卒園式や卒業式の父親の服装は？おすすめスーツスタイルや選び方のポイントを紹介！

卒園式・卒業式の服装とは

大切な日こそ、しっかりとした服装を心掛けたい。卒園式・卒業式の服装はその中の1つ。中でも、意外と情報が少ないのが父親(パパ)のスーツスタイルです。「どんなスーツがいいのか？」「色柄はどうしたら良いのか？」「してはいけない服装はあるのか？」などと迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、写真に残ってもだらしなくない！『卒園式・卒業式のマナー』『卒園式・卒業式における父親の服装～基本とNG』『入学式まで着まわせるスーツコーデ』『母親(ママ)向けのコーデ』について見ていきながら、卒園式・卒業式の父親の服装をご紹介していきます。そして最後に、母親のコーディネートについても触れていきます。

 

＜ 目次 ＞ -クリックすると各内容へ飛びます-

1. 　卒園式・卒業式にでの父親の服装の基本
1-1. 　スーツの色
1-2. 　シャツ・ネクタイ
1-3. 　ベルト・靴
1-4. 　卒園式・卒業式でのNGスタイル
2. 　おしゃれに見せるスーツスタイルのポイントは？
2-1. 　①サイズ感
2-2. 　②小物
2-3. 　③ネクタイの結び方
2. 　入学式まで着回せるスーツコーデ6選
3. 　母親・ママ向けの卒業・卒園式コーデ3選
4. 　卒園式・卒業式のマナー（服装以外の基本）

 

卒園式・卒業式(入学式)における父親の服装

ここからは、実際に卒園式や卒業式に参加する場合の父親の服装を各アイテム別で見ていきます。

◇スーツの色◇

卒園式・卒業式には、フォーマルさのある装いが良いとされているため、スーツの色は黒、またはダーク系(濃紺・グレー)のスーツがオススメです。柄は、シンプルな無地が無難ですが、シャドーストライプ柄のスーツも良いでしょう。

◇シャツ・ネクタイ◇

シャツは、正式には白が良いとされています。または、白地に淡い色のストライプ、薄いブルーのシャツでも良いでしょう。白シャツは、汚れが目立ちやすいので、襟まわりの汚れ・黄ばみなどはないか事前にチェックしておきましょう。ある場合は、時間に余裕を持ってクリーニングを利用しておくと気持ち良く望めます。

 

ネクタイは、落ち着いた印象のシルバーやグレー。控え目のブルーなどでも良いでしょう。柄は、ストライプ・ドットがオススメ。一般的に式典での正式なネクタイは、シルバーとされています。重たい雰囲気になる、白・黒の単色のデザインは避ける。

 

◇ベルト・靴◇

ベルトは、黒がブラウン。靴は、基本的にビジネスシューズ、紐が付いた革靴の方が印象が良いでしょう。意外と視線が集まりやすく汚れがあるとだらしなく見えてしまうので、綺麗な状態で履けるように軽くメンテナンスしておきましょう。

卒園式・卒業式でのNGスタイル

よく迷われる方が多いのが「礼服でもいいのか？」ということ。結論、礼服の黒は色が濃すぎず、周りから浮いてしまいやすいので避けるようにしましょう。卒園式や卒業式は、あくまで主役は “子供” なので、子供よりも華やかな服装も避けましょう。基本的に、ジャケットとネクタイの着用は必須となります。

 

 

おしゃれに見せるスーツスタイルのポイントは？

ここまでで基本のスーツスタイルと注意するポイントをマスターしたら、次はおしゃれに見せるポイントを押さえて“お洒落でかっこいいお父さん”になっていきましょう！

サイズ感

スーツの色や柄はもちろん大事な要素であり、必ず押さえるべきポイントですが、サイズ感にも着目してみましょう。“ぶかぶか”“パツパツ”のようにサイズが合っていなければ、色や柄・良い生地で作られたスーツだとしてもお洒落に見えることはありません。事前に下記のポイントをチェックしてみましょう。体に合う既製スーツが見つからない方はオーダースーツを検討するのもおすすめです。

■肩幅が合っている 1cm程度つまめるくらいがベスト	■シャツの袖が1～2cm出る 完全に隠れてしまうのはNG
■下尻が少し見える ジャケパンの場合はお尻の半分が目安	■裾の長さ ノークッションorハーフクッションがおすすめ

小物

普段のビジネススーツを着用する場合、いつもの着こなしでは仕事に来たようになってしまい、お祝い感が薄くなってしまうかもしれません。そんな時は“ポケットチーフ”や“カフリンクス”などの小物を追加するだけで一気に華やかな印象になります。

ネクタイの結び方

前述した選び方でネクタイのデザインが決まったら結び方にも着目してみましょう。普段スーツを着ることが無い方は特に気を付けたいポイント。正しく綺麗に結ぶことでおしゃれな着こなしが完成します。お持ちの襟型に合わせて結び方を決めるとネクタイが綺麗に収まります。

レギュラーカラー・セミワイドカラーの場合

シャツがレギュラーカラーやセミワイドカラーのように、襟と襟の間が狭いシャツの場合は、“プレーンノット”がおすすめ。ノット（結び目）が小さく、すっきりとしたスタイリッシュな印象になります。

▲（左）レギュラー （右）セミワイド▲

＜プレーンノットの結び方＞

 

①ネクタイの大剣（幅が太い方）を長めにとり、 小剣（幅が細い方）の上に重ねます。	②重ねた大剣を後ろから巻き付ける様に一周させます。
③一周させた大剣をさらにもう半周し、 小剣の後ろにもっていきます。	④③で作った輪に後ろから前に大剣を通します。
⑤結び目が小さくなるように締め、 小剣を引っ張りながら上に締めていきます。	⑥最後に形を整えて完成！

ワイドカラー・ホリゾンタルカラーの場合

下図の様な襟の開きが大きいシャツの場合は、“セミウィンザーノット”がおすすめ。程よいボリューム感と綺麗な三角形で真面目・清潔感といった印象を与えます。

▲（左）ワイド （右）ホリゾンタル▲

＜セミウィンザーノットの結び方＞

 

①ネクタイの大剣（幅が太い方）を長めにとり、 小剣（幅が細い方）にクロスさせます。	②重ねた大剣を小剣に巻き付け、前にもってきます。
③大剣を前から首元に通し、通した反対側へ 逃がします。※少しきつめに	④逃がした大剣を前から一周させます。
⑤一周させた体験を首元の輪に後ろから通します。	⑥⑤で通した大剣を一④で作った輪に通します。
⑦形を整えたら完成！

▲最後にノットから出ている2本を左右に引っ張ると綺麗な三角形に▲

 

入学式まで着回せるスーツコーデ6選！

<ネイビースーツスタイル>
程よい上品さと、落ち着いた印象にもなるネイビーは濃紺でまとめる。遠目からは無地に見える、シャドーストライプ柄も良いでしょう。あまり艶感の激しいモノは避けると良い。

 

<グレースーツスタイル>
優しい印象で、大人の雰囲気を出せるグレー。明るいカラーとの相性が良いので、少し華やかさを出したい時にオススメです。

 

<ブラックスーツスタイル>
最近では、ネイビーやグレーカラーのスーツも多くなっていますが、日本のビジネスシーンに欠かせないブラック。正統派のスタイリングとなりシックにまとまります。黒は、色の濃さに気をつけ礼服とは別に用意しておくと良いでしょう。

▽入学式の父親の服装について詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：入学式の父親の服装（スーツ）の知っておきたい基本的なマナーとおすすめコーデ5選

 

母親・ママ向けの卒業式・卒園式コーデ3選！

父親のコーディネートはフォーマルな服装で落ち着いた雰囲気のスーツがオススメでしたが、母親の服装は、着用シーンに合わせて少し色合いを変えると良いでしょう。ミニスカートや、タイツやブラックのストッキングは避ける。

<卒園式のスーツスタイル>
落ち着いたダーク系(黒・ネイビー・グレー)が定番のカラーとなります。記念写真として思い出として残ることを考えて、パールのネックレスやコサージュなどで華やかさを出すのも良いでしょう。

<卒業式のスタイル>
卒園式とは違い、ベージュなど少し明るいカラーのスーツで華やかさの中に落ち着いた雰囲気を演出すると良いでしょう。

▽入園式・入学式におすすめの母親のスーツコーデについて詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：入園式・入学式でおすすめのおしゃれなスーツコーデ23選～マナーや選び方も解説～

 

卒園式・卒業式のマナー（服装以外の基本）

まずはじめに、残念な印象を残さない為にも、守りたい基本のマナーを見ていきます。

<携帯電話の電源はOFFに>
どんな場面でも必要とされるマナーですが、携帯電話の電源はOFFにしておきましょう。特に式典中は、とても静かな時間が多くあり、マナーモード中の振動音も響きます。ついつい連絡先が気になってしまうことも避けるためにも電源はOFFにしましょう。

<子どもの撮影は周囲の邪魔にならないように>
わが子の晴れ舞台、思い出に残しておきたい方も多いのではないでしょうか。撮影や写真を撮るときには、周囲に迷惑をかけないように十分に注意して行いましょう。「子供に声をかける・手を振る」「立ち上がって撮影」するなどの行動は控えたい。シャッター音がある場合は、事前に無音設定にしておくと良いでしょう。

 

＊＊＊
いかがでしたでしょうか？

父親や母親にとって卒園式や卒業式は、わが子の成長を見届ける大切な日となります。マナーを守り、正しいスーツスタイルで臨みましょう。

 

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