チェスターコートとは

コートと一口に言ってもその種類は様々。その中の1つ“チェスターコート”は、ビジネスシーンにもカジュアルシーンにも使える汎用性の高いコートとして人気です。メンズのコートは、レディースのモノとは異なり控え目な装飾のデザインが多くあり、「とりあえず冬用にコートが欲しい！」という方にオススメ。

●チェスターコートとは・・・19世紀頃に、イギリスのチェスターフィールド伯爵という方がはじめて着ていたことがコートの名前の由来。ドレスアイテムの1つとして格式が高く、ネクタイやスラックスと合わせて使うコート。

そこで今回は、今や定番！ドレスカジュアルなコート『3つのテーマで見るチェスターコートの選び方』『チェスターコート-カラー別おすすめコーディネート』『チェスターコート-ワンランク上の着こなし方』について見ていきながら、チェスターコートの魅力をご紹介していきます。

 

＜ 目次 ＞ -クリックすると各内容へ飛びます-

1. 　3つのテーマで見るチェスターコートの選び方
1-1. 　【1】チェスターコートの色
1-2. 　【2】チェスターコートの素材
1-3. 　【3】チェスターコートのサイズ感
2. 　チェスターコート-カラー別おすすめコーディネート
3. 　チェスターコート-ワンランク上の着こなし方
4. 　特別な1着はオーダーという選択肢もあり！

 

3つのテーマで見るチェスターコートの選び方
【1】チェスターコートの色

まずはじめに、コート選びで迷うのが「色」ではないでしょうか。特に、フォーマルな雰囲気を持つ“チェスターコート”は、色選びに失敗してしまうとタンス(クローゼット)の肥しになんてことにもなりかねません。 覚えておきたい代表的なチェスターコートの色は、ネイビー、キャメル、グレー、ブラック。

ビジネススーツと合わせる場合は、ダークネイビーやチャコールグレーなど、暗めのトーンを選ぶのがオススメ。フォーマルな印象を残しながら、着用するスーツの色を選ばずオシャレに着こなせます。季節感を出したい時は、キャメルも良いでしょう。その時のスーツの色は、ダーク系だと色のバランスも取りやすいです。

カジュアルな服装と合わせる場合は、モノトーンを軸に組み合わせると、あらゆる色のコートと合わせることができます。クラシカルな雰囲気を出したい方は、チェック柄のコートでカジュアルにまとめると良いでしょう。ドレス感の強い“ブラック”は、明るめのトーンのジャケットやパンツがオススメ。

 

【2】チェスターコートの素材

コート全般に言えることですが、着用シーンによってはコートの素材選びが重要になります。定番となるのが、ウールやポリエステル。素材感の強いモノだと、カシミヤやツイードがあります。特にステンカラーのコートに多いですが、ポリエステル素材はビジネススーツに合わせる素材としてよく見かけますが、オンとオフでの両方で楽しめるコートをお探しの方には、あまりオススメできない素材になります。

▲(左)テロっとしたポリエステル(右)やんわりとしたウール系▲(引用：https://item.rakuten.co.jp/)
ウール、カシミヤ、ツイードなどのコートは、若干重めの印象になりますが、ビジネスにもカジュアルにも着れる素材としてオススメです。無地だとシンプルでスタイリッシュに。柄モノは、カジュアル寄りなスタイリングとして楽しめます。

 

【3】チェスターコートのサイズ感

チェスターコートは、ロングコートの代表格であり、シルエット・サイズ感によって見た目の印象が大きく変ってきます。フォーマルウェアは、スーツの上から着ることを想定しデザインされており、ややルーズに身幅が広めにとられています。近年は、メンズファッションアイテムの“スリム”な傾向が人気を集め、フィット感のあるデザインも増えています。

身幅が自分の体に合っていない場合は、コートに着られている印象になり、全体のシルエットが野暮ったく見えてしまいます。着用する期間は、他のアイテムよりも短いですが、あまり安いモノではないコート、選ぶときにはサイズ感に注意して選ぶと良いでしょう。ロング丈のチェスターコートは、後ろ姿を確認し“コートの裾が広がっているデザイン”を選ぶとシルエットをカッコ良く見せることができます。

 

チェスターコート-カラー別おすすめコーディネート

ここでは、ビジネススーツに合わせたいオススメのチェスターコートコーディネートをカラー別で見ていきます。色の組み合わせなどは、カジュアルな服装の参考にもなります。

◇ネイビーのチェスターコート◇
ネイビーは、スーツと合わせ同色系のチェスターコートで統一感を出すとオシャレです。また、グレースーツとの相性もバッチリきまります。首元には、鮮やかさのある赤ネクタイで胸元の印象もセンス良く。

◇ブラックのチェスターコート◇
ブラックは、全体的にダーク系シックな装いで大人の雰囲気に。アイテム1つ1つに派手さはないが、モノトーンを軸に洗練されたコーディネートになります。

◇キャメルのチェスターコート◇
キャメルは、ネイビーやブラックと比べカジュアルな印象になります。キャメルの色を活かす為に、インナーのシャツは白、落ち着いたグレースーツとの合わせがオススメ。

◇グレーのチェスターコート◇
グレーは、素材感のあるデザインは、ダブルのチェスターコートでクラシカルに。シンプルなグレーを選ぶ場合は、チャコールグレーなど濃い色のコートが合わせやすいです。

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年齢に合ったチェスターコート選び

20代・・・若さを全面に明るいトーンでフレッシュさを出す
30代・・・落ち着いたトーンで大人の雰囲気を出す
40代・・・素材の違いで差をつける高級感のある着こなし

このように、ザックリとしたテーマを決めると、年齢と共に違ったお洒落を楽しむことができます。

■コートの着こなし方のポイント■
コートを羽織った時のスタイルは、穿いているパンツのサイズ感によって変わってきます。スーツのようなセットアップの場合は、こだわりに左右されますが、細身のパンツを選ぶことで、シルエットが格段に良くなります。どんな年代でもお洒落に決まるので、是非、覚えておきたい着こなしのポイントです。

 

チェスターコート-ワンランク上の着こなし方

ステンカラーやトレンチコートと違い、首元の印象がスッキリとした“チェスターコート”は、ストール・マフラーなど、秋冬に欠かせない小物との合わせ方で、ワンランク上の着こなしを演出できます。

巻き方にも色々あり、シンプルに首から下げる、首に巻いてボリューム感を出すなど、コートのボタンを開ける、閉めるかでも違ってきます。また、休日などのカジュアルなシーンでは、ボリュームがあり巻くだけで様になるスヌードも良いでしょう。

(引用：https://sputnicks.jp/) 

特別な1着はオーダーという選択肢もあり！

オリジナルのコートを、自分の体に合わせてつくれるオーダーコート。「既製のコートだとサイズがしっくりこない」「お好みの色柄でつくりたい」など。外出時、コートが主役となる秋冬。美しいシルエット＋好みの色柄で、仕上げるオーダーコートを1着いかがでしょうか。

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いかがでしたでしょうか？

チェスターコートは、ビジネスにもカジュアルにも着用できるデザインとして人気があります。また、首元の印象がスッキリとしているので、スーツ、ジャケットスタイルとの組み合わせも豊富に楽しめます。是非、主役となる秋冬の着こなしに向けて、お好きなチェスターコート選びの参考にしてみてください。
 
 
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