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スーツの着こなし術

スーツのポケットの正しい使い方とマナー!フタは出す?出さない?

(最終更新日:2024.04.01)2023.04.15 # スーツの着こなし術

スーツのポケットについて

スーツのジャケットにデザインされている“ポケット”には、意味やマナーがあります。社会人になるとスーツを着る機会が増え、TPOに合わせた着こなしが大切になってきます。ビジネスマナーの中では、主にスーツの色・シャツやネクタイ・靴などの合わせ方がよく注目されます。細かい部分になりますが、スーツのポケットも見た目の印象に繋がってきます。

そこで今回は、知っておきたいスーツのポケット!『スーツのポケットの必要性とは?』『スーツのポケットのマナー』『スーツのポケットの6つの種類』について見ていきながら、スーツのポケットの正しい使い方や合わせ方をご紹介していきます。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  スーツのポケットの必要性とは?
2.  各ポケットの名称と場所
3.  スーツのポケットのマナー!フラップは出す?
4.  スーツのポケット6つの種類
4-1.  【1】フラップポケット
4-2.  【2】スラントポケット
4-3.  【3】チェンジポケット
4-4.  【4】アウトポケット
4-5.  【5】ノーフラップポケット
4-6.  【6】胸ポケット
5.  パンツポケットの3つの種類
 

スーツのポケットの必要性とは?

スーツのジャケットには、腰ポケット、胸ポケット、内ポケットがあります。このジャケットの形は、長い歴史の中で変化しながら変わってきた伝統的なデザインとなります。現代的な使用方法で言うと、バックを持たずにちょっとした外出時に、胸ポケットにハンカチ程度の小物、内ポケットにはスマホを入れるなど、必要なモノをスーツのポケットに入れて出かける方は多いようです。

スーツの胸ポケットは、本来は主に“ポケットチーフ”を入れるモノになります。その為、フォーマルシーンでの結婚式・パーティーなど、礼服の着用が必要な時、胸元を華やかに魅せる上で欠かせないポケットになります。ビジネスで着用の際は、何も入れなくても良いでしょう。初めてのスーツの袖を通す機会の多くは、就活時・入社式になり、ビジネスマナーが必要とされる場面ではスーツのポケットを正しく使用することが大切になります。

 

 

各ポケットの名称と場所

スーツには様々なポケットがデザインされています。装飾的な意味合いの強いデザインも多いですが、知っておくことでスーツを纏う姿も違って見えるかもしれません。

胸ポケット

スーツを象徴するデザインの1つ “胸ポケット” 。主な仕様用途は「ポケットチーフ」を挿すためのポケットです。スーツを正面から見た時に、顔から最も近くスーツの印象を左右する部分となります。ポケットチーフを入れることで、ファッション性が高くなり、格好良く見えスーツに立体感を出せます。スマホなどを入れる方を見かけますが、スーツのシルエットを崩してしまうので控えるようにしましょう。ペンなどちょっとした小物は良いでしょう。スーツのイメージに合わないデザインものは避けるとスマートです。

内ポケット

スーツジャケットの内側にあり、外からは見えない “内ポケット” 。小物や財布(薄型)などを入れておける実用的なポケットです。ただし、入れるモノの重さや量には注意が必要です。重さなどによって余計なシワが入ってしまいスーツのシルエットに影響を与える原因となります。普段見えないからとモノの入れすぎには注意しましょう。

腰ポケット

▲腰ポケットのデザインは様々あります▲

スーツのポケットの中では、容量の多いデザインとなる “腰ポケット” 。モノを取り出しやすい位置にあるため、つい小物を入れたくなりますが、基本的には何も入れない方が良いでしょう。オーダーの場合には、ポケットのデザインを色々選べるようになり、スーツの見た目の印象を変えることができます。

 

スーツのポケットのマナー!フラップは出す?

スーツのポケットには、「フラップ(ふた)」と呼ばれるモノがデザインされています。このフラップは本来、屋外での雨や埃などを避けるためにあります。①屋外では外に出す ②屋内では中に入れる、と覚えておくと良いでしょう。ただ実際はここまで使い分けることは難しいので、フラップが左右統一されているか、中途半端に出ていないか、など最低限のことを気をつけておくことが大切です。

▲屋内で着るタキシードなどにはフラップが付いていないタイプが多い▲

もう一つ覚えておきたいことが「スーツのポケットに物を入れていいのか?」ということ。結論、就活時やビジネスシーンでは物を入れるのはNGとなります。その理由は、スーツの綺麗なラインがポケットに荷物が入っていることでシルエットが悪くなってしまったり、荷物の重さでスーツが型崩れが起こってしまう場合があります。荷物は、しっかりとバックに入れて持っていくことを心掛けましょう。

▲パンツのポケットにも基本的には入れない方が良い▲
 


スーツを着る機会には、冠婚葬祭に着る “礼服” や “喪服” などもあり、マナーが気になるシーンも多いのではないでしょうか。

▼冠婚葬祭でスーツを着用する時のポケットマナー▼
・各ポケットにモノを入れすぎは見栄えが悪くなりNG
・小物を入れたい場合は内ポケットへ
・プライベート感の強い小物は控える

<結婚式でのポケットに関するマナー>

結婚式シーンでは、スーツの “胸ポケット” にポケットチーフを挿して華やかなイメージに、結婚式では定番の装飾となります。是非、機会がある方は身につけてみてはいかがでしょうか。腰ポケットのフラップはしまっておくのが良いでしょう。ただし、最近ではカジュアルな結婚式も多くその場合にはあまり気にすることはないでしょう。

<葬式でのポケットに関するマナー>

結婚式の時とは違い、細心の注意が必要になるのが葬式の場。世界基準のマナーではポケットチーフを挿しても問題ないですが、日本の葬儀では好ましく思われないことが多くポケットチーフを挿すのは控えるようにしましょう。腰ポケットのフラップは、屋外では出し、屋内ではしっかり入れるなど礼儀正しくしましょう。葬儀時に多いのが、香典を “内ポケット” から出すこと。ポケットが膨れてしまうのでバッグから出すようにする方がスマートです。

 

スーツのポケット6つの種類
【1】フラップポケット-最も基本的なデザイン

フラップポケットは、雨や埃が入るのを防ぐことを目的としてあります。ビジネス仕様のスーツに最も多く使われているポケットのデザイン。あらゆるシーンでマナーを気にすることなく着用できます。トラッドなスーツにも合わせやすい。

入社式、社会人一年目など、スーツを初めて着る機会などにオススメ。はずさないスーツは1着持っておくと便利です。ビジネススーツの基本的なカラーや、どんな柄のスーツにも合うので色柄を重視したい時にも良いでしょう。

 

【2】スラントポケット-視覚的にシャープに

スラントポケットは、ジャケットに対して平行ではなく、中心から外側にむけて斜めにデザインされたタイプ。斜めにすることで、視覚的にシャープに腰回りをスッキリと見せることができます。

シンプルな無地のスーツのアクセントに楽しんだり、生地の柔らかさが特徴のイタリアのスーツと合わせるのがオススメ。最近では、スリムなスーツを好む方も多く、シルエットを重視したい方に人気があります。

 

【3】チェンジポケット-英国スタイルに多い

チェンジポケットは、ジャケットの右側にあるポケットの上に、もう1つ小さなポケットが付いたデザイン。“チェンジ”は、小銭という意味があり、かつては小銭を入れるために活用されていました。

伝統的なチェック柄などが多いイギリスのスーツスタイルとの相性が良く、スタイリッシュさのあるオシャレな雰囲気を演出したい方におすすめです。また、重厚感のある素材系(フランネル・デニム)の生地と合わせるのも良いでしょう。

 

【4】アウトポケット-カジュアルタイプに最適

アウトポケットは、パッチポケットとも呼ばれる貼り付けポケット。主に、ジャケット(プレザー)、クールビズ用のカジュアルなジャケットに多く使用されています。

上記の3つのタイプとは異なり、見た目の印象が一気にカジュアルになります。その為、ジャケパン・ビジネスカジュアルなどの服装がメインの方におすすめです。ビシッとしたスーツに合わせ、ドレスライク&カジュアルライクのバランスをセンス良く見せることもできます。

 

【5】ノーフラップポケット(パイピング)

ノーフラップポケットは、パイピングポケットとも呼ばれ、ポケット口の上下に、共布(ともぎれ)で細かくパイピングを施したフラップのないデザインになります。

フォーマルスーツに使用されることが多く、少しシャレ感のあるデザインスーツにおすすめ。あまり服装の規則が厳しくなく、比較的ラフな仕事場では、ビジネス用スーツとして楽しめます。装飾感がなくスッキリとした見た目になります。

 

【6】スーツの胸ポケット(アウトポケット)

胸ポケットは、チーフを入れる為のポケットになります。腰の位置にあるポケットは、デザインはさまざまありますが、胸ポケットは、基本的にスーツに対する1つの役割がしっかりとあります。

カジュアルな印象になるアウトポケットは、胸元に注目が集まるスーツの中では、見た目の印象が大きく変わってきます。プライベートでも楽しめるカジュアルなジャケットにおすすめ。

 

パンツポケットの3つの種類

スーツのジャケットよりも、実用性が高いポケットが多いパンツ。

【1】サイドポケット

パンツの脇に付いている “サイドポケット” 。縫い目部分のあることから “シームポケット” とも呼ばれます。手荷物をなるべく少なくしたいと色々なモノを入れたくなるポケットの1つ。量が入るのでたくさんのモノを入れがちですが、モノを入れて膨れている様子は不格好になってしまいます。また、取り出しやすい位置にあるので、手やモノを頻繁に出し入れすることで生地を傷めたりシルエットを崩す原因になりやすいポケットでもあります。

【2】フォブポケット

ポケットの種類として知る人ぞしる存在の “フォブポケット” 。ベルトループ近くウエストに沿ってつけられ、懐中時計を入れるためのポケットになります。近年では、懐中時計を持ち歩く方が少なく、オプションとして用意されていることが多いです。カジュアルなジーンズによくみられチップを渡すための小銭入れとして使われいています。

【3】ピスポケット

パンツ(スラックス)の後ろ、お尻部分についている “ピスポケット” 。ヒップポケットとも呼ばれる。フラップがあるフラップポケットと、フラップがない玉縁ポケットがあります。ビジネススーツでは、フラップがなくボタンで留める仕様が多いです。パンツのお尻部分は「座る・立つ」という動作が多く摩擦によるダメージが大きい部分になります。ハンカチなど、生地を傷めにくいモノを入れる程度は良いでしょう。

***
いかがでしたでしょうか?

スーツのポケットには、種類があり最低限なマナーがあります。が、数少ないジャケットのディテールの1つとして、いろんなタイプのポケットに挑戦してみることで、オシャレの幅が大きく広がります。是非、スーツをご検討の際は参考にしてみてください。

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