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スーツの生地ブランド紹介

イタリアのスーツ生地を選ぶならこれ!人気ブランド6選の着こなし

(最終更新日:2024.03.01)2018.07.12 # スーツの生地ブランド紹介

まず知っておきたい、スーツ生地の選び方

スーツのサイズ感やシルエット、色やデザインなど、スーツ選びでこだわりを持つべき点は多くありますよね。スーツの生地について知らないと知っているとでは、実際にスーツ店に訪れた時のスーツ選び方も大きく変わってきます。

そこで、イタリア生地の紹介前に、知っておきたい『生地による値段の違い』『良い生地の選び方』を順番にご紹介していきます。


▼繊維の細さを“SUPER表示”で確認

Super 120's表示の生地
スーツ生地の価格は、生地の元となっている繊維の細さの違いが大きく影響します。そのため、繊維が細くなればなるほど、高級な生地の高価なスーツとして、市場で取り使われています。この生地の元となっている繊維の細さは、“SUPER表示”というスーツのタグに刻まれており、この数字が高ければ高いほど、細い繊維を使用している高価な生地ということになります。


▼良い生地の選び方の3つの要素

生地の選び方
良い生地かどうか見分けるには、実際のスーツを手に取り、生地を触って確認することです。まず、最初に確認すべきことは「光沢」。同色のスーツを見比べ、光沢を比べてみるとよいでしょう。光沢のあるスーツは、生地にシルクが織り込まれているため、着用時に高級感を演出してくれます。

次に「柔らかさ」。スーツの袖をつまみ、柔らかく、ソフトな感触なら良い生地となります。最後は「シワ」。スーツの裾をつまみ、シワがすぐに戻るかどうかを確認して、良い生地なのかを見極めましょう。良い生地のスーツは、復元力に優れているため、つまんでもシワがすぐに戻るのが特徴です。スーツ選びにおいて大切なことなので、ぜひ覚えておきましょう。

では、ここからは『イタリアスーツの特徴』と『生地ブランド6選』について見ていきましょう。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  イタリアのスーツスタイルと生地の特徴
2.  選んでおきたい!イタリア生地ブランド6選
2-1.  【1】Ermenegildo Zegna~エルメネジルド・ゼニア~
2-2.  【2】Loro Piana~ロロ・ピアーナ~
2-3.  【3】CANONICO~カノニコ~
2-4.  【4】REDA~レダ~
2-5.  【5】Tollengo~トレーニョ~
2-6.  【6】DORAGO~ドラゴ~

 

イタリアのスーツスタイルと生地の特徴

【イタリアメーカーの生地】
イタリアメーカーの生地は、スーツ生地の中で最も人気があるといえます。この生地を用いたスーツは、生地が柔らかく艶が出て、肌触りが滑らかになるというのが特徴です。そのため、イタリアメーカーの生地のスーツは、軽くて着心地の良い仕上がりになります。また、イタリアメーカーの生地で作られたスーツは、イギリス産や国産の生地と比べ、柄が豊富に揃っており、生地の褐色の良さが優れているというのが人気です。

イタリアの国旗
(引用: http://www.bbbpics.com/)
 

【イタリアのスーツスタイル】
メンズスーツの発祥はイギリスですが、スーツをひとつのファッション文化として高めたのがイタリアだと言われています。イタリアのスーツは、素材が柔らかく身体のラインが出やすくなっていて、男のセクシーさをアピールするようなしなやかなデザインになっています。個性をアピールすることに重点を置いているイタリアのスーツスタイルは、デザインが変わるたびに新しい素材や新しい技法が使われてきたため、ボタンやポケットなど細かな部分にもこだわりが見られます。このあたりは、通好みのデザインであるといえるでしょう。

イタリアのグレースーツスタイル
 

選んでおきたい!イタリア生地ブランド6選
【1】Ermenegildo Zegna~エルメネジルド・ゼニア~

Ermenegildo Zegna~エルメネジルド・ゼニア~

創業は1910年、北イタリアでテキスタイルメーカーとしてスタート。デザインのポリシーは「最高の素材は優れたデザインを、最高のデザインは優れた素材を求める」。スーツ以外でも、ジャケットからスポーツウェアまで、それぞれの製品は世界で高い評価を得ています。また、業界で初めて服地の耳にブランドネームを織り込んで品質を保障したのもゼニアとなります。

イタリア ゼニアの生地で仕立てたネイビー・グレースーツ

▼生地の特徴

高い品質を誇る服地とその服地から作られる最高級スーツは、各国の元首はもとより、名のある実業家、日本でも多くのエグゼクティブも顧客として名を連ねています。個人だけではなく世界のハイブランドでもゼニア社の生地が使われていて、例えば、エルメス、アルマーニ、ラルフローレンなど、こういったハイブランドの生地利用により、更にゼニア社の生地の人気が高くなっています。

イタリアのスーツ生地 ゼニア

▼生地コレクション
<TROFEO-トロフェオ>
原材料にも高い品質を求めるゼニア社独自のトロフィー制度によって買い付けられた、スーパーファインメリノウール(SUPER130’クラス)の素材です。トロフェオとはイタリア語でトロフィーのこと。ゼニア社主催のオーストラリア原材料品評会で、その年の最高品質の羊毛を出品した牧場主に贈られるゼニアトロフィーが名前の由来となっています。風合いはソフトで程良い光沢感が特徴。夏以外のスリーシーズンで着て頂くことが出来ます。


<ELECTA-エレクタ>

ゼニア社のロングラン素材で、しなやかな質感と耐久性という相反する性質を兼ね備えていることで人気の生地です。スーツに仕立てた際もシワになりにくく長く着ることが出来、さらに見栄えもするゼニア社のこの定番素材は、クリアカットの高級感あふれる輝きと艶が特徴です。


<COOL EFFECT-クールエフェクト>

春夏用として開発されたシリーズです。湿気が多く、暑い日本の夏にも快適に着用出来ることで人気の生地です。ゼニア社としては「生地の表面温度を約10℃下げることが可能になった」としています。その秘密は細さ17ミクロンのウールを使い、生地染めと仕上げの段階で特殊なトリートメントをすること。それにより太陽光を反射させ、通気性UPを実現しました。

イタリアのスーツ生地 ゼニアのCOOL EFFECT-クールエフェクト

<TRAVELLER-トラベラー>

出張が多いビジネスマンに圧倒的な人気を誇るゼニアの「トラベラー」。スーツケースに、長時間畳んだ状態で入れておいてもシワになりにくく、シワからの回復が高い生地になります。強く撚ったダブルツイスト糸(双糸・・・2本の糸を撚り合わせ1本の糸にしたもの)を使用し、ハリやコシが出し耐久性を増しています。また、生地に織り上げる工程で高度な防シワ・摩擦加工を施しています。

 

【2】Loro Piana~ロロ・ピアーナ~

Loro Piana~ロロ・ピアーナ~
高級カシミアと高級ウールのトップメーカーです。歴史は古く、1924年にピエトロ・ロロ・ピアーナ(Pietro Loro Piana)がテキスタル会社を創立したのが始まりです。服地メーカーは服地のプロデュースのみを行うマーチャンドとプロデュースの域を超えて、自ら製造を行うミルと呼ばれる業態があり、ロロ・ピアーナはミルの域を超え、糸の原料である繊維の生産から紡績、織りあがった生地をシャツやスーツへと製品化する自社一貫体制のSPAというスタイルをとっています。


▼生地の特徴
ロロ・ピアーナの生地は、男性的と言うよりはどちらかというと女性的な生地と言われています。女性が着るという意味ではなく、生地や柄が高貴で粋な色気があると言ったところでしょうか。スーツに仕立てた時もロロ・ピアーナ独特のノーブルな雰囲気を醸し出してくれます。最高の製品のみを保証するというロロ・ピアーナのポリシーは、原材料の確保にも力を入れること。メリノウールスーパー100’sを総生産の30~40%購入しているところからもその情熱がうかがわれます。

イタリアのスーツ生地 ロロ・ピアーナ

▼生地コレクション
<TASMANIAN-タスマニアン>
ロロ・ピアーナの代表的な商品です。スーパー150’Sを使用しています。この希少なメリノウールを惜しげもなく使い、大変細い糸をつむいで仕上げています。そんな極細糸から織られた生地は、重量の約33%までの水分を吸収することが出来るので吸湿性も高く、さらに持続的な発散作用により水分を大気へ放出することが出来ます。そしてもう一つの特徴は浸透性がよく、いつまでもその生地の高級感持続させることです。オールシーズン対応でき高級感、風合い、光沢いずれの完成度も高い商品となっています。

イタリアのスーツ生地 ロロピアーナのTASMANIAN-タスマニアン

<FOUR SEASONS-フォーシーズンズ>

その名の通り、オールシーズンに対応した生地コレクション。最高級のメリノウール(ニュージランド)で、Super130’sを使用し、自然な艶感と軽さが特徴です。光沢のある綾織で目付は260g/mと、年間を通して高い品質を楽しめます。強くしなやかな糸で仕上げられ、繊維が細いにも関わらず、伸縮性があるのでビジネスシーンに着用して頂けます。


<SILK AIR-シルキーエアー>

通常のウール100%よりも更に艶感を増しており軽い生地。こちらもオールシーズン系。より高級感が欲しい方・パーティーなどで使用したい方などにおススメです。縦や横にランダムに入った白いリネンのスラブ糸がヴィンテージな趣です。柔らかさもあり着心地も抜群です。

<SUMMER TIME-サマータイム>
適度なシワを抑えるウール、軽さと光沢感のあるシルク、絶妙なシワ感と光沢感を引き立たせるリネンといったように、涼しげなスーツスタイルを楽しみたい方に人気。麻が入っているため通気性が良く、シルク混でもあるので綺麗な艶感が楽しめます。スタイリッシュなスーツスタイルを演出してくれます。

イタリアのスーツ生地 ロロピアーナのSUMMER TIME-サマータイム
 

【3】CANONICO~カノニコ~

CANONICO~カノニコ~
原毛をオーストラリアより直輸入し、最新鋭の紡績機械・織機を使い、糸の紡績から生地までを一貫して生産している。高品質でコストパフォーマンスに優れた商品は世界各国で高い評価を得ています。生地の特徴としては、軽くて、柔らかく、発色の良さがあります。


▼生地の特徴

カノニコは、発色の良さから、カラーではネイビーが人気です。春夏の生地では、トロピカルやモヘア系の生地が人気を集めています。秋冬の生地では、通常人気のフランネル素材だと色味が少し暗くなりがちですが、カノニコのフランネル生地は鮮やかで綺麗な色味が多く、秋冬のスーツファッションに欠かせないものになっています。

イタリアのスーツ生地 カノニコ

▼生地コレクション
カノニコの生地は、初秋から冬まで長く着れる目付が260gの「Super110’s」ウールとシルクが混紡され、上品な光沢感が楽しめる生地があります。また、秋冬定番素材のフランネルは、鮮やかで綺麗な色柄が特徴です。

 

【4】REDA~レダ~

REDA~レダ~
レダ社は、カルロ・レダ氏の手により1865年創業、イタリアを代表する名門服地メーカーです。約150年の歴史を誇るレダの製品は、原毛の調達から生地の完成まですべての工程を直接管理しています。その生地作りで蓄積された知識を最先端の技術力で、高品質なモノ・スーツ地を生み出し続けています。

イタリア レダの生地で仕立てたグレースーツ

▼生地の特徴

レダの生地は、品質が高く、綺麗な光沢、そして美しいドレープ(着た時にできる自然なシワ)で、他のメーカーとの差を明確に感じることができます。Super110’s~Super160’sなどの幅広い糸の細さをレダだけで提供できる特徴もあります。また、環境意識の高さを裏付ける、EUが定めるEMAS(環境管理機構)に認定を受けた世界で初めてのウール工場があります。

イタリアのスーツ生地 レダ

▼生地コレクション
<SILKY EFFECT-シルキーエフェクト>
コレクション名にもある、まるでシルクを交織(種類のちがう糸をまぜて織ること)しているかのような、なめらかな質感とエレガントな艶っぽさが特徴です。この『シルキーエフェクト』の生地は、レダが独自開発した“ドルフィン加工”によって作り出されています。生地を適度に湿らせてから表面を磨きあげ、特殊なローラー技術により高温と圧力を施します。生地に熱を加えることで、美しい光沢が生まれます。


<ATTO-アットー>
強燃・軽量・撥水・防シワ・通気性・ナチュラルストレッチを兼ね備えた、新高機能素材。レダの完璧な糸を求め続ける探求心から生まれた注目のコレクション。
低温効果を持つ機能性素材「ICESENSE」を使用し、涼やかな状態を保つ機能。強撚糸ならではの清涼感と通気性に優れ、ナチュラルストレッチ・撥水性も持ち合わせた軽やかな着心地を実現。

イタリアのスーツ生地 レダのATTO-アットー
 

【5】Tollengo~トレーニョ~

Tollengo~トレーニョ~
トレーニョは1900年にイタリア最高級素材メーカー、ロロピアーナ社が一流デザイ ナーブランド向けに設立した紡績メーカーで、100年以上続くイタリアの紡績メーカー。イタリアの高級毛織紡績産地として、有名なビエラで設立されています。ビエラの美しい自然と豊かな水の恵みが、ヨーロッパのみならず世界のファッションをリードするブランドに生地を提供し続けています。アルマーニ、ドルチェ&ガッバーナ、ベルサーチ、ジヴァンシー、ヴァレンチノなど一流ブランドを顧客にし、素材、質、仕上がりなど一流のこだわりを持っています。

イタリア トレーニョの生地で仕立てたブラックスーツ

▼生地の特徴

イギリスより暖かな土地柄のせいかイタリアの生地は薄さ、軽さ、しなやかさが特徴としてあげられます。スーツに仕立てた時にドレープが美しくでるのもイタリアの生地ならではの特徴です。そういった柔らかさや体に沿うようなラインがイタリア人のセクシーなスーツスタイルに一役かっています。

Italia201703096
Tollegno20170307
 

【6】DORAGO~ドラゴ~

DORAGO~ドラゴ~
イタリア最大の毛織物産地ビエッラを代表する羊毛紡績・羊毛服地メーカーです。糸の紡績から生地の製造までを一貫して行うことを特色とし、そのコレクションはスーパー130’s以上、スーパー210’sまでの高級グレードによって構成されています。紡績に関しては、スーパー130’s以上の糸の製造販売において世界市場の約7割を占めています。ドラゴ社のウール地は、オーストラリア原産の最高級メリノ種及び中国産の最も上質なカシミヤを主原料とし、その中でもより細い最良の部分を厳選し使用しています。

イタリア ドラゴの生地で仕立てたネイビースーツ

▼生地の特徴

スーパー130以上の細番手の糸の生産であり、技術的に困難とされていた、スーツ用生地としては世界で最も細番手となるスーパー210の生地を開発・生産していることで大きな注目を浴びています。また、最新のナノテクノロジーを駆使してウールの質感を変えずに防湿、防シワ、撥水効果をこれらの高級生地に与え、従来の高級ウール素材にありがちなデリケートな印象を刷新し、雨が多く多湿な気候を有する市場においても絶大な評価を獲得しております。

イタリアのスーツ生地 ドラゴ

▼生地コレクション
<VANTAGE-バンテージ>
イタリア国内320のサルト、欧州圏560の専門ショップが取り扱う「ドラゴ」社の定番クオリティー。80双糸×60番単糸で織り上げられ、イタリア特有の発色に季節感を融合させたストライプ、チェック柄が特徴。一味違うイタリア生地の誕生をお見せいたします。

イタリアのスーツ生地 ドラゴのVANTAGE-バンテージ
 

スーツ選びのポイントとおすすめイタリア生地ブランドのまとめ

~スーツ選びのポイント~

■繊維の細さを“SUPER表示”で確認
■良い生地の選び方の3つの要素 『光沢』『柔らかさ』『シワ』

~おすすめイタリア生地ブランド6選~

【1】Ermenegildo Zegna~エルメネジルド・ゼニア~
【2】Loro Piana~ロロ・ピアーナ~
【3】CANONICO~カノニコ~
【4】REDA~レダ~
【5】Tollegno~トレーニョ~
【6】DORAGO~ドラゴ~

イタリアメーカーの生地は柄が豊富に揃っており、軽くて着心地がよいスーツに仕上がりますので、自分好みのスーツスタイル・着用感を見つけられるはずです。是非イタリア男のようなかっこいいスーツスタイルを目指しましょう!

 

▽▽▽知る人ぞ知る!イタリアの人気生地が気になる方はこちらもチェックしてみてください。

■ 関連ページ:
王道から一歩踏み込んだイタリア生地ブランド4選

 

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