皆様、こんにちは。
GINZAグローバルスタイル·コンフォート吉祥寺店の伍です。
スーツを着始めたばかりの方、スーツを作りたい方は「Super100’s」「Super150’s」といった表記を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「数字が大きいほど高級」そんなイメージを持っている方も多いと思います。

しかし、イタリアを代表する高級生地ブランド
Ermenegildo Zegna は、
この「Super表記」をあえて使っていません。
なぜでしょうか?
今回は、スーツ初心者の方でも分かるように、
ゼニアの考え方とともにやさしく解説していきます。
「Super100’s」って何?

Super表記とは、ウールの「繊維の細さ」を表す指標です。
- Super100’s → 約18.5ミクロン
- Super150’s → 約16ミクロン

数字が大きいほど繊維が細く、
一般的には「柔らかくて高級」とされています。
つまり、多くのブランドでは
「数字が大きい=高級」
という分かりやすい基準として使われています。
ゼニアの考え方
ゼニアの考え方はとてもシンプルです。それが
「スーツの価値は「細さ」だけでは決まらない」
実際には、
- 原毛の質
- 糸の撚り方
- 織り方
- 仕上げ
- 耐久性
- ドレープ(落ち感)
といった、複数の要素が合わさって
はじめて「良い生地」になります。
その中、「Super表記」をあえて使っていない理由があります。
①数字競争を避けるため
Super150 → 180 → 200…と、
数字だけの競争になってしまうからです。
それは良質な競争ではありません。
② 実用性を重視しているため
繊維が細すぎると、
- シワになりやすい
- 耐久性が落ちる
というデメリットもあります。
ゼニアは「着るための服」としての品質を重視しています。
③生地のクオリティは総合判断するべき
Super120’sなどの表記は、
必ずしもその細さの原毛が100%使われているという意味ではありません。
一部にその基準の繊維が含まれていれば、表記できます。
生地のクオリティと仕立て映えは
- 肌触り
- 柔らかさ
- 透け感
- 織り方
- 回復性
などを総合的に判断することが大切だと考えるからです
最後にまとめて簡単に説明するとすれば、
ラーメンで例えると
他のブランド:
「麺の細さだけ」で評価
ゼニア:
スープ・麺・具・バランス全部で評価
スーツ選びに慣れてくると、
つい「Superいくつか」に目が行きがちです。
しかし、「着たときにどう見えるか、どう感じるか」も同様に大切てばないでしょうか。
これからスーツを選ぶとき、ぜひ一度「数字以外の部分」にも目を向けてみてください。
お時間のある日に、ぜひ一度グローバルスタイルの店まで足を運んでいただき、手で実際に触って感じたほうがいいかもしれませんね。
ご覧いただきどうもありがとうございました!
また次回お会いしましょう!



