最近よく耳にする「オーダースーツ」という言葉。あなたはどんなイメージを持っていますか？

「時間がかかりそう」　「値段が分からないから高くなりそうで不安」　「どんなスーツになるのかイメージが湧かない」　「店員さんが難しそう」　など、普段は既製品のスーツを着ている人にとっては、敷居が高くなってしまいがちですよね。今回はそんなネガティブなイメージをお持ちのオーダースーツ初心者のあなたのために、具体的な納期や注文の仕方などについて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

＜ 目次 ＞-クリックすると各内容へ飛びます-

1. 　オーダースーツとは何？
2. 　オーダースーツがおすすめの人とは
2-1. 　自分の体型に合ったスーツを着てカッコ良くなりたい人
2-2. 　自分で選んだオンリーワンのスーツを着て自信を持ちたい人
2-3. 　人とは違った自分の個性を前面に出したい人
3. 　【種類別】オーダースーツの納期
3-1. 　パターンオーダー
3-2. 　イージーオーダー
3-3. 　フルオーダー
3-4. 　ネットオーダーでも納期は変わらない？
4. 　オーダースーツの注文から出来上がりまでの流れ
4-1. 　オーダーの流れ①　カウンセリング
4-2. 　オーダーの流れ②　スーツ生地を選ぶ
4-3. 　オーダーの流れ③　スーツモデルを選ぶ
4-4. 　オーダーの流れ④　採寸
4-5. 　オーダーの流れ⑤　ボタン・裏地・オプション仕様を選ぶ
4-6. 　オーダーの流れ⑥仕上がりまで待つ
4-7. 　オーダーの流れ⑦　スーツ完成⇒受け取りに行く
5. 　オーダースーツ仕立て前にやるべきこと
5-1. 　着用するシーンを明確にしておく
5-2. 　予算感を大体決めておく
5-3. 　どう見えるようになりたいかのイメージを明確にしておく
5-4. 　画像を用意したり、お気に入りのスーツがあれば着ていく
6. 　オーダースーツに関するよくある質問

 

オーダースーツとは何？

オーダースーツの魅力は、既に完成品としてお店に並んでいるスーツを購入する既製品と違い、自分好みの１着を一から作ることが出来ることです。そのメリットを具体的に挙げてみると、

▼メリット▼
・生地やデザインを自分で選ぶことが出来る
・自分の体型に合ったサイズ感で作ることが出来る
・裏地やボタンなどにこだわることが出来る

以上のように、自分だけのスーツが一から作れて細部にもこだわることが出来るのというのが最大のメリットなのです。もちろん、既製品と比べてすぐ着ることが出来ないというデメリットもありますが、出来上がったスーツには、それ以上の愛着や魅力を感じてもらえるのではないでしょうか。

 

オーダースーツがおすすめの人とは

ここからは、特にオーダースーツをおすすめしたい人についてご紹介していきたいと思います。

 

自分の体型に合ったスーツを着てカッコ良くなりたい人

人は十人十色というように体型も様々です。「身長が高いのにウエストが細かったり」　「身長は低いのに手がかなり長かったり」　「極端ななで肩やいかり肩」など、しかし標準的な体型を基本とした既製品のスーツでは体型に合わせるのに限界があります。でもオーダースーツであれば、そんな悩みも解消されます。誰でも自分の体型により合ったスーツを着ることでカッコ良く見えるようになるのです。

 

自分で選んだオンリーワンのスーツを着て自信を持ちたい人

オーダースーツは身体を美しく見せるという長所もあります。自分の体型の欠点を補うだけでなく、特徴を生かすことも可能です。例えばウエストを絞って立体的にすることで体型をより良く見せることが出来ますし、身体に自然にフィットしたサイズ感であれば人に清潔感のある印象も与えられます。また、サイズ感だけではなく生地やデザインも自分の好みのオンリーワンのスーツを着ることで、自信を持った着こなしが出来るようになるのです。

 

人とは違った自分の個性を前面に出したい人

作り込みで計画生産していく既製品のスーツでは、出来るだけ売れ残らないようにするため万人に向けたベーシックなものになりがちですが、オーダースーツであれば違います。例えばスーツの定番色のネイビーやグレーの無地だけでなく華やかな色や柄などの生地も選ぶことが出来ますし、既製品ではボタンや裏地もベーシックなものが中心ですが、柄物の裏地や色や材質を変えたボタンなど自分なりのこだわりも取り入れることも出来ます。毎日仕事で着るスーツだからこそ、仕事上のＴＰＯを踏まえた上で自分なりの個性を表現することも大切なのです。

 

【種類別】オーダースーツの納期

パターンオーダー：２週間～４週間

パターンオーダーの特徴
・完成形に近いゲージ服を試着するのが基本
・着丈や袖丈など縦調整が基本だが、縦横調整できるお店もある
・仕上がり納期の目安は２週間～４週間

パターンオーダーのメリット
・ゲージ服が沢山あるので仕上りイメージが湧きやすい
・価格もリーズナブルで初心者がトライしやすい

パターンオーダーのデメリット
・難しい体型などには対応がしにくい

 

パターンオーダーは、ゲージ服と呼ばれるサンプルスーツを試着した上で、ジャケットの着丈や袖丈、パンツのウエストや股下などを採寸して仕上げるオーダーになります。基本パターンをベースにしたオーダーなので肩幅やバスト、ウエストなどシルエットに大きく関わる部分は動かすことが出来ずに縦方向のみの調整になる場合も多いですが、最近では肩幅やウエストなど横方向にも調整出来るイージーオーダーに近いオーダー専門店も増えてきています。仕上がりの目安としては2週間～4週間程が一般的ではあります。既製品では満足出来ずオーダーをリーズナブルに手軽に取り入れたい人におすすめしたいオーダーです。

 

イージーオーダー：３週間～４週間

イージーオーダーの特徴
・ゲージ服を試着して採寸する
・基本的に縦横の調整が可能
・仕上がり納期の目安は３週間～４週間

イージーオーダーのメリット
・体型補正が可能なので難しい体型の人でも利用出来る

イージーオーダーのデメリット
・パターンオーダーに比べるとゲージ服が少ないので、仕上がりイメージが湧きにくい

イージーオーダーも、基本となる型紙をベースにしたサンプルを試着しながら採寸していくオーダーです。ゲージ服を試着して採寸するのはパターンオーダーと一緒ですが、ゲージ服のバリエーションはパターンオーダー程は多くはありません。基本的に着丈や袖丈、肩幅やバスト、ウエストなど縦も横もその人の体型に合ったシルエットに調整することが可能になります。また体型補正というメニューにより、なで肩やいかり肩、ねこ背などの体型的にも対応出来るのもイージーオーダーの特徴になっています。仕上がりの目安として2週間～4週間ぐらいをみておけば大丈夫でしょう。より自分の体型に合ったスーツを作りたい人におすすめしたいオーダーです。

 

フルオーダー：３週間～４週間

フルオーダーの特徴
・ゲージ服はなくフィッターの採寸からオリジナルで型紙を起こす
・仮縫いによる細かな調整がある
・仕上がり納期の目安は２か月～３か月

フルオーダーのメリット
・自分の体型により合うことや着心地の良さを体感出来る

フルオーダーのデメリット
・仕上がり納期が長く、値段も高額になってしまう

フルオーダーは、基本になる型紙やゲージ服はなく、採寸してからオリジナルの型紙を起こして生地を裁断、仮縫いの工程を通して完成品を仕上げていくオーダーになります。フィッターが採寸してから型紙を起こし仮縫いで試着するのですが、その際に体型的な特徴などもより加味しながら細かな調整をしていくので満足度も上がります。その反面、型紙作りや裁断、縫製なども手仕事が多く、仮縫いや試着が何度か繰り返されるケースもあるので時間や手間暇が多くかかってしまうのが特徴です。仕上がりの目安としては、２か月～３か月程が一般的ではありますが、場合によってはそれ以上時間がかかってしまうこともあります。高い値段や納期が長くなったりしても、より自分の体型に合って着心地の良いスーツを着たいという人におすすめしたいオーダーです。

 

ネットオーダーでも納期は変わらない？

オーダースーツをネットでオーダーすることも可能です。初めてのオーダースーツをネットで利用する場合は、パターンオーダーのような調整幅の少ないオーダーが主流ですが、手軽で便利な反面、満足いくフィット感という意味では多少なりともリスクはあります。やはり最初は店舗で採寸してもらって２回目以降ネットでオーダーすることをおすすめします。一度店舗で採寸してもらえばデーターが残ることになるので、ブランドによっては多少の体型変化などの微調整も可能になっています。また納期に関してですが、例えネットでオーダーしたとしてもスーツを工場で作る作業工程は変わりません。仕上がり目安としては、やはり２週間～4週間ぐらいになります。

 

オーダースーツの注文から出来上がりまでの流れ

ここからは、一般的なパターンオーダーの専門店の注文から受け取りまでの流れを説明していきます。

 

オーダーの流れ①　カウンセリング

まずお店に入店したら、いきなり生地を選んだりするのではなく、カウンセリングというお話しをするところからスタートします。お店の人からあなたの好みや希望についての色々な質問がありますので、生地の色や予算感などあなたの要望を具体的に伝えていって下さい。初めてのオーダーをスムーズに行うためにも「落ち着いた感じで見られたい」　「スリムに見えるようにしたい」　「営業なので誰からも好感をもたれるように」など、どんなスーツを作りたいかの自分のイメージをハッキリさせておくのがよいでしょう。初めてのオーダーで正直不安な気持ちになると思いますが、お店の人に分からないことは正直に伝え相談してみて下さい。もし最初に具体的なイメージがなく、お店の人に相談しながらじっくりと決めたい場合には、あらかじめ予約をしてお店に行くことをおすすめします。

 

オーダーの流れ②　スーツ生地を選ぶ

カウンセリングが済んだら、今度は生地選びに入ります。あなたが伝えた要望に沿ってお店の人が生地を選んで見せてくれるので、生地の色や柄、触り心地を確認するなどして自分のイメージ合うかどうかを検討することになります。色や柄の違いだけではなく光沢の違いや重さの違いなど、生地には色々な表情があるので、お店の人のアドバイスも参考にしながら最終的に決定していきます。生地に関してもあらかじめ「動きやすい方がいい」　「座ってもシワになりくい」　「見た目の高級感が大事」など、自分なりのテーマを決めておいて要望を伝えることをおすすめします。慣れていないと選ぶのは大変だと思いますが、生地選びもオーダースーツの醍醐味なので、ぜひ楽しんでみて下さいね！

 

オーダーの流れ③　スーツモデルを選ぶ

生地を選んだら次にスーツのモデルを決めていきます。基本は３～４モデル、多いところでは１０モデルぐらいの中から自分のイメージするタイプを選んでいきます。大事なのは抽象的でもいいですから大体のイメージを持っておくこと。「軽い方がいい」　「カッチリと見せたい」などを伝えることで、お店の人が適切なモデルを選んでくれます。

 

オーダーの流れ④　採寸

モデル選びが済んだら、いよいよ採寸に入ります。「ヌード寸」と呼ばれるあなたの身体の寸法をメジャーで計測した後、先程選んだモデルのサイズゲージ服を試着します。ゲージ服を試着した上でサイズを交換したりしながらジャケットなら着丈や袖丈、バストや肩幅など、パンツならウエストや太もも、裾幅など主要な部分の細かな調整をしていきます。ここでもゲージを試着しながら「もっとゆったりした感じ」とか「もっとフィットして欲しい」など、要望をお店の人に伝えて下さい。また、人によっては体型補正なども入れながらより体型に合わせていくことになります。

 

オーダーの流れ⑤　ボタン・裏地・オプション仕様を選ぶ

モデル選びや採寸が済んだら今度はボタンや裏地、オプション選びです。生地と同じでボタンや裏地にも沢山の種類があり、自分の好みで選べるのも既製品にはないオーダーの楽しみです。またオプション仕様と呼ばれるスーツのディテールなども選ぶことも出来ます。例えばジャケットなら「裏地の付き方」　「袖口ボタンの数」　「ステッチの有無」　など、パンツなら「腰裏の仕様」　「股補強」などを選択していくことになるのです。初めてだと何が良いのか分からない場合もあると思いますが、お店の人に相談しながら決めていけるので安心して下さい。

 

オーダーの流れ⑥　仕上がりまで待つ

すべて完了してお支払いを済ませたら後は仕上がりを待つことになります。仕上がりまでの納期は約２週間～４週間ぐらい、スーツのモデルや選んだ生地、工場などによっても納期は多少変わってきます。既製品のようにすぐ着ることが出来ませんが、自分が選んだスーツがどんなふうに出来上がるかを楽しみに待つようにして下さい。

 

オーダーの流れ⑦　スーツ完成⇒受け取りに行く

受取日が近くなるとお店から仕上がり連絡が電話かアプリなどで入ります。配送の依頼をした場合は連絡後に自宅などへ配送されてきます。店舗受け取りの場合は、店舗に行って試着をして問題がなければ完了です。試着後には、保証期間内の無料お直しサービスのなどの説明がしてもらえるお店もあるので、しっかりとアフターサービスの内容を確認しておくことをおすすめします。

 

オーダースーツ仕立て前にやるべきこと

①着用するシーンを明確にしておく

スーツを着用するシーンは様々です。普段の仕事での着用や結婚式やお葬式などの冠婚葬祭、ちょっとしたイベントやパーティーなど、着用するシーンによっても適切な生地やモデルが変わってきます。初めてのオーダースーツを失敗しないためにも、あらかじめ着用するシーンを明確にすることが大事になります。

②予算感を大体決めておく

オーダースーツの場合は、選ぶ生地や仕立てによっても値段が大きく変わってきます。「高級感のある生地で作りたい」　「生地は普通でいいから着心地の良い仕立てにこだわりたい」など、自分が優先するポイントをはっきりさせた上で、大体の予算を決めておくことをおすすめします。

③どう見えるようになりたいかのイメージを明確にしておく

せっかくオーダースーツを作るなら、見栄えも良くなりたいものです。「仕事が出来るように見られたい」　「誠実な感じに見られるようになりたい」　「若々しく見られたい」など、自分が見られたいイメージを明確にしておくことがとても大切になります。

④画像を用意したり、お気に入りのスーツがあれば着ていく

初めてのオーダースーツであれば、沢山の生地やモデルの中から自分の理想のスーツのイメージをお店の人に伝えるのが難しいものです。そんな時は、自分が理想としているスーツの着こなし画像を用意したり、普段愛用しているお気に入りのスーツを着ていくことをおすすめします。全く同じものにはなりませんが、理想とする生地やデザイン、サイズ感などをお店の人と共有出来るので、よりイメージに近いスーツを手に入れる近道になります。

 

オーダースーツに関するよくある質問

オーダースーツならGlobal Styleにお任せ下さい。

ここまで、オーダースーツの納期や来店してからの注文の仕方などについてご紹介してきましたが、オーダースーツが意外と難しく身近なものであることを感じて頂けたのではないかと思います。もしオーダースーツにご興味を持っていただけたのなら、ぜひGlobal Styleにお任せ下さい。創業95年以上の歴史ある老舗生地問屋ならではの仕入れネットワークで、どこよりも豊富な生地で仕立てたオーダースーツをリーズナブルな価格でご提供しています。お客様の体型や嗜好に合わせたスーツモデルも全10型以上のバリエーションからご用意しており、年代やお好みに合わせたスタイルでお作りすることが出来ます。また、仕上がりイメージが湧かずに不安というお悩みに関しても専門スタッフが、お好み、ご予算、着用時のお悩み、着用されるシーンなどの幅広い視点からカウンセリングを行いますので御安心下さい。

 

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-FUTURES-

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いかがでしたでしょうか？

オーダースーツに対する不安や疑問について少しでも解消することが出来ましたか？オーダースーツと一口に言っても様々なジャンルがあります。この記事が、あなたにとって最適なオーダースーツ選びの助けになることを心より願っています。

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