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デザイナー監修企画

ワイシャツのディテールにこだわる!~オシャレにオススメのオーダー~

(最終更新日:2024.04.01)2020.07.22 # デザイナー監修企画

ワイシャツのこだわり方とは?

鏡の前に立った時、「着ているワイシャツがしっくりこない」「ワイシャツのサイズ感がイマイチ」「もうちょっとしっかり着たい!」など思ったことありませんか。“ビジネス” “冠婚葬祭” “リクルート(就活)”とワイシャツを着用する機会は多くあり、意外とジャケットを着ていてもシャツ姿でいる時間も多いのではないでしょうか。実は、ワイシャツにもこだわれる箇所(ディテール)が様々あります。

そこで今回は、ワイシャツ一枚一枚にこだわりたい方に!『ワイシャツのディテール“4つのデザイン”を知る』『ワイシャツの素材』『ワイシャツの選び方とオシャレさを上げるオーダー』について見ていきながら、ワイシャツのディテールと選び方をご紹介しています。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  ワイシャツのディテール“4つのデザイン”を知る
1-1.  ワイシャツの襟型を知る
1-2.  ワイシャツの前立てを知る
1-3.  ワイシャツのバックスタイルを知る
1-4.  ワイシャツのカフスデザインを知る
2.  ワイシャツの素材について
3.  ワイシャツの選び方とオシャレさを上げるオーダー
4.  グローバルスタイルのコーディネート例

 

ワイシャツのディテール“4つのデザイン”を知る
【1】ワイシャツの襟型を知る

ワイシャツ選びで最も大切なのが、「自分のサイズを知って、自分の体型に合ったサイズを選ぶこと!」なのですが、様々なシーンでのスーツスタイルに欠かせないワイシャツは、ジャケットのディテールと同じように、ワイシャツの印象を変えられるデザインがいくつかあります。ここでは、“襟型” “前立て” “カフスデザイン” “バックスタイル”と4つのデザインに分けて見ていきます。

(引用:https://www.ozie.co.jp/)

見た目の印象に繋がるサイズ選びと同じくらいに大切なのが、“ワイシャツの襟型”。特に、ビジネス・フォーマルシーンにおいては、TPO・スーツの種類(モデル)・ネクタイの有無などによって選びたい襟型があります。選び方のコツは、着用シーンがドレス・カジュアル どちらの印象なのか、どんなスタイルが好みなのか決めておくことです。

最も広く知られ汎用性の高い「レギュラーカラー」「ワイドカラー」は、様々なシチュエーションで使え、ジャケットやネクタイとの合わせも綺麗にまとまる襟型になります。ワイドカラーは、長さや開きの大きさによって違いがあるので、TPOに合わせて選ぶと良いでしょう。

▲(左)レギュラーカラー(右)ワイドカラー▲

カジュアルな印象の襟型に代表されるのが「ボタンダウン」「ラウンドカラー」になります。特にボタンダウン、クールビズの定着や、スーツのカジュアル化が進む中、ローテーションの1つとして持っている方が多い襟型です。襟の形に特徴があるラウンドカラーは、クラシカルなイメージや遊び心のあるイメージになります。

▲(左)ボタンダウン(右)ラウンドカラー▲

その他、フォーマルシーンに欠かせない「ウィングカラー」。結婚式にゲストとして参加するときは、“レギュラーカラー” や “ワイドカラー”が基本的な合わせになります。ネクタイとの合わせに欠かせない「タブカラー」「ピンホール」は、ドレッシーな印象にオススメの襟型です。

▲左から ウィングカラー⇒ピンホール⇒タブカラー▲
 

▽▽▽より詳しく襟型の種類とシーン別の着方について気になる方はこちらもチェックしてみてください。

■ 関連ページ:
シャツの襟型の選び方~好みのテイストに繋げる合わせのルールとは~

 

【2】ワイシャツの前立てを知る

“襟型” と並び、スタイルの顔となる「ワイシャツの前立て」。分かりやすくいうとフロント部分でボタンが付いている所。

主に、3つの種類があります。ワイシャツの前立て部分が内側に折り返されているデザインを「裏前立て」。清潔感のある印象にオススメ。前立て部分が表側に折り返されているデザインを「表前立て」。ボタンダウンシャツなどカジュアルな印象にオススメです。前立てを二重にし内側にボタンホールを施すことでボタンを見えなくした「比翼仕立て」は、フォーマルシーンで活用されます。

▲左から 裏前立て⇒表前立て⇒比翼仕立て▲

その他に、“ステッチ” を入れたデザインをはじめ、シンプルなデザインでゆとりあるリラックススタイルにオススメの「プルオーバー」や、レディースファッションで人気の「スキッパー」など、カジュアル寄りな前立てデザインもあります。ワイシャツの色柄や、ボタンの色味によって変えるのも良いかも知れません。※下記は、オーダースーツ専門店「Global Style」でつくれるシャツになります。

 

【3】ワイシャツのバックスタイルを知る

後ろ姿や全体のシルエットに違いが出る「ワイシャツのバックスタイル」。“背ダーツ(つまみ縫い)” や “プリーツ(折り畳み縫い)” のあるなしで、着心地やシルエットが変わります。主に、背中の左右にダーツが入ることで、ウエストラインが絞られスッキリとしたシルエットになるデザインを「バックダーツ」。スリーピースなど細身に見せるスーツとの相性が良い。

▲左から バックダーツ⇒サイドプリーツ⇒センターボックス▲
(引用:https://www.ozie.co.jp/)

後ろ身頃左右の下にプリーツが入ったデザインを「サイドプリーツ」。レギュラーカラーやワイドカラーのシャツによく使用されます。背中の中央、外側に向かってプリーツが入ったデザインを「センターボックス」。肩まわりが動かしやすく、ボタンダウンシャツ・トラッドタイプのシャツによく使用されます。

▲左から時計まわり 背タック⇒腰ダーツ⇒外ヒダ⇒内ヒダ▲

さらに細かく見ていくと、最も多いデザインで肩を動かしやすくするデザイン「背タック」。腰回りをスッキリとみせる効果のある「腰ダーツ」。背中の中心部分に、線が2本並行に入っている「外ヒダ」。背中の中心部分の一点から外側に分かれるように線が入っている「内ヒダ」などがあります。※上記は、オーダースーツ専門店「Global Style」でつくれるシャツになります。

 

【4】ワイシャツのカフスデザインを知る

ワイシャツの袖のデザインを“カフス”と呼びます。少し分かりにくいのですが “カフス型”  “袖口”  “ボタン” の3つのパーツに分けて見ていきます。

<カフス型>
●コンバーチブルカフス・・・袖口の片方にボタンが付き、ボタンホールが両方にあるデザイン。ボタンでもカフスでも留められるスタイル。

●ダブルカフス・・・袖を折り返して2重にし、カフスで留めるスタイル。ボタンが無いため、カフス専用のワイシャツとなります。

●テニスカフス・・・最近は少ないですが、ボタンがなく両方にボタンホールがあるデザイン。カフス専用のシングルカフスと1つ。

▲(右上)コンバーチブルカフス⇒ダブルカフス⇒テニスカフス▲
(引用:https://www.ozie.co.jp/)

<袖口・ボタンのバリエーション>

ワイシャツの袖口には、「スクエア」「ラウンド(大丸・小丸)」「バレル(角落し)」をはじめ「角」「ターンナップ」「ダブルスクエア」などがあります。そこに、ボタンが一つの「シングルボタン」、ボタンが縦2並んでいる「ツインボタン」、ツインボタンのバレル(角落し)の「ツインバレル」。カフスまわりのサイズを調整できるように、左右にボタンが2つある「アジャストボタン(アジャストダブルカフス)」と、4つのボタンバリエーションがあります。※下記は、オーダースーツ専門店「Global Style」でつくれるシャツになります。

▲左から時計まわり 小丸⇒大丸⇒外ヒダ⇒大丸⇒
角⇒ターンナップ⇒ダブルスクエア▲
 

ワイシャツの素材について

ここまで、ワイシャツの細かなディテールについて見てきましたが、生地によっても着心地・見た目・耐久性に大きな違いが出ます。また、同じ素材で合っても“織り方”によって生地の種類が変わります。素材を知ることで、ワイシャツの楽しみが広がります。織り方では、ドレス・カジュアルに分けてオススメの生地を紹介していきます。


<ワイシャツの主な素材>

ワイシャツの主な素材、最も一般的なのが天然繊維の “綿”。吸湿性・保温性があり通気性に優れている為、さらっとした着心地になります。同じく天然繊維の “麻”。最も強度に優れ、清涼感、通気性、水分の吸収や発散が早い為、主に夏向けの素材として人気があります。化学繊維の一つ “ポリエステル”。シワになりにくく、型くずれを起こしにくい特徴があります。弾力性が高い為、形態安定素材にも使用されます。


<ワイシャツの織り方>

ドレスライクなワイシャツにオススメなのが、ビジネスシャツに多く上品な印象になる “ブロード”。表面になめらかな光沢がある平織りの生地。糸の密度によって高級感のあるモノがある。メッシュ状に織り込まれた生地 “カラミ織”。風通しのいい通気性の良さと、サラッとした肌触りの清涼感を楽しめます。希少性の高い生地として愛用者も多い人気素材。

▲(左)ブロード(右)カラミ織▲

カジュアルライクなワイシャツにオススメなのが、ボタンダウンシャツに多くカジュアルな印象になる “オックスフォード”。斜子織りとも呼ばれる平織りの生地。織目がはっきりしているのが特徴で丈夫さがあります。淡い色合いが多い爽やかな印象になる “シャンブレー”。薄手ながらも程よい艶があり、よこ糸に白糸を使用した平織りの生地。カジュアルさのある織り方のシャツは、一枚でも様になるデザインが多く、オンとオフの両方で着こなすこともできます。

▲(左)オックスフォード(右)シャンブレー▲
 

ワイシャツの選び方とオシャレさを上げるオーダー

プライベートでシャツを着たり、ビジネスシーンで、スーツに合わせてワイシャツを着る方は多くても、サイズ以外にもこだわりを持っている方は少ないのではないでしょうか。最後に、“ワイシャツ選びで大切な3つの事”を見ていきながら、オーダーシャツの魅力を紹介していきます。

① ジャストサイズのシャツを選ぶ
※シャツサイズを選ぶ基本は、首回りと袖丈
② 好みの生地を選ぶ
※シャツの着心地、見た目、耐久性に大きく影響
③首の特徴やネクタイのあるなしで襟を選ぶ
※フォーマルやビジネスにおいては、スーツの種類、ネクタイのあるなし、TPOなどによって選ぶべき襟型

オーダーシャツを初めてご購入を検討している方は、「オーダーの場合、どこが違うのか?」気になる方も多いのではないでしょうか。特に、オーダーになると選べる範囲も広がります。細かな魅力ポイントがあります。

 

オーダーシャツの襟が綺麗に立つ理由について

少し専門的な事になりますが、既製のワイシャツに比べると、ボタンを外しても襟が綺麗に立ちます。※下記は、オーダースーツ専門店「Global Style」でつくれるシャツになります。

▼立体的な衿付け▼
台衿、羽根衿共に強めのカーブを付けた形状にする事でネックラインに立体的に沿った衿を作り出しています。この事によりネクタイをした時はもちろん、第一釦を外した時でも衿が下に下がらずに高めの位置をキープした美しい衿姿を生み出すことが出来ます。


▼カーブを付けた台衿と羽根衿のパターン形状▼
通常シャツの台衿パターンは効率性を求めて直線にしますが、台衿と羽根衿のパターンにカーブをつける事により、縫製時に手間はかかりますが衿が立ち上がり釦を外しても綺麗に立つ事になります

 

仕事での対人印象や機能性を向上させるアームホール

快適な着心地を実現する為にアームホールを通常よりコンパクトにして、形状も強めのカーブを付けたパターンで縫製しています。カーブの弱いアームホールに比べて縫製に時間がかかり手間暇がかかる工程にはなりますが、日常の生活で動きに対して例えば電車で吊革に掴まったり、デスクワークしたり車を運転するときなどに動きやすい袖付けを作り出すことになります。

▲(上)サイズが合っていないと生地がヨレ動きにくい▲
▲オーダーで仕上げたワイシャツ▲
 

グローバルスタイルのコーディネート例

◇無地シャツスタイル◇


◇チェック柄シャツスタイル◇


◇クレリックシャツスタイル◇


***
いかがでしたでしょうか?

意外と知らないワイシャツシャツのパーツの呼び方。ワイシャツシャツの細部にわたる名称やディテールを知ってこだわってみては。

 

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Supervisor - この記事の監修者

Global Styleクリエイティブ・ディレクター
江森義信

大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。

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