジュアル(カジュアルフォーマル)について詳しく知りたいはこちら。
■ 関連ページ:【女性向け】スマートカジュアルな服装とは?NGアイテムやおすすめコーデ16選を紹介
カジュアルフォーマルに関するQ&A
Q.カジュアルフォーマルではネクタイはしなくていい?
A.ネクタイをする必要はありません。
カジュアルフォーマルでは基本的にネクタイをする必要はありません。あくまでカジュアルなフォーマルスタイルなので、ネクタイをしなくてもジャケットを着ているだけで十分にきちんとして見えます。もちろん、他の人と違いを出したい方はネクタイをしても問題ありません。その場合、ビジネスシーンで着用するような光沢のあるシルクのネクタイではなく、ニットタイやリネン素材のチェックタイなど素材感のあるタイプは、程よくカジュアルな印象になるためおすすめです。
Q.カジュアルフォーマルに適した靴は?
A.ソールがゴムやラバーの革靴、もしくはスエードタイプなどがおすすめです。
カジュアルフォーマルな着こなしの足元は、スポーツ系のスニーカーよりも革靴タイプをおすすめします。デザインはドレッシーでも、ソールはゴムやラバーなど少しカジュアルなタイプが良いでしょう。また、ビジネスシーンでは紐靴がメインですが、ローファーやスリッポンタイプも程よくカジュアルな印象を与えます。また、表面が起毛してあるスエードタイプなども良いでしょう。どうしてもスニーカーを履きたいという方は、レザースニーカータイプがおすすめです。ドレッシーな雰囲気があるため、きちんとしたジャケパンスタイルにもマッチします。
Q.カジュアルフォーマルではジーンズを着用しても良い?
A:きれいめなジーンズであれば問題ありません。
きれいめなジーンズであれば、カジュアルフォーマルで着用しても問題ありません。ただし、ダメージデニムや色落ち加工の激しいタイプなどは、カジュアル過ぎる印象を与えるため不適切です。同じジーンズでも加工感のないタイプなら、きちんとしたジャケットとも相性抜群です。また、デザインもカジュアルな5ポケットタイプではなく、スラックスタイプで着用することをおすすめします。
TPOを意識したカジュアルフォーマルを楽しもう
カジュアルフォーマルは、程よいきちんと感とリラックス感を両立するドレスコードですが、大切なのはTPOを意識することです。自身の年代や季節などに合わせてコーディネートすることで、より周囲に好印象を与えられるスタイルが完成するでしょう。
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Supervisor - この記事の監修者
大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。





