スーツのお手入れ方法
気になる“スーツのテカリ”の原因と防止方法|段階別で分かる直し方とは?
スーツに限らず、ファッションには劣化し寿命があるモノと、経年変化を楽しむモノの2種類があります。特に着用頻度の高いスーツは、お手入れやクリーニングをさぼってしまうと、劣化して寿命が短くなってしまいます。中でも「スーツのテカリ」は、見た目の印象が大きく変わってしまうため、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、『スーツのテカリが発生する原因』『スーツのテカリを防ぐコツ』『スーツのテカリ~3つの取り方~』『スーツのテカリは、日々のお手入れで対策を』について見ていきながら、スーツのテカリの防ぎ方や落とし方をご紹介していきます。
目次
スーツのテカリが発生する原因
スーツのテカリとは?
スーツのテカリとは、表面が鏡のようにツルツルで、光が反射している状態のことを指します。正常なスーツ生地の表面は、繊維特有のデコボコがあるため光が拡散されます。またテカリの原因は、主に圧着と摩擦です。生地の繊維にかかる圧力が摩擦によって押しつぶされてしまうことで、テカリが発生します。スーツのテカリの直接的な原因は、主にアイロンを強くかけ過ぎてしまったり、荷物入りの肩掛け(リュックサック)などで鞄が押され続けることなどです。また自転車での通勤時や、デスクワークのパソコンや資料作成などで、袖口が机と擦れ続けたり、椅子に座ることで腰回りやお尻がこすれることなどでも起こります。
※スーツの繊維は、主にウールとポリエステル(合成繊維)で作られていますが、新品のモノほど生地の表面がぼこぼこしています。

スーツのテカリを防ぐコツ
スーツのテカリを防ぐためには、日々のお手入れや、保管の仕方が大切です。品質の良いスーツでも、着用後は汚れや埃、シワはつきものです。毎日の手入れの積み重ねが大切です。
・毎日のブラッシング
・サイズのあったハンガーを使用する
・スーツを2着以上揃え、ローテーションさせる
・TPOをわきまえ、デスクワーク時にジャケットを脱ぐ
ビジネスマンにとって欠かせないスーツ。複数着、特に3~4着持っている方が多いのではないでしょうか?毎日同じスーツを着ていると、傷みのスピードが速くなってしまいます。そのため、スーツは2、3日おきにローテーションで着回すのが理想的な間隔となります。
スーツを休ませることで、繊維が傷んでしまうことを防ぎ“スーツのテカリ”だけではなく、生地の品質を保つことができます。そこで大切なのが、スーツ用ハンガーの選び方です。サイズが合っていないと、襟元が崩れ、シワができやすく、余計な摩擦や圧着の原因となります。スーツのジャケットの肩幅を意識し、肩先の厚みが4㎝以上のものがおすすめとなります。
▽スーツを長持ちさせる方法とスーツ用ハンガーの選び方について気になる方はこちらもチェック。
■ 関連ページ:スーツを長持ちさせる保管方法とは? 普段のお手入れ方法もご紹介!
■ 関連ページ:スーツ用ハンガーの選び方とは?種類や型崩れ防止のポイントを解説
スーツのテカリ~3つの取り方~
ここからは、日々のお手入れが難しく、“スーツのテカリ”が起こってしまった場合の取り方を3つの方法に分けて見ていきます。テカリの強さによって、取り方も変わってきます。
【初期段階】1. ブラッシング
ブラッシングのメリットには、汚れを落とすだけではなく、繊維の流れを整えることができ、綺麗な光沢をキープできます。テカリの原因となる、繊維が圧着によって押しつぶされている状態をブラッシングをすることで起こすことができます。
程度の軽いテカリは、ブラッシングするだけでも取れる場合がありますので、毎日のブラッシングを行うことが重要です。強くこすり過ぎるとテカリが悪化してしまうので、注意が必要です。ブラシの変わりに歯ブラシを使用することもできます。ベルトループなど、細かいブラッシングに良いでしょう。
■ 関連ページ:洋服ブラシの選び方から使い方、おすすめの種類やスーツのお手入れ(ブラッシング)を完全解説
【第2段階】2. スチームアイロン
ブラッシングと同じ様に、強くかけてしまうとテカリの原因になります。アイロン掛けは、スチームの蒸気を上手く利用することがポイントです。
【アイロン掛けの手順】
①スチームアイロン、あて布(綿100%)を用意。
②スーツのテカリ部分を上にし、あて布を置く。
③アイロンをあて布の上に浮かし、生地の様子を見ながらスチームをかける
※この時、アイロンを生地に置かないようにし、直接スチームを当てないようにする※
スチームアイロンを使用したスーツのテカリの取り方は、ウールの湿気を吸うと繊維の表面のデコボコが開く、湿気を逃がそうとする特性を利用した方法になります。スチームを当てながら、テカリが収まってきたところで、アイロン掛けをやめるのがコツです。アイロン前に、繊維を起こすようにしっかりとブラッシングを行うと、潰れてしまった繊維が元に戻りやすくなります。
【第3段階】3. アンモニア水

【アンモニア水を使用した手順】
①水100mlに対してアンモニア水7~8mlほどを混ぜた物を霧吹きに入れる
②テカリの部分に生地が湿るくらいまで吹きかける
③ぬれた部分に当て布をしてアイロンをかける
④アンモニアのニオイがなくなるまでアイロンをかける
⑤ブラッシングをし、陰干しをして乾かす
こちらは、NHK「あさイチ」の「スゴ技Q サクッとスッキリ!「直す技」で特集された内容になります。(引用:http://www1.nhk.or.jp/)
それでもスーツのテカリが気になる場合は、クリーニング店に相談しましょう。繊維の摩擦によって起こるスーツのテカリは、少し目立ちにくくはなりますが、落としきることが難しいです。そのため毎日のお手入れが大切になります。もしクリーニングに出す場合は、洗濯タグを確認しておくと良いでしょう。
スーツのテカリは、日々のお手入れで対策を
ビジネスマンに欠かせないスーツ。お気に入りのスーツほど、長く愛用したいですよね。スーツのテカリは、日々のお手入れで対策することができます。ぜひ、参考にしてみてください。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、業界最多クラスの約5,000種類以上の生地を取り揃えているため、テカリの起きにくい生地でスーツをお仕立てすることも可能です。お気に入りの一着を長持ちさせるため、日々のお手入れを心がけましょう。
▽自分好みのサイズ感・デザインのオーダースーツを検討中の方はこちら。
■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~
オーダースーツ専門店「Global Style (グローバルスタイル)」とは?
“オーダースーツを、ビジネスマンの皆様にもっと気軽に楽しんでほしい。オーダースーツの新しい在り方を提案していきたい。”
そんな想いから生まれた、オーダースーツ専門店のグローバルスタイル。


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