こんにちは。
鈴木(晴)です。
以前ブログで紹介したTaylor & LodgeのLUMB’S GOLDEN BALEが仕上がってきました。
せっかくのデッドストック生地なので長く使えるようにしっかりと身体に合わせた「クラシックサイズ」で誂えました。
今回はスーツの細部を写真とともに紹介します。
クラシックとは
クラシックとは古いという意味で思われがちです。
確かに「古典的な」という意味合いはありますが、それは二次的な意味合いであり、「一流の」「最高水準の」という意味が第一に来ます。
スーツは誕生してから100年以上経ちますが、一番美しいシルエットは何か常に試行錯誤されてきました。
それは身長や肩幅、バスト等身体のサイズから計算で導き出すことが出来、洗練された比率を「クラシック」と言います。
仕上がり

釦位置を高くしてウエストラインを引き上げてアワーグラスシルエットを強調。
着丈は肩幅を基準として黄金比(1:1.618)になるように設定。
アームホールがかなり細いので腕を上げたときにジャケットが持ち上がりにくく動きやすさもあります。
衿幅はラペルと衿先から肩幅までが均等になるように設定。
ベント幅を深くしてドレープ感を演出しました。

トラウザーズはもちろんベルトレスで尾錠を付けています。
映画の影響かダブルブレストはノータックが好みなので今回もそれに倣っています。
しかし、渡りから裾までしっかりとゆとりを設定しているのでノータックにしてはあまり見かけない太さだと思います。
私のスーツの根幹は英国スタイルですが、いつも究極のベーシックを目指しています。
今回もダブルであること以外は何も言われなければ特に変わったことがないように見えるはずです。
今回使用した記事は平織の225g/mというかなり薄手の生地です。
通常、平織はゴワゴワとした硬い質感で艶がほとんど出ないことが多いのです。
しかし今回の生地は非常に柔らかく滑らかな手触りと艶感でツイルの生地に負けずとも劣らない生地です。
目付が軽く繊細な生地なのであまり高い頻度で着ることはできませんが、この夏を快適に過ごせると確信しています。
札幌パルコ店 鈴木



