スーツはサイズ感が重要！アイテム別に正しい選び方を詳しく解説

スーツの印象を大きく左右するのが「サイズ感」です。特に重要な会議や取引先との打ち合わせなどでは、サイズ感ひとつで相手に与える印象が変わります。また、ジャケットやベスト、パンツなど、細かな箇所に気を配ることで、着心地の良いスーツスタイルで快適に過ごすことも可能です。

そこで今回は、『スーツはサイズ感で着心地と印象が決まる』『ジャケットのサイズ感』『ベストのサイズ感』『パンツ（スラックス）のサイズ感』『シャツのサイズ感』『ジャストサイズなスーツでかっこよく決めよう』について見ていきながら、適切なスーツのサイズ感について紹介します。

 

スーツはサイズ感で着心地と印象が決まる

(左：体型に合っていないスーツ、右：オーダースーツ)スーツは、適切なサイズ感のものを着用することが重要です。スーツはぴったりすぎると窮屈に感じ、着心地が悪くなります。反対に、大きすぎてもだらしない印象になってしまいます。体型に合ったオーダースーツであれば、着心地の良さに加え、「きちんと感」や「信頼感」といったポジティブな印象を周囲に与えることができるでしょう。スーツはフォーマルな場面やビジネスシーンで多く着用されます。周囲に対する礼儀や信頼感の表われにもなるので、自分の体型に合ったスーツを選びましょう。

 

動画付き｜スーツジャケットのサイズ感

ジャケットは全体の印象を左右する重要な要素です。サイズ感が合っていないと全体のバランスが崩れ、スタイルが悪く見える原因にもなります。ぜひ、動画のサイズ診断を行い、ジャケットを選ぶときの参考にしてみてください。

肩

「スーツは肩で着る」と言われるほど、ジャケットの肩部分のフィット感は重要です。自分の肩とジャケットの袖山がしっかり合っていて、肩先を軽くつまめる程度のゆとりがあるものを選びましょう。適度なゆとりがあることで、肩にシワができづらく、腕も動かしやすくなります。しかし、肩幅には個人差があり、なで肩やいかり肩に悩む方も少なくありません。そのような方は、オーダースーツ専門店で仕立てるのがおすすめです。お店のスタッフにしっかりと要望を伝え、体型の悩みを解消したサイズ感のスーツを仕立てましょう。

胸・お腹周り

最近はスッキリと見せるために細身のスーツを選ぶ方が増えています。しかし、細くしすぎるとスーツにシワが入り、窮屈な印象を与えてしまうこともあります。大きめのサイズを選んでもダボっとしただらしない印象に繋がります。ジャケットは、襟が綺麗に胸に沿っていて、ボタンを留めても胴まわりや胸元にシワの出ないサイズ感を選びましょう。

ボタンを締めた状態で「手のひら1枚～1枚半」程度のゆとりを持たせましょう。正しく着用した状態でボタンを留めて、サイズをチェックすることがおすすめです。

袖

袖の長さは、腕を下ろした状態で、袖口が手首の骨（手首のくぼみ）のあたりにくる長さが目安です。長すぎず短すぎない、自然なバランスになります。「親指の先から11～12cmが目安」と言われることもありますが、これはあくまでひとつの基準に過ぎません。体型には個人差があるので同じ基準で考えてしまうとバランスが悪くなることがあります。普段使用しているシャツの袖丈を確認し、そのうえでシャツよりも少し短い袖丈のジャケットを選ぶと良いでしょう。

▽袖の適切な長さについて詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：スーツの袖の適切な長さとは？袖口の種類や決める際のポイントを解説

着丈

お尻がちょうど隠れる程度で、少し覗くようなサイズ感が理想的です。立ったときに裾からヒップラインが少し見える位置にすると、全体のバランスが良くなり、スッキリとした印象になります。最近は脚を長く見せるために着丈を短くするスタイルも人気ですが、短すぎる着丈は、大人らしい落ち着きが欠けてしまいます。また、以前はやや長めの着丈が主流でしたが、長すぎるとだらしない印象やスーツに「着られている感」が出てしまう可能性もあります。着丈はシーンや体型とのバランスを考慮して選ぶことが大切です。

▼さらに詳しい選び方はYouTubeをチェック▼

【サイズ診断付き】スーツのサイズ選びの正解とは｜なんだか古臭く見える…

 

スーツベストのサイズ感

ベストにはジャケットを脱いでもだらしなく見えないというメリットがあります。しかし、サイズ感が合っていないと窮屈に見えたり、締まりのない印象になることもあります。自分に合った適切なサイズ感のベストを選び、上品に着こなしましょう。

袖・胴

ベストの袖周り（アームホール）は、腕に適度なゆとりがあり、後襟が首の後ろにフィットしているものを選びましょう。袖周りにゆとりがないと腕が動かしづらくなり、ゆとりがありすぎても背中が浮いて、だらしない印象になってしまいます。また、胴回りは一番下のボタン以外を留め、座った状態でベストが張らないくらい、立った状態でベストを少し動かせる程度が目安です。スッキリと見せるために小さいサイズ感のベストを選ぶと、窮屈な印象を与えるだけでなく、生地に負担がかり、型崩れの原因にもなるため注意しましょう。

着丈

ベストの着丈は、正面から見たときにベルトのバックルが隠れ、横から見たときにベルトがわずかに見える程度が目安です。ベストには腰の位置を自然に隠し、脚を長く見せる効果もあるので、ベルトやシャツが隠れるくらいの長さを意識しましょう。着丈が短すぎると、ベルトやシャツが見えてしまい、ベストの上品さが損なわれてしまいます。着丈が長すぎても、胴が長くスタイルが悪く見えてしまいます。購入する際は、シャツやベルトと合わせて試着し、全体のバランスを確認することをおすすめします。

 

動画付き｜スーツパンツ（スラックス）のサイズ感

適切なサイズ感のパンツ（スラックス）は、下半身をスッキリと見せ、全体のバランスを整えてくれます。また、見た目の印象だけでなく、座ったときや歩いたときの動きやすさにも直結するため、動画のサイズ診断を行い、正しいサイズ感のものを選ぶことが大切です。

ウエスト・ヒップ

パンツのウエストは、腰骨に近い位置に左右それぞれ指を1本ずつ入れて確認しましょう。多少の圧迫感がありつつも、指がしっかり入る程度のゆとりがあるのが目安です。前側から手を入れて確認する方法もありますが、お腹は柔らかいため、きついパンツでも余裕があるように感じてしまうことがあります。また、ヒップのサイズ感も重要です。サイズが大きすぎると余計なシワが入りだらしなく見えます。小さすぎても生地が引っ張られてシワや張りが出てしまいます。ヒップラインが極端に出すぎず、自然に沿う程度の適度なゆとりがあるサイズ感を選びましょう。

裾

裾は、長さによって印象が変わるので、パンツのシルエットや好みに合わせて調整するのがおすすめです。テーパードパンツは、裾が長すぎるとクシャっと裾が折れてしまいます。そのため少し短めの「ハーフクッション」や「ノークッション」にすることで、スッキリと綺麗に見せることができます。ストレートパンツの場合は、裾が靴に乗って少したるむ程度の「ワンクッション」がおすすめです。基本的にハーフクッションを選べば問題ありませんが、カジュアルにしたい方はノークッション、クラシックで重厚な雰囲気にしたい方はワンクッションのように好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

▽裾の長さの目安や種類について詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：裾上げの長さ目安や種類、方法は？適切な長さで足元からおしゃれに

▼さらに詳しい選び方はYouTubeをチェック▼

【至急確認】スーツのサイズ選びの正解【サイズ診断】そのスーツ選び古いかも。

 

番外編：シャツのサイズ感

 

ジャストサイズなスーツでかっこよく決めよう

スーツは正しいサイズ感を意識して選ぶだけで、印象だけでなく着心地も良くなります。スーツを購入する際は、ぜひ今回ご紹介した選び方やサイズ診断を参考にしてみてください。きっと自分にぴったりのスーツが見つかるでしょう。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、プロのスタイリストがあなたの体型や好みに合わせたサイズ感のスーツをご提案します。スーツのサイズ感で悩んでいる場合は、ぜひオーダースーツをご検討ください。

 

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