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スーツの種類

メンズスーツはパンツで印象が決まる!知っておきたい5つのポイントを徹底解説

(最終更新日:2025.04.02)2021.02.19 # スーツの種類

スーツの着こなしにおいて、意外と見られているパンツ(スラックス)。サイズが合っていないパンツは、周囲にだらしない印象を与えてしまう可能性があります。スーツのシルエットを良くすることで「スマートに見せる」ことが出来ます。

そこで今回は、『既製品のパンツ(ズボン)とオーダーパンツの違いとは』『スーツのパンツ(ズボン)を試着したときに見るべきポイント』『パンツ(ズボン)の種類』『オーダーパンツ~知っておきたい5つのポイント~』『スーツのパンツ(ズボン)を綺麗に洗濯する方法』『スーツのパンツ(ズボン)を綺麗に保管する方法』『オーダーパンツでかっこよく決める|メンズスーツコーデ』『体型に合ったパンツでスーツスタイルを楽しもう』について見ていきながら、パンツの種類や着こなし方をご紹介していきます。

 

既製品のパンツ(ズボン)とオーダーパンツの違いとは

まずはじめに、今回のテーマの最大のポイントとなる「既製品のパンツ」オーダーのパンツとの見た目の違いを比較してみましょう。比較すると一目瞭然で自分の体型に合ったパンツの方が綺麗に見えます。スーツ姿で歩くビジネスマンの中には、パンツのサイズが合っておらずダボダボな状態で穿いている方もいますが、ジャケットを脱いだ状態だとさらに目立ってしまいます。

▲(左)既製品のパンツ(右)オーダーパンツ▲

既製衣料品のサイズは、着用者の基本身体寸法や、特定部位の寸法(ウエストなど)により、平均値をとり大体のサイズが決められています。パンツの場合、裾口の長さの調整はできますが、股下などの調整は難しくなります。そのため「しっくりこない」「シルエットが悪い」「穿き心地が悪い」などの状態が発生します。

▽スーツサイズの表記や採寸方法を詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:【サイズ表】スーツサイズの選び方は?表記や採寸方法をわかりやすく解説!

 

スーツのパンツ(ズボン)を試着したときに見るべきポイント

パンツのシルエットで大切なのがウエストヒップとなり、オーダーの場合は、その人に体型に合わせることはもちろん、好みに合わせて作るため、綺麗なシルエットになります。以下の写真のように、パンツを試着したときにウエストの位置からできるヒップラインのシワの入り方を確認すると後ろ姿が格好よくなります。

■見るべき重要ポイント
・試着時はウエスト位置を上げ過ぎないで適切な位置で穿く
・見るべきポイントはパンツのヒップラインのシワ
・余計なシワがなく、お尻に合わせてヒップラインが綺麗にでているのが〇
・お尻のラインとパンツのヒップラインが合わず、シワが目立っている状態が×

スーツが与える印象は、仕事における環境や対人関係の中で、ビジネス上の自分を演出するためにとても重要な事になります。また、最近ではオフィスカジュアルや在宅ワーク時の装いにも注目が集まっており、着用シーン・組み合わせるアイテムとのバランスも考えてつくる方も増えています。

 

パンツ(ズボン)の種類

パンツの種類も様々あり、ドレスライクなスタイルにはスラックスが定番となります。ジャケットと組み合わせる場合には、チノパンツコットンパンツカジュアルに見せることができます。また、季節感のあるコーデュロイなど素材に特化したパンツまで幅広くあります。オーダーの場合は、訪れる専門店で取り扱う生地であれば、お好きな色柄で作ることが可能です。オンとオフ、どんなシーンで穿きたいのかによって選ぶものを自由に選択し楽しめます。

 

オーダーパンツ~知っておきたい5つのポイント~

オーダーパンツにはシルエットやタック、素材などの中に様々な種類があります。オーダーする際に何に気を付ければ良いのかポイントを紹介します。

【1】シルエットの種類|テーパード・シルエット(ビジネス仕様)

パンツのシルエットは、ヒップ・膝・モモ・裾のバランスによってシルエットが左右され、着用頻度の高いビジネスシーンでのパンツ(スラックス)は、テーパードパンツが一般的となります。

■テーパードとは・・・腰回りから裾に向かって次第に細くなっていくシルエットのパンツのことを指します。

最近の傾向に、タイトなシルエットを好む方が増えていますが、スキニータイプは細くなりすぎてしまう可能性があります。また、ゆったりなシルエットを好む方は、ワイドなシルエットにしすぎるとカジュアルな印象になるため着用シーンには注意しましょう。ビジネスシーンでのパンツは、体型に合わせて適度なゆとりでトータルバランスの綺麗なテーパードパンツがおすすめです。

【2】タックの種類|ノータック・ワンタック・ツータック

タックとは、パンツの前身にある生地を畳んだヒダヒダの部分になります。タックの種類には、タックがないものをノータック、タックが1本入っているワンタック(1タック)、タックが2本入っているツータック(2タック)があり、それぞれシルエットの特徴が違います。

▲モデルの写真はノータック
(右上から)ノータック⇒ワンタック⇒ツータック▲

着用する際にメリットとデメリットについても知っておくと、より自分の体型が見せたい印象に近づけることができるため参考にしてみてください。

■テーパードパンツの選び方
・タックの数が増えるほどゆとりのあるシルエットになる
・ノータックはシャープな印象の一方、窮屈さを感じる場合がある
・ワンタックは大人っぽさがある一方、細身のシルエットが好きだとしっくりこない場合がある
・ツータックはおしゃれ感が演出できる一方、人によっては足が短く見える場合がある

<ノータックが似合う体型の人>
太もも、ヒップなどが細身か標準体型の人

<1タックが似合う体型の人>
標準体型だけどヒップや太ももがやや発達している人

<2タックが似合う体型の人>
スポーツ経験者でヒップや太ももが発達している人

タックを入れることで、フィット感を調整できヒップや腰回りにゆとりを持たせることが可能になります。

▽タックのメリット・デメリットや選び方を知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:スーツのタックとは何か?メリット・デメリットや自分に合う種類の選び方を紹介!

【3】素材の種類|ウール・綿・化繊

スーツのパンツの素材は、主にウールや綿、化繊の3種類が使われています。素材別に特徴も変わるため、着用するシーンや季節、与えたい印象に合わせて選ぶと良いでしょう。

<ウール素材>
ウールはスーツ生地によく使われる素材です。艶感があり、保温性吸湿性復元性に優れた素材でドレスアップした印象を与えます。柔らかいため、ストンと落ちるようなシルエットになります。

<綿(コットン)素材>
綿(コットン)はマットな質感の素材です。艶感が少なくカジュアルな印象を与えます。吸湿性保温性があり通気性に優れているため、夏場でも着用しやすくさらっとした着心地になります。

<化繊(化学繊維)素材>
化繊(化学繊維)は丈夫耐久性がある比較的安価な素材です。安価で取り入れやすく、ファッション性の高いカジュアルスーツとしても使用され人気になっています。

【4】裾口の種類|シングル・ダブル

パンツの裾口には、主にシングルダブルの2つがあります。シングルは、ビジネスやフォーマルなど様々なシーンに対応する仕様となっています。ダブルは、カジュアルな印象となりますが、ビジネス用にも対応する仕様です。裾の長さを調整すると共に、デザインを指定することでこだわりを感じられるパンツになります。

▲(左)シングル(右)ダブル▲
裾口には、略礼服パンツの仕様に使われるモーニングと呼ばれる、甲から踵(かかと)にかけて斜めに下にカットしたデザインもあります。基本的にコールパンツに施しますが、靴との一体感が出たり、裾がすっきりとまとまるのでシングルのダボつきを和らげたい方には良いかもしれません。

裾口は一般的にシングルやダブルがおすすめです。カジュアルなチェック柄や柄モノのスーツにはダブルを選ぶ方も多くなっています。

【5】裾幅と裾丈のバランス

オシャレは足元から”と言われるように、スーツスタイルにおいて、ジャケットのサイズが合っていてもパンツの裾のシルエットがダボついてしまうと残念な見た目になってしまいます。パンツ(スラックス)をオーダーする場合は、パンツの裾幅の寸法裾丈のバランスが整っているとより綺麗に見えます。

パンツを穿いた時に、気になるのがパンツのたるみ(クッション)ノークッション・ハーフクッション・ワンクッションに分けられますが、理想はたるみのないスッキリとしたシルエットを心掛けると、脚長効果にも繋がります。与える印象にも違いが出るので、オーダーパンツを作る際は覚えておくと良いでしょう。

■おすすめの裾幅と袖丈のバランス
・裾幅16~18cmはくるぶしが見える程度の少し短めの裾丈がおすすめ
・裾幅18.5~20.5cmには裾が靴の甲に掛からない程度のノークッションがおすすめ
・裾幅20~21cmには裾が靴の甲に乗る程度のハーフクッションがおすすめ
・裾幅21cm~には裾が靴の甲にかかってシワができる程度のワンクッションがおすすめ

<少し短めの具体例>
すっきりとした見た目になり、足長効果も期待できます。カジュアルになりすぎることがあるため注意が必要です。


<ノークッションの具体例>
パンツの裾が靴に軽く触れる基本的な長さ。このスタイルは、どんな場面でも無難に着こなせます。


<ワンクッションの具体例>
靴の甲にシワができるゆったりとしたフィット感が特徴。クラシカルで重厚なスタイルのような雰囲気があり、少し古風な印象にもなります。

▽裾上げの長さや種類について詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:スーツは足元から!裾上げの長さ目安や種類、革靴の選び方を解説

 

スーツのパンツ(ズボン)を長持ちさせる方法

パンツを長持ちさせるために一日着用した後は、スチームアイロンで伸ばしましょう。パンツはデスクワークなどでシワが付きやすいため、そのまま放置してしまうと消耗も早くなってしまいます。できるだけシワを作らないように着用するのが一番望ましいですが、通勤時・職種によっては難しい場合があります。手間はかかりますが、スチームアイロンで伸ばしておくことで生地がリラックスした状態になり、パンツを長持ちさせることができます。また、洗濯・クリーニングはパンツの洗濯表示を確認しましょう。オーダーパンツの場合や衣替え(長期間使わず保管を行う)の場合には、基本的にクリーニングに出すことがおすすめです。

 

スーツのパンツ(ズボン)を綺麗に保管する方法

スーツは基本的に畳まずにハンガーに掛けます。パンツはジャケットとは別にパンツ専用ハンガーに吊るしましょう。パンツ専用ハンガーにも色々な種類がありますが、クリップ付きのハンガーがおすすめです。吊るし方もクリップ部分にウエストベルトではなく、裾部分を挟んで逆向きに掛けることがポイントです。ウエストなどの腰部分の重みによってヒザや太もも部分のシワが伸びやすくなる効果があります。また、シワを作らず保管できるため、パンツの寿命を延ばすことができます。

 

オーダーパンツでかっこよく決める|メンズスーツコーデ

ここからはオーダーパンツで仕立てるコーデを紹介します。オーダーパンツで体型に合ったコーデを着こなしましょう。

■ビジネスシーンでのスーツコーデ
シンプルで清潔感のあるネイビースーツ。ネイビーは色の濃淡によって印象が変わり、ビジネススーツの中でも定番のスーツスタイルになります。

■カジュアルシーンでのスーツコーデ
堅苦しさがなく気軽な雰囲気を楽しめるグレースーツ。ジャケパンスタイルは、合わせるパンツによって大きく印象が変わりますが、自分の好みを反映しやすいスーツスタイルになります。

■フォーマルシーンでのスーツコーデ
洗練された雰囲気のあるブラックスーツ。深みがあり、マットな質感のブラックカラースーツは落ち着いた印象があり、格式の高いシーンで着用するスーツスタイルになります。

▽オーダースーツ専門店でオーダーパンツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~

 

体型に合ったパンツでスーツスタイルを楽しもう

スーツは全体感のバランスが重要です。自分の体型に合ったパンツを選ぶことで、スーツのシルエットが美しくなり、周囲に良い印象を与えることができます。
オーダースーツ専門店グローバルスタイルでは、業界最多の5,000種類以上の生地を取り揃えているため、自分好みのスーツを作ることができます。体型に合ったスタイルで、自信を持ってスーツスタイルを楽しみましょう。

 

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Supervisor - この記事の監修者

Global Styleクリエイティブ・ディレクター
江森義信

大学卒業後、アパレルメーカーにてミラノコレクションにも参加するイタリアブランドのデザイナーとして11年のキャリアを積む。チーフデザイナーを歴任後、フリーとなり、オリジナルブランドのセレクトショップや百貨店での展開。大手アパレルや小売店、商社など、様々なプロジェクトのデザインやディレクションを手掛ける。

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