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本切羽って何の為につけるの?【表参道】

2023.08.03 GINZAグローバルスタイル PREMIUM 表参道店
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移動してきて早一か月、

 

ようやく表参道の街並みにも慣れてきて

 

周りにはシティーボーイと言いふらしております、森です。

 

そんな本日は

本切羽について

 

深く掘り下げてご紹介致します。

 


 

本切羽って何?】

 

端的に申し上げると

 

ジャケットの袖口部分が開閉式になっており

 

釦ホールがついてくる袖といったイメージです。

 

本開きと呼ばれる事も御座います。

 

下記写真をご覧下さい↓

 

 

↓これは飾り釦仕様のあきみせ↓

 

 

 

 

 

 


【何故袖口にボタンが付いているの?】

 

お仕事されている皆様にとっては

 

スーツの袖口にボタンがついているのは

 

もはや当たり前のことだと思います。

 

オーダーにおいては個性をお出し頂ける

 

ポイントだったりもします。

 

ルーツとしては諸説様々にございますが

 

ナポレオンがロシア遠征時において

 

兵士が極寒の寒さで袖を使って鼻を拭わないよう

 

袖口にボタンを付けたという説。

 

ドクターズカフスと呼ばれ

 

お医者さんが診察や手術の際、

 

袖を捲れるよう機能性を持たせるための仕様として

 

採用された説など。

 

現在ではスーツの袖を捲って着ることは

 

ビジネスにおいてはアンマナーですが

 

これを知ったうえであえて本切羽にして

 

袖先第一釦を開けて本切羽を強調した着こなしをするのは

 

粋な男の嗜みと言えるのではないでしょうか?

 

 

 


本切羽は必要?】

 

結論、、、

 

あるといいよねっていう程度です。

 

理由は機能性については皆無同然。

 

本切羽はオーダースーツにおいて

 

アイコニック的な存在ともいえます。

 

いわゆる高級仕様と呼ばれる所以でもあります。

 

高級と言ってもマシンの釦ホールなのか

 

蝋引きした20-30番手の太口の糸を

 

扱うハンドホールなのかで変わってはきますが、、、

 

ですから本切羽=高級仕様という考えには

 

少し違和感を覚えます。

 

もちろん本切羽は縫製の仕様上布も多く使いますし

 

工程数も多く手間のかかる仕様ですので

 

付けて損という事は御座いませんのでご安心下さい。

 


長々と書きましたが

 

私はほとんどのスーツを本切羽にしております。

 

大げさでは御座いますが

 

細部に神は宿る。と思っております。

 

皆さまも是非オーダースーツにおける

 

男の粋な嗜みをご検討下さい。

 

 

GINZAグローバルスタイルコンフォート表参道店 森

 

 

 

 

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