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袖口を彩るシャツのデザイン【札幌パルコ店】
2026.04.22 GINZAグローバルスタイル・コンフォート 札幌パルコ店

こんにちは。

 

 

鈴木(晴)です。

 

 

 

ジャケットを着た時、袖口を彩るシャツ。

スーツスタイルにおいて数少ない装飾を許された箇所です。

ふと手を伸ばした時など、かすかに覗くシャツにこだわってみませんか。

 

 

グローバルスタイルで選べる袖口のデザインをご紹介します。

 

 

(引用:Unsplash

 

 

シャツの歴史

 

詳しいデザインの前に歴史からお話します。

シャツの起源は、古代ローマで着用されていたチュニックといわれています。

二枚の布を重ねて頭から被るようなスリット付きの布切れで貴族は丈長、一般は膝丈で帯を巻いて固定していました。

後に単純な形式の袖がつき、装飾的なものがあまりないまま中世まで受け継がれることとなります。

 

ヨーロッパ中世期には、男子の外衣の丈とともにシャツの丈が短くなり袖口が細くなりました。

15〜16世紀には折り返った衿を総称するラバ(Rabat)が流行。

これはネクタイの前身であるクラバットの出現により廃れるまで続きます。

 

16~17世紀の宮廷中心時代になると、襟の歴史上もっとも特筆すべき装飾的一時代が展開されます。

首をおおってあごまで達したハイネック襟に、ラフ(raff)と呼ばれる車型のひだ襟のついたものがスペイン宮廷に現れます。

シャツの装飾化が貴族階級の間で流行しましたが、食事の時に不便だったため下あごの部分があいた扇形のものへと変化していきます。

 

 

(引用:アンブロージョ・スピノラの肖像/1609年)

 

 

(引用:背の高い帽子と手袋を身に着けた紳士の肖像/1656~1658年)

 

 

19世紀にはいると多種多様な襟が流行します。

ダンディズムの影響もあり、19世紀初頭には大げさな装飾は次第に姿を消し簡素化していきます。

1850年頃にはグラッドストンカラーという立ち襟が流行り、1854年頃には顔が半分隠れるような極端に高い立ち襟、オールラウンドカラーが流行します。

 

(引用:ジェームズ・M・コール/1854年)

 

20世紀に入ると硬い襟からソフトな芯材へと変化し現在の主流である折り襟が好まれるようになりました。

そこから折り襟というベースは変わらず

・ボタンダウン・・・1900年頃

・ピンホール・・・1910年頃

・クレリック・・・1920年頃

・ワイドスプレッド(セミワイド)・・・1920年頃

・ロングポイント・・・1930年頃

等が生まれていったという背景があります。

 

 

 

カフスデザイン

 

シングルカフス(小丸)

折り返しのないカフスで、ボタンで留める最もベーシックな袖口です。

既製品大体はこの形です。

 

 

 

カッタウェイカフス(角切)

角を斜めにカットした形が特徴のシングルカフスです。

その形から『カットオフ』または角落型とも。呼ばれています。

すっきりとしたシャープなデザインはドレッシー向きに思われることが多いですが、シングルカフスに比べるとスポーティなデザインです。

既製品でも最近増えてきています。

 

 

 

ラウンドカフス(大丸)

シングルカフスとほぼ同じ形です。

シングルカフスに比べて手首で止まる位置が下に下がります。

既製品でも最近増えてきています。

 

 

 

スクエアカフス(直角)

オーソドックスでシンプルなカフスです。

場所を選ば着用出来ます。

柔らかい感じもせず、堅すぎず、きちんとしたい時にはスクエアカフスがお勧めです。

 

 

 

ターンナップカフス

ドレッシーでエレガントなカフスです。

ターナップは折り返すの意味で、肘の方向へ折り返したカフスのことをいいます。

ダブルカフスの一種ですが、ミラノカフスとも、ターンバックカフスとも呼ばています。

007でジェームズ・ボンドが着用したことで有名です。

 

 

 

ダブルカフス

袖口を折り返して二重にしたカフスです。

ふんわり折り返して、カフリンクスで留めるスタイルは、装飾性が高く人気のデザインです。

直角ではなく、ラウンドのデザインのものもあります。

別名フレンチカフスと呼ばれ、カフスリンクスを必要とするフォーマル向きのデザインです。

 

 

 

 

 

シャツのオーダーの際に参考にしていただければと思います。

 

 

 

札幌パルコ店 鈴木(晴)

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