【2020年6月】「グローバルスタイル」～ＭＤ目線夏のREDA～

（最終更新日：2024.04.01）2020.05.20 # スーツの着こなし術

【2020年6月】「グローバルスタイル」～ＭＤ目線夏のREDA～

こんにちは、2020春夏素材で前回のFOXに続きオススメをMDの私の目線でご紹介していきます。
※MD=マーチャンダイジング、皆さまに適切な商品を適切なタイミングでお届けするお仕事でございます。

今回ご紹介する生地は、イタリアREDAから軽くて便利な【ATTO】

イタリアの生地メーカーとして有名なREDA社が織り上げる夏にピッタリの生地です！ウール100％の素材で織り方は生地の目を詰め過ぎない【平織】・英語というと【TROPICAL】。名前の通り夏に最適な生地の織り方で、縦横交互に糸を通して織り上げることで糸と糸の間に隙間が出来る為、中の湿気や熱気を外に逃がしやすく肌への接着面が少ないことから、肌触りもさらりとした素材に仕上がっています。

REDA【ATTO】3つのオススメポイントとは

1, 強撚糸（糸同士を撚り合わせた物）を使っている為皺に強い
2, 織りの段階でストレッチ性を持たせているので着用が快適
3, 撥水・撥油加工がされているので梅雨時期や食事のシーンでも活躍

特に3番目の撥水・撥油に関しては、外からの汚れに対してのみ強いイメージがありますが、夏場ですとスラックスの中でべたつく汗に対しても有効ですので梅雨～盛夏にかけてかなり活躍してくれます。

では生地も詳しく見ていきましょう！

【1】使いやすい色味のオルタネートストライプ

まずはストライプから。色はブルグレートライトグレーにストライプが2色使いで入っているオルタネートストライプ。

色自体は派手色ではなく使いやすい色味ですが、オルタネートストライプでデザインされているのでシンプルでありながお洒落感も出せる生地です。スーツに仕立てるときはあまりごちゃごちゃさせ過ぎずシンプルに仕立てるのが吉です！

【2】艶が無くても仕立て映えするチェック

ATTOのシリーズは、イタリア生地らしい艶は若干控えめですが、チェック柄は艶が無くても色の出し方デザインの出し方が綺麗なので、艶が無くともしっかりと仕立て映えする生地になっています。

また、艶が無いということは仕上がり時に生地が光り過ぎて悪目立ちすることも少ない為、チェック柄であっても落ち着いた印象で着こなすことが出来ます！チェック柄を今まで着たことが無い方にはチェック柄スーツの入り口としてもオススメです！

【3】無地調ながらデザイン性を感じられるピンヘッド

最後に、ピンヘッド。見た目はほぼ無地ですが、生地の織り方で若干の凹凸を付けております。元々は英国の伝統的な織り方のバーズアイの派生形ですが今では一般的な織として幅広く使われています。

遠くから見れば無地調で、近くで見ると少しデザインがされている扱いやすいデザインです。スラックスだけを使うシーズンでは没個性にならずに使えるので1つあると大変便利です。

REDA【ATTO】は使い勝手・デザイン共に魅力的で持っておくと重宝するスーツになりますので、本格的な夏が来る前に準備しておくのがオススメ！また、グローバルスタイルではREDA【SILKY EFFECT】もご準備しております。年間通して着用でき艶系の生地がお好きな方はぜひこちらでお仕立てください！！