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シーン別スーツ(春夏秋冬・クールビズ)

【2021年秋冬トレンド】自然回帰や癒しなどのムード!秋冬スーツはアースカラーの台頭

(最終更新日:2024.12.02)2021.10.06 # シーン別スーツ(春夏秋冬・クールビズ)

2021年秋冬スーツトレンドは・・・アースカラーがメイン!

ビジネスマンはもちろん、シーン別によって着る機会の多いスーツですが、着こなし方で、「清潔感」や「誠実さ」を出せます。そこに、トレンドを取り入れることで、オシャレな印象をプラスしてスーツスタイルに変化をつけることができます。トレンドといっても、毎年のように変化し、テーマがあります。そこで今回は、2021年秋冬のトレンド情報をみていきましょう。

▼2021年秋冬トレンド傾向▼
『コロナウイルスの終息がまだ見えない中、人々の生活や心理にも大きな変化があります。そんな中で2021年秋冬では、自然回帰や優しさ、癒しなどのムードが大きな広がりを見せています。

では、スーツアイテムではどのようになるのか?

▼5つの傾向がこちら▼

【1】COLOR(カラー)
ブラウン、ベージュ、カーキなど、アースカラーが打ち出されている。

【2】STYLING(スタイリング)
ナチュラルでリラックス感のある軽いスタイル。

【3】SUIT(スーツ)&JACKET(ジャケット)
グレースーツやアースカラーなどが中心。暖かみを感じさせるチェックジャケットの打ち出しが多い。

【4】COAT(コート)&KNIT(ニット)
コートは、“バルカラー”の柄モノなどが中心。自然を連想させる流れはニットでも。

【5】PANTS(パンツ)
ベルトレスやイージーパンツやタックパンツ。

いかがでしょうか?

“アースカラー”“ナチュラル”“リラックス”と自然を感じさせるテイストが秋冬のトレンド傾向といえます。そこで、ここからは先述にある<2021年秋冬トレンドの傾向>を6つのアイテム毎にご紹介していきます。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  GENERAL TREND ~一般的な21年秋冬トレンドと背景~
2.  COLOR TREND ~21年秋冬カラートレンド~
3.  STYLING TREND~21年秋冬スタイリングトレンド~
4.  SUIT&JACKET~21年秋冬スーツ&ジャケット トレンド~
5.  COAT&KNIT~21年秋冬コート&ニット トレンド~
6.  PANTS~21年秋冬パンツ トレンド~

 

GENERAL TREND ~一般的な21年秋冬トレンドと背景~

まずはじめに、2021秋冬トレンドのキーワードの1つとなる『なぜ、アースカラーが多くなるのか?』についてもう少し詳しく見ていきます。

コロナの終息が見えずに自宅で過ごす時間が長い今、多くの人々の癒しや温かみを求める心理が、自然を感じさせるアースカラーの台頭につながっている。

*メインカラーにアースカラーが増えている具体的な理由とは*

経済活動が制限される中自然環境は改善している。これからは自然や環境により配慮して生活しようという人々のマインド。

ファッション界全体がサステナブルやアップサイクルなど環境を重視している。

先行き不透明な心理状態が、人々の癒しや優しさを求めるニーズを高めている。ファッションと心理の密接な関係が大地や自然を感じさせるアースカラーの自然回帰ムーブメントを生み出している。

 

COLOR TREND ~カラートレンド~
① チョコレートのようなブラウンが打ち出されている
カラーイメージ:「落ち着き」「堅実」

ブラウンは秋冬を代表する色ですが、ベージュ・グリーン・ブルーなどは、春夏にも人気がある色でもあり、今期の流れを象徴しています。“カラートレンド”は、スタイルのどこかに取り入れる事で着こなしに奥行きを与えてくれます。

 

今季トレンドの“ブラウン”は、濃さを感じさせる色が多い傾向。素材感のある装いが増える秋冬、シックな雰囲気を演出したい方にオススメ。

(引用:https://www.warpweb.jp/ https://www.fashion-press.net/ https://www.beams.co.jp/blog/)
 

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▼-Global Style- ① COLOR(カラー)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒トーニャ・サヴィルクリフォード
スーツモデル:左から⇒アンコン・モダンブリティッシュ
 

トーンダウンさせた着こなしは、シンプルな無地も良いですが、チェック柄を選びライン色が特徴的なスーツでまとめるとオシャレです。着こなしのコツは、白シャツに同色系のネクタイを合わせると良いでしょう。

 

② ベージュからキャメルにかけた色も多く打ち出されている
カラーイメージ:「柔和な」「柔軟な」「温もり」

ブラウンとは対照的に、明るさのある“ベージュやキャメル”は、色が与えるイメージがテーマ性として高くなります。比較的インナーアイテムの色を選ばないので、シャツやニットと重ね着のバリエーションが増えます。カジュアルな装いの場合には、パンツとの組み合わせも楽しめます。

(引用:https://www.bronline.jp/blog/ https://www.asahi.com/)
 

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▼-Global Style- ② COLOR(カラー)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒ドラゴ・グアベロ
スーツモデル:左から⇒モダンブリティッシュ・アンコン
 

ベージュ系は、暖色・寒色と両方の色と相性が良く。スーツの色に合わせ、シャツやネクタイの色を変えたい。また、ベスト付のスリーピースで、立体的に男性的に見せるスタイルがオススメ。着用シーンや体型に合わせて襟付きのデザインを選ぶのも良いでしょう。

 

③ ディープグリーンやカーキなどの色が打ち出されている
カラーイメージ:「ナチュラル」「安らぎ」「サステナブル」

今季トレンドの“アースカラー”を代表するグリーンやカーキ。引きの強い色でグッとトレンドに寄せたり、落ち着いた色でナチュラルに見せるのも良いかも知れません。最近では、サステナブルをテーマに打ち出す際に使用される色として注目されています。

(引用:https://www.bronline.jp/blog/ https://www.guji.jp/ https://www.fashionsnap.com/ https://www.fashion-press.net/)
 

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▼-Global Style- ③ COLOR(カラー)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒ドーメル・カノニコ
スーツモデル:サルトリア仕立て
 

スーツの色の定番は“ネイビー・グレー・ブラック”。また、季節感を出せる色としては“ブラウン”があります。近年は、スーツのカジュアル化が進み、グリーンやカーキは人気が急上昇しています。カジュアルな装いではアウターなどで御馴染みの色であり、普段とは違う色を選びたい方の選択肢としてオススメです。

 

④ 自然回帰の流れの中、海を思わせるようなブルーも打ち出されている
カラーイメージ:「解放感」「知性」「公平」

ベージュやグリーンとはまた違った印象を演出できる“ブルー”は、自然回帰の流れから明るさを求め、解放感のあるスタイルも打ち出されている。青系は色幅が広いのでお好きな色でまとめやすく、引き続き人気が高い色になります。

(引用:https://ameblo.jp/beams-class/ https://www.guji.jp/ https://www.fashionsnap.com/)
 

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▼-Global Style- COLOR(カラー)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:カノニコ
 

持っている方が圧倒的に多い色に“ネイビー”があります。同じネイビーでも少し変化をつけたい方にオススメの色として選ぶ方が増えています。春夏には“ブライトネイビー”少し青みや明るさの強いモノが明るく優しい雰囲気をつくるとして取り入れやすい色として打ち出されており流れは継続しています。組み合わせる小物の色を選ばないので積極的に取り入れてみては。

 

STYLING TREND ~スタイリングトレンド~

ナチュラルでリラックスした軽さのあるスタイルがトレンド。ラフさを感じさせる装いはバランスが大切です。色の好みよりも、テーマ性を重視したい方は参考にどうぞ。

(引用:https://www.wwdjapan.com/ https://www.fashion-press.net/)
 

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▼-Global Style- STYLING(スタイリング)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒ドーメル・ゼニア・トーニャ
スーツモデル:左から⇒サルトリア仕立て(左と右)・モダンクラシック
 

ドレスライクな装い、キッチリ感のあるスーツ。着用シーンに合わせメリハリのある装いを。秋冬はシャツ・ネクタイ・ニットと、ラフさを演出できるアイテムが多いです。本来のスーツに求められるイメージも変わりつつある中で、着こなしの幅を広げてみるのも良いかも知れません。

 

SUIT(スーツ)&JACKET(ジャケット) トレンドスタイル

“カラートレンド”として打ち出されているアースカラー以外では、グレースーツがトレンドになる。スーツの定番色ではありますが、大人の印象・落ち着いた雰囲気・クールな表情を演出できるグレーもオススメ。

(引用:https://www.fashion-press.net/ https://www.wwdjapan.com/ https://www.fashion-press.net/ https://www.beams.co.jp/blog/)
 

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▼-Global Style- SUIT(スーツ)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒ゼニア・ウェインシール・トレーニョ
スーツモデル:左から⇒ミケランジェロレジェロ・アンコン・モダンブリティッシュ
 

どこか余裕を感じさせるグレーは、世の中の流れが変わる中でもバリエーションの1つとして持っておきたい。秋冬は、ダーク系で上品に見せるスタイルがオススメですが、明るさのある色・柄モノで、表情のあるスーツスタイルも良いかも知れません。

 

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ジャケットは、温かみのあるチェックのジャケットが多く打ち出されている。秋冬は“フラノやツイード”と素材系のアイテムでオシャレを楽しむ方も多いです。デザインは細やかなモノで、優しさ・癒しをイメージさせるジャケットがオススメ。

(引用:https://www.beams.co.jp/blog/ https://www.bronline.jp/ https://ameblo.jp/beams-class/)
 

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▼-Global Style- JACKET(ジャケット)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒フォックスブラザーズ・ムーン
スーツモデル:サルトリア仕立て・アンコン
 

ここ数年で、カジュアルなジャケット・パンツスタイルを着る場面が増えた方も多いのではないでしょうか。着用シーンは選びますが、チェック柄のジャケットは差をつけれるスタイルとしてオススメ。フォーマルな雰囲気には、シンプルな無地のベストで合わせるのも良いでしょう。

 

COAT(コート)&KNIT(ニット) のトレンド

寒くなると欠かせないコート。形にこだわる方も多いのでは。今季、無地だけでなく“バルカラー”の柄モノなどが多く打ち出されています。2020年1月にフィレンツェで行われた世界最大のメンズの展示会 “PITTI UOMO” でもバルカラーは大人気。引き続き人気が継続しています。

(引用:https://www.bronline.jp/blog/ https://www.guji.jp/)
 

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▼-Global Style- COAT(コート)トレンドイメージスタイル▼

生地ブランド:左から⇒ゼニア・フォックス
 

コートは防寒対策の1つとして着ている方もまだまだ多いかも知れませんが、着用シーンが多様化しトータルコーディネートの印象を考えて選ばれる方が増えています。バルカラーコートは、直線的に折り返された襟型が特徴的で、第一ボタンを開けても留めても様になるのがポイント。

 

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自然を連想させる暖かみのあるアースカラーはニットアイテムでも打ち出しが多い。

(引用:https://www.guji.jp/web/)
 

印象が変わりやすいニット、ビジネス用には自分の体型に合わせたニットでスタイル良く。秋冬のベストのように、ジャケットを脱いだ時の印象を品よくみせることが可能です。ビジネス・カジュアル・プライベートにも活用しやすいニットを1着持っておきたい。

 

PANTS(パンツ) トレンドスタイル

パンツのトレンドは、引き続き、カーゴパンツやイージパンツの流れが続いている。また、タックパンツもトレンドとして打ち出されている。

◇イージーパンツ◇
イージーパンツとは、ウエスト部分が紐やゴムになり、締め付け感が少なくゆったりと着用できるパンツ。

(引用:https://www.guji.jp/web/)
 

スーツのパンツ・フィット感に変化をつけたい方は、“タックの入れ方”で違いを出してみるのはいかがでしょうか。腰まわりにボリュームがあり、従来はクラシカルなアイテムとしてありましたが、スーツとジャケットスタイルの両方を用意しておく方が増え、パンツのシルエットにこだわりを持つ方にオススメ。

**

いかがでしたでしょうか?

今季は継続したトレンド傾向が強いですが、たまにはトレンドを意識した装いで気分を変えて見るのも良いかも知れません。

 

2021年秋冬スーツのトレンドをアイテム別でおさらい

▼5つの傾向がこちら▼

【1】COLOR(カラー)
ブラウン、ベージュ、カーキなど、アースカラーが打ち出されている。

【2】STYLING(スタイリング)
ナチュラルでリラックス感のある軽いスタイル。

【3】SUIT(スーツ)&JACKET(ジャケット)
グレースーツやアースカラーなどが中心。暖かみを感じさせるチェックジャケットの打ち出しが多い。

【4】COAT(コート)&KNIT(ニット)
コートは、“バルカラー”の柄モノなどが中心。自然を連想させる流れはニットでも。

【5】PANTS(パンツ)
ベルトレスやイージーパンツやタックパンツ。

今年の秋冬、スーツを新調する際は、今回ご紹介した秋冬のトレンドを取り入れてみてはいかがでしょうか?
 
 
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Supervisor - この記事の監修者

Global Styleクリエイティブ・ディレクター
江森義信

大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。

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