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シャツ・インナー

ドレスシャツとは?ワイシャツとの違いや選び方、お洒落な着こなしを紹介

(最終更新日:2025.12.01)2021.07.30 # シャツ・インナー

皆さんは、『ドレスシャツ』と聞いてどのようなシャツをイメージしますか?聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。働き方の多様化によって、ある程度のマナーが必要になるシーンにおける服装の選択肢は広がってきています。またその中で「どのシャツを選ぶか」によって、与える印象が大きく異なります。

そこで今回は、『ドレスシャツとは?』『ドレスシャツの3つの選び方』『ドレスシャツのオススメメンズブランド』『ドレスシャツのオススメメンズコーデ6選』について見ていきながら、ドレスシャツの特徴や着こなしのコツについて紹介します。

 

ドレスシャツとは?

『ドレスシャツ』、『ワイシャツ』、『カジュアルシャツ』といった様々な種類のシャツがありますが、それぞれにどんな違いがあるのでしょうか。ここではドレスシャツの特徴を踏まえつつ、ワイシャツ・カジュアルシャツとの違いについて紹介します。

ドレスシャツとは?

『ドレスシャツ』は、主にカッチリとしたフォーマルなシーン、ビジネス用のスーツなどに合わせる装飾のないシャツのことを意味しており、特に白シャツをイメージしていることが多いです。同じように「ワイシャツ」という言葉もありますが、日本でいうワイシャツは英語で「ドレスシャツ」と表現されます。またワイシャツは英語ではなく、「ホワイトシャツ」を「ワイシャツ」と聞き間違えたことが由来です。

ドレスシャツとワイシャツの違いは?

「ドレスシャツ」と『ワイシャツ』に大きな違いはありません。しかし基本的に「ドレスシャツ」は装飾がないシャツのことを指しますが、「ワイシャツ」は色柄モノ、ストライプなどが入ったカジュアル感が強いものも含む、広義で使われることが多いです。最近ではワイシャツをフォーマルなシーンで着用するだけではなく、装いにきちんと感を与えるアイテムとしてカジュアルシーンに取り入れることもあります。またワイシャツはビジネスシャツやカッターシャツなど呼び方を変えて使われることもあります。

ドレスシャツとカジュアルシャツの違いは?

「ドレスシャツ」とは違い、『カジュアルシャツ』は裾をパンツから出して着用することを前提にデザインされています。さらに具体的に言うと、カジュアルシャツは、丈が短め(シャツのサイズによって異なる)で、襟が立たないデザインのものもあり、カジュアルさを意識して作られています。一方、ドレスシャツはネクタイを着用することを想定しているため、カジュアルシャツと比べると台襟(※1)が高めに作られています。

※1 台襟・・・シャツの襟の土台となるパーツのことで、襟とシャツ本体を繋げる役割を果たします。特にドレスシャツでは、襟立ちを美しく保つために重要なパーツです。第一ボタンが付いていることが多いです。

 

ドレスシャツの3つの選び方

ドレスシャツは装飾のないシンプルなシャツであることが分かりました。では装飾のないドレスシャツをどのように選べば良いでしょうか。ドレスシャツを購入する際に押さえておきたい3つのポイントについて解説します。

1.シャツの生地から選ぶ

ドレスシャツを着る機会の多くは、見た目の印象が重要であり、選ぶ生地によって印象が大きく変わります。ここでは、覚えておきたい4つの生地ブロード、オックス、ドビー、ツイルについて解説します。

■定番の「ブロード」

ブロードは、縦横に同じ太さの糸を使い、高密度で織り込まれた平織りの生地です。滑らかな質感と光沢があり、上品な印象を与えるため、ビジネス用シャツとして選ばれることが多いです。また丈夫さも兼ね備えているため、頻繁にシャツを着回す方にもオススメです。

■カジュアルな「オックスフォード」

オックスフォードは、縦横の綿の糸を2本ずつ引き揃えて織った平織りの生地です。シャツ生地に多いピシッとしたイメージとは異なり、柔らかくふっくらとした風合いが特徴です。ボタンダウンシャツによく使われているため、カジュアルな印象が強いですが、織目がはっきりとしており、シワになりにくく丈夫なため、スポーツウェアにも用いられます。

▲(左)ピンポイントオックスフォード(右)ロイヤルオックスフォード▲
オックスフォードの中でも「ロイヤルオックスフォード」は、上質なコットンを主な素材として使用しているため、華やかなドレスシャツとして最適です。通気性や吸湿性に優れているため、春夏の季節に着る方も多いです。

■織柄が豊富な「ドビー」

ドビーは、縦糸を上下に開口させる装置「ドビー織機」で織られた生地です。同色系の糸を織り交ぜることが多く、変わり織りの生地や規則正しい模様が特徴です。うっすらとしたストライプやドット、スクエア模様など様々なデザインが楽しめます。柔らかい風合いと艶感があり、オックスフォードよりもさらにドレスライクな印象になります。

■斜めの畝が現れる「ツイル」

 ツイルは、縦糸と横糸をそれぞれ2本以上交差させ、厚手で斜めに織られた綾織りの生地です。素材や織り方、加工方法などによってカジュアルなデニム生地やクラシカルなツイード生地など、様々な表情を見せます。

2.襟のデザインから選ぶ

ドレスシャツの装いをシチュエーション別に楽しみたい方は、人の印象に影響を与えやすい、襟のデザインにもこだわってみましょう。基本的なデザインであるレギュラーカラー、ワイドカラー、ウィングカラーについて紹介します。

■スタンダードな「レギュラーカラー」

一番よく見かける襟の形がレギュラーカラーです。襟の長さや開きがスタンダードなデザインで、ビジネスシーンや冠婚葬祭をはじめ、あらゆるTPOに対応できる汎用性の高さが魅力です。どんな場面でも着用できるため、多くの方に選ばれています。さらにジャケットやネクタイとも合わせやすく、定番アイテムとして1着は持っておきたい襟型です。

■首まわりがスッキリする「ワイドカラー」

レギュラーカラーと並ぶスタンダードな襟の形として知られるワイドカラー。襟が程よく広がっているのが特徴で、首周りがスッキリと見え、爽やかな印象を与えます。ビジネスシーンにもカジュアルにもオススメの襟型です。またワイドカラーはブランドによって襟の開き方に様々なバリエーションがあり、それぞれに個性があります。

■フォーマルな「ウィングカラー」

襟先が前に折れ、鳥の翼のように折り返されて開いた襟の形が特徴的なウィングカラー。主に結婚式やパーティー、フォーマルシーンでよく着用されるデザインで、タキシードなどにもオススメです。最近では、カジュアルに着こなすスタイルも人気があり、蝶ネクタイやアスコットタイなど、特徴的なデザインのネクタイとの相性も抜群です。

▽襟型の選び方について詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:シャツの襟型の選び方~好みのテイストに繋げる合わせのルールとは~

3.サイズ周りから選ぶ

シャツに限らず、着た時に「首周りがきついような気がする…」「着心地が良くない…」と感じたことはありませんか?自分の身体にフィットしていないと、どうしても違和感を覚えますよね。そんな時は自分に合ったサイズのシャツを選ぶことで、着心地の違和感を解消することができます。

■首周りのサイズの測り方

ドレスシャツを選ぶ際に最も重要なのが、首周りです。首周りがきついとボタンが閉まらず、シャツを着ることができません。またゆとりがあり過ぎてもネクタイを締めたときにバランスが崩れてしまいます。首周りは自分で測ることが難しいため、誰かに頼むことをオススメします。シャツを着た状態で襟の位置を確認しながらメジャーで測ります。前側はのどぼとけの下を通るあたりにし、前下がりになるように測ります。首にぴったりと沿うように測り、その数値に2~3センチを加えた長さがジャストサイズです。

■袖の長さの測り方

スーツと組み合わせた際により美しく見せたい場合は、ジャケットから出る袖の長さを確認しておきましょう。ドレスシャツの袖が1㎝程度出るくらいが理想です。このさりげないディテールに気を配ることで、スマートな印象を与え、格好よく着こなすことができます。次に首から手首までの裄(ゆき)の長さを測ります。首の後ろから肩までを測り、その後、肩から手首の骨のあたりまでの長さを測ります。全体の長さに3~4cmをプラスした長さがジャストサイズです。

 

ドレスシャツのオススメメンズブランド

ここまで、ドレスシャツの選び方について見てきましたが、シャツ1枚でもこだわり方次第でより良い印象を与えることができます。今まで意識したことがない方でも、ブランドの選び方でも印象を変えて見ませんか。最後にオススメのブランドについてご紹介します。※こちらは、オーダースーツ専門店『Global Style』で取り扱いのあるシャツブランドとなります。

■銀座シャツ
「銀座」の名のとおり上質さを追求したオーダーメイドシャツ『銀座シャツ』。
オーダーメイド専門店が手がけるオーダーメイドシャツ。オーダーメイドならではの高級感と着心地の良さをお楽しみいただけます。

■KAISER-カイザー

 世界有数の規模と技術を結集したオーダシャツ『KAISER』。
ドイツ語で「皇帝」という名の通り、技術力の高さと品質への信頼感が、御満足いただける仕上がりをお約束いたします。

■MEGURO-メグロ


オーダーメイドの醍醐味である、細部までこだわれるオーダーシャツ『MEGURO』。
有名ファッションブランドデザイナーのプロデュースによる、シャツブランド。オーダーシャツの醍醐味である個性豊かなこだわりのシャツをオーダーいただけます。

 

ドレスシャツのオススメメンズコーデ6選

1.白シャツスタイル

スーツの定番ネイビースーツをはじめ、グレーやブラックなど、どんな色とも合わせやすくシーンを選ばない汎用性の高さが魅力です。フォーマルシーンにも重宝するので何着持っていても良いでしょう。

2.サックスシャツスタイル

涼しげで爽やかな印象のあるサックスシャツは、定番カラーのスーツだけでなく、少し派手な色や柄とも相性が良いため、季節を問わず楽しむことができます。白シャツやサックスシャツは、結婚式のゲストのシャツとしてもオススメです。結婚式では基本的に白シャツを選べば間違いありませんが、サックスブルーは白シャツよりも堅苦しくなりにくく、柔らかな印象を与えます。また清潔感と華やかさも兼ね備えているため、式典の場でも明るく洗練された雰囲気を演出することができます。

3.ブルーシャツスタイル

色合いが濃いブルーシャツは、ダーク系のスーツとの組み合わせがオススメです。濃いブルーがスーツの落ち着いた色合いと相まって、メリハリのあるお洒落なスタイルを演出できます。特にボタンダウンはカジュアルさもありつつ品のある印象を与えるため、1枚で着ても十分に様になります。

4.チェックシャツスタイル

チェックシャツは、1枚でもカジュアルなスタイルが完成します。チノパンツやスエードシューズを合わせれば、パンツ周りもカジュアルに決まります。クールビズシーズンには、無地のスーツにノーネクタイを合わせるのも良いでしょう。

5.黒シャツスタイル

黒シャツは、シンプルでありながら洗練された印象が特徴です。スーツやネクタイをモノトーンで合わせると、上品でドレッシーな雰囲気を作り出します。また全てのアイテムを黒で統一するのもオススメです。黒の濃淡を使い分けることで重くなり過ぎず、こなれ感が生まれ、よりスタイリッシュに仕上がります。ただし着用シーンは限られるため、注意が必要です。

▽黒シャツの着こなし方や着用シーンについて詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:黒シャツの着こなし方とは?スーツとのコーデやシーン別の着てはいけない場面を紹介

6.クレリックスタイル

襟や袖口が白くその他の箇所が別の色・柄でデザインされた、クレリックシャツ。他のシャツとは一線を画し、デザイン面でアピールできます。特にスーツと合わせる際には、首元にアクセントが加わり、お洒落な印象を演出できます。ネクタイとのカラーバランスを調整しやすく、様々な組み合わせが楽しめます。スタイルに華やかさを加えてくれるアイテムとして人気です。

 

ドレスシャツを幅広いシーンで取り入れよう

今回は『ドレスシャツ』の特徴や選び方のポイントについて解説しました。ドレスシャツは着る機会が多いため、スーツに合った色や生地、ジャストサイズを選ぶことで、スマートな着こなしが実現します。自分にぴったりの一枚を選び、より洗練されたスタイルを目指しましょう。
オーダースーツ専門店『グローバルスタイル』ではオーダースーツだけでなく、オーダーシャツや小物類なども多数ご用意しています。体型に合わせた、好みの生地・色柄であなただけのドレスシャツを仕立ててみませんか。

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