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スーツの着こなし術

スーツのステッチとは?役割や効果を紹介!ディテールを意識したオーダースーツのデザイン方法

(最終更新日:2024.04.01)2018.04.20 # スーツの着こなし術

スーツはディテールで決まる!

突然ですが、毎日の服装に欠かせないスーツの細かなディテールを気にしたことがありますか?スーツを選ぶとき、自分に合ったサイズ・お気に入りの色柄を意識しておくと形になります。では、色柄以外でスーツのバリエーションを広げたいときに、覚えておくと良い部分とは?

そこで今回は、スーツを選ぶときに意識しておきたい!スーツのディテール『ステッチ・本切羽・ポケット・ボタンなど4つのスーツデザイン』より細かなデザインについて見ていきながら、スーツの着こなし方で意識しておきたいことをご紹介していきます。

▲(左)ステッチ(右上)本切羽(右下)ポケット▲
 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  細かい所こそこだわりたい!4つのスーツデザイン
1-1.  【1-1】<襟(ラペル)の印象を左右する!>『ステッチ』
1-2.  【1-2】シーン別に変えたいステッチ有り・無し
2.  【2】<オーダースーツに欠かせない!>『本切羽』
3.  【3】<知るとよりオシャレの幅が広がる!>『ポケット』
4.  【4】<数と位置で印象が変わる!>『ボタン』
5.  Vゾーンの印象が変わる襟元のデザイン

 

細かい所こそこだわりたい!4つのスーツデザイン
【1-1】<襟(ラペル)の印象を左右する!>『ステッチ』

スーツのステッチは、スーツの顔ともいえる“襟(ラペル)”部分の印象を左右する大切なデザイン。普段あまり注目されることがなく、しつけ糸と間違えられることも…実は、襟の端を落ち着かせるために押さえ、型崩れを防ぎ、襟の形を綺麗に保つ効果がります。

ステッチには、手縫いで入れたような“AMFステッチ(ピックステッチ)”と、ミシンで入れる“ミシンステッチ”の2つがあります。

ビジネススーツの標準仕様として使用されているのが、①『AMFステッチ(ピックステッチ)』。手縫い仕様のステッチは、襟の印象が強く高級感がでます。英国調・イタリア調のスーツ・カジュアルジャケットにも合わせることができます。ミシンステッチよりも、凹凸感があり、ステッチありの印象も強くなります。基本的に、糸は生地と同色系で揃えます。

▲①生地の色合いで雰囲気も違います▲

ミシンを使用し、目の細かさを調整しやすい、②『ミシンステッチ』。ミリ単位でステッチの幅を変えられ、襟のコバ(端)に入れると上品に、内側に入れるほどカジュアルさが出ます。フランネルなど、素材に特徴のある生地には、ミシンステッチだとスッキリした雰囲気になります。

▲②写真は、5ミリのステッチ▲
******
その他のステッチ

ステッチは、1本線がほとんどですが、2本線で入れる“ダブルステッチ”があります。主に、素材に特徴のあるデニム生地やワークウェア(ジャケパン)スタイルに用いられることが多いデザインです。ステッチ風のストライプで、遊び心のあるステッチも。

▲(左)ダブルステッチ(右)ステッチ風のストライプ
(引用:http://www.mens-ex.jp/)
 

【1-2】シーン別に変えたいステッチ有り・無し

このように、ステッチにフォーカスして改めて見てみると、デザインの種類も様々あり、ステッチ有り、無しでは、スーツ全体の印象も変わってきます。基本的には、ビジネススーツには、ステッチを入れ“襟(ラペル)”の形を綺麗に見せると、上品で清潔感のある雰囲気になります。ステッチ無しの場合は、全体的にやんわりと落ち着いた表情になるため、フォーマルスーツに使用されることが多いです。

▲(左)ステッチ有り(右)ステッチ無し▲

—スーツ&ジャケットスタイル—

ドレスライクなイメージを崩さないようなステッチの入れ方や、カジュアルなジャケパンスタイルの柄モノジャケットにステッチを入れた時の見え方では違いがあります。合わせるアイテムとのバランスで、ステッチの有無を決めて着こなすと良いでしょう。

ステッチを選ぶときは、ビジネススーツ、カジュアルなジャケパン、冠婚葬祭など、ジャケットを着用するシーンに合わせて考えると良いでしょう。また、オシャレを楽しみたい方は、糸の色を変えて他の人とは違ったこだわりを加えてみるのもおすすめです。

 

【2】<オーダースーツに欠かせない!>『本切羽』

●本切羽とは・・・スーツの袖が、ボタンによって開閉できる仕様のこと。

ステッチと一緒で、ほとんどのスーツには袖にボタンが付いています。しかし、特に既製服に多いのですが、ボタンは飾りとして縫われているだけで、開閉ができない仕様となっています。後から袖丈のサイズ調整ができなくなってしまう、生地に穴(ボタンホール)を開ける作業工程が増えるなどの理由があります。

実際、本切羽仕様になっているのは、オーダースーツが多いとされています。単純にボタンにこだわる方や、自分の体型に合わせたサイズで仕立てるため、既製服のようなサイズ調整は少なくなります。ボタンホールがあることで、綺麗に見えるためおすすめです!

(引用:https://sputnicks.jp/)

<なぜ本切羽があるのか?>
ビジネススーツ着用時、暑さが厳しくなると、ジャケットを脱ぎシャツ1枚になる機会が増えます。その時、シャツはボタンの開閉が可能な為、袖をまくることができます。今では“クールビズ”が定着していますが、シャツ1枚はビジネスマンの正装としてあまり良い印象ではない傾向にありました。

そんな時、ジャケットを着ていても、袖をまくることができます。少し細かい例ですが、手を洗うときに袖をまくれると濡れることなく、ジャケットを綺麗な状態で保つことにも繋がります。

 

【3】<知るとよりオシャレの幅が広がる!>『ポケット』

ポケットは、スーツのステッチと同様に、あまり注目されない部分の一つですが、英国調であったり、イタリアの伊達男のようであったりと、スーツを選ぶときに少なからずイメージしている方も多いのではないでしょうか?

スーツには、人気のカラーはもちろん、流行りがあります。理想のスーツに繋げるためのワンポイントとして、知っておくと良いでしょう。


【1】最も基本的なデザイン「フラップポケット」

雨やホコリが入るのを防ぐことを目的として付けられている“フラットポケット”。本来のマナーとしては、外に出しておくのが良いでしょう。ビジネス仕様のスーツに、最も多く使われているポケットです。


【2】視覚的な効果がある「スラントポケット」

スラント=斜めと言う意味の通り、中心から外側にむけて斜めになったポケットに、フラップがデザインされたタイプになります。斜めにすることで、腰回りをスッキリと角度をつけることで、視覚的にシャープな体型にみせることができます。


【3】ブリティッシュスタイルに最適『チェンジポケット』

脇ポケットの上に、もう一つポケットが配された小さなポケットが特徴。「チェンジ」は小銭という意味があり、もともとは小銭などを入れるために付けられたものなのですが、現在の装飾的な意味が強くなっています。

 

【4】<数と位置で印象が変わる!>『ボタン』

スーツのフロントボタンには、“2つボタン”“3つボタン”があります。カジュアルファッションのシャツとは違いボタンの数が少ないスーツのジャケットは、ボタンを留める位置には、基本的なマナーがあります。2つボタンは「Vゾーン」が深くシャープな印象になり、「3つボタン」はクラシカルな印象になります。

▲(左)2つボタン(中央)2つボタン(右)段返り3つボタン▲
 

~ボタンの位置によっても、見た目の印象が変わる~

ボタン位置が低い・・・深めのVゾーンを強調しエレガントな印象に。
ボタン位置が高い・・・クラシカルな印象で、紳士的なイメージに。

▲(左)ボタン位置が低い(右)ボタン位置が高い▲
 

Vゾーンの印象が変わる襟元のデザイン

ここまで、スーツのデザインの中でも比較的、細かな部分に注目してきました。そこで最後に、スーツの印象を良く見せるための、ジャケット×シャツ×ネクタイから成る「Vゾーン」について“襟(ラペル)”のいくつかの種類と共に紹介します。

▲①ノッチドラペル▲

まずビジネススーツで着る襟の形、シングルスーツの定番仕様「①ノッチドラペル」。次に下襟が尖ったデザイン仕様の「②ピークドラペル」は、ダブルスーツに多くカジュアルでドレッシーな印象になります。主に、結婚式やパーティーなど華やかなシーンにオススメ。3つ目が「③ショールカラー」上襟と下襟が分かれていないのが特徴、タキシード向けの襟。カジュアルなファッションに多く、ニット素材でも使われるデザイン。

▲左から、②ピークドラペル③ショールカラー▲
 

▽▽▽スーツの襟やポケットのデザインが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

■ 関連ページ:
スーツの印象が変わる!襟(ラペル)・ポケットのデザイン(ノッチドラペルなど)
***
いかがでしたでしょうか?

今回は、スーツのステッチを中心に見てきましたが、細かなデザインほど意味があり、活かすことで、よりワンランク上のスタイルを楽しむことができます。是非、今持っているスーツのデザインを見直して、これからのスーツの参考にしてみてください。

 

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