女性の礼服・喪服マナー|お葬式・お通夜で失礼にならない服装選び
礼服や喪服など、フォーマルな装いに迷う女性は少なくありません。中でもお葬式やお通夜は、故人を偲び、成仏を祈る大切な場であり、服装マナーには配慮が求められます。「この服装で失礼にあたらないだろうか」と不安を抱えたまま当日を迎えるのは、できれば避けたいものです。
そこで今回は、『礼服と喪服の違い』『女性の礼服・喪服の種類』『女性版|お通夜・葬式参列者の身だしなみマナー4選』『【年代別】女性の喪服の選び方』『【アイテム別】葬式やお通夜で着用するアイテムの選び方』『葬式やお通夜で持参する持ち物3つ』について見ていきながら、女性のフォーマル(礼服・喪服)のマナーを紹介していきます。
目次
礼服と喪服の違い
●礼服とは・・・主に冠婚葬祭時に着用し、敬意や威厳を表す装いとなります。フォーマルウェアとも呼ばれ服によって格式(正礼装・準礼装・略礼装)が異なります。
●喪服とは・・・お葬式の際に着用し、黒や漆黒色が一般的な装いとなります。喪服は、正喪服・準喪服・略式(略喪服)の3つに分かれます。
▽【男性編】礼服と喪服の違いについて詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:礼服と喪服の違い《男性編》スーツの着こなし方・マナーなどを徹底解説!
女性の礼服の種類
正礼装(モストフォーマル)
(引用:https://onepiece-rental.net/article/1457/、https://yourstyle.net/column/kurotomesode/04/)準礼装(セミフォーマル)
(引用:https://www.rakuten.co.jp/)略礼装(インフォーマル)
(引用:https://www.rakuten.co.jp/)平服
(引用:https://onepiece-rental.net/article/1457/)▽女性の平服の選び方について詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:女性の平服はどう選ぶ?基本マナーと法事・式典の着こなし8選を紹介
女性の喪服の種類
(左)正喪服(中)準喪服(右)略喪服●準喪服とは・・・一般的な喪服と呼ばれる装いです。一般参列者としてお葬式やお通夜に参列する場合は準喪服となります。
●略式(略喪服)とは・・・三回忌以降の法事や急な弔問、お通夜へ参列する際に着用します。黒や濃紺などのダークカラーで控えめな服装を選ぶようにしましょう。
女性版|お通夜・葬式参列者の身だしなみマナー4選
1.喪服を着用する際の基本ルール
お葬式やお通夜では、「弔事の場にふさわしくないもの」を身につけないこと、そして「肌の露出を避ける」ことが大切なポイントです。身だしなみが整っていないと、場の雰囲気を損ねてしまうだけでなく、周囲に不快な印象を与える可能性もあります。また、参列する際は、動物系・爬虫類系の柄や素材は殺生を連想させるため避けるのが基本です。革製品を身につける場合は、艶を抑えたシンプルなデザインを選びましょう。
2.一般的な女性用喪服の選び方
喪服は、ビジネス・カジュアルスーツと同様に、きちんとしたものを一着用意しておきたい装いです。黒の色味やデザインによっては、慶事・弔事の両方に着用できるフォーマルスーツを選ぶ方も少なくありません。急な訃報で準備が間に合わない場合やお通夜では、黒のワンピースやダークスーツで参列しても問題ないとされています。
3.喪服のスカート丈に注意する
喪服のスカート丈は注意が必要です。喪服の基本的な丈は、膝下からふくらはぎ程度が目安とされています。短くても膝が隠れる長さを選びましょう。座った際にも肌が見えすぎないよう配慮するのが重要です。自分の体型に合わせて仕立てられるオーダースーツなら、短すぎず長すぎない丁度良い長さで喪服スーツを作ることができます。
4.葬式・お通夜で持参する持ち物3つ
●数珠・・・数珠は宗派によって違いますが、お手持ちのものを使用して問題ありません。
●ハンカチ・・・基本は白の無地が望ましいですが、黒や淡いブルー、ピンクなど、派手すぎない色であれば問題ありません。
●袱紗(ふくさ)・・・香典・不祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。袱紗の色で気を付けたいのが、慶事(お祝い事)と弔事(お葬式)では使う色が違います。弔事では寒色系が基本、慶弔ではどちらでも使える紫色のものを1枚持っておくと安心です。
【年代別】女性の喪服の選び方
20代女性
(引用:https://www.rakuten.co.jp/)30代女性
(引用:https://www.rakuten.co.jp/)40代女性
40代の女性は、装飾を抑えたシンプルなデザインや、すっきりとしたシルエットなど、落ち着いた雰囲気の中に上品さを感じさせる喪服がおすすめです。喪服を着用する機会が増えてくる年代でもあるため、スーツタイプの喪服を一着用意しておくと、葬式やお通夜などさまざまな場面で重宝します。
50代女性
50代の女性は、葬儀に参列する機会が増えるだけでなく、喪家側として参列する場面も想定されるため、品格のある質の高い喪服を一着用意しておくと安心です。着脱しやすい前開きデザインや、丈の長いスカートもしくはパンツスーツを選ぶことで、葬式やお通夜の際に落ち着いた印象を与えられます。
▽レディースのブラックフォーマルの選び方について詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:レディースのブラックフォーマルの選び方は?喪服との違いや小物選びも紹介
【アイテム別】葬式・お通夜で着用するアイテムの選び方
コートの選び方
寒い季節の葬儀やお通夜では、移動時に羽織るコートにも注意が必要です。理想は黒のコートですが、色について厳格な決まりがあるわけではありません。手持ちに黒のコートがない場合や、普段使いも考慮する場合は、紺やグレーなど、できるだけ黒に近い落ち着いた色を選ぶと安心です。
靴・カバンの選び方
靴は、装飾のないシンプルな黒のパンプスを選ぶのがマナーです。「黒なら何でも良い」というわけではなく、殺生を連想させる素材やデザインは避けましょう。葬儀やお通夜では長時間立つこともあるため、ヒールは低めで、疲れにくいものがおすすめです。また、カバンは布製の黒が基本です。初めて参列する場合は、フォーマル用を一つ用意しておくと安心でしょう。
ストッキングの選び方
ストッキングの色は、お葬式では黒の無地が基本です。お通夜の場合は、肌色(ベージュ)のストッキングでもマナー違反にはなりません。寒い季節には、防寒目的でタイツを着用する方もいますが、その場合は編み模様の少ない無地のものを選び、控えめな印象を心がけましょう。
メイク・髪型・アクセサリーの選び方
メイクはナチュラルメイクが基本です。派手にならないよう、ベージュ系などの落ち着いた色味でまとめましょう。髪型は清潔感を意識することが大切です。ボブなどのショートヘアは、そのまま下ろしていても問題ありません。ロングヘアの場合は、低い位置でシンプルにまとめ髪にしましょう。また、アクセサリーは、白または黒のパールネックレスが適しています。
番外編|ネイルのマナー
葬儀やお通夜のスタイルに関係なく、参列者はネイルをしないことが基本となります。クリアやベージュなど肌馴染みの良いカラーは問題ありませんが、派手目なネイルをしている場合はオフしておくと安心です。ネイルオフしない場合は、派手な箇所のみ絆創膏を貼るなどの対策すると良いでしょう。また、ネイルを隠すために黒色で布製の手袋を着用しても問題ありません。
お葬式に関するよくある質問(Q&A)
Q.お葬式に持参するエプロンや割烹着は?
A.親族や親しい方の葬儀・法事で食事やおもてなしのお手伝いを頼まれた場合は、喪服を汚す心配のないようにエプロンや割烹着を持参すると良いでしょう。エプロンや割烹着は、白または黒の無地で、装飾のないシンプルなものを選べば問題ありません。
Q.お葬式での子供の服装は?
A.子供の服装は、普段通っている学校の制服で問題ありません。しかし、派手な印象を与えるデザインがある場合は、私服に切り替えて参列するようにしましょう。私服の場合は、白シャツ・ポロシャツなどのトップスに、光沢のないダーク系のズボンやスカート、シンプルな靴下・靴を合わせて、カジュアルな印象を与える装いは避けましょう。
Q.お葬式に持参する傘の色は?
A.葬儀の日が雨だった場合に使用する傘は、黒色のシンプルな傘がふさわしいと言えます。黒色の傘が無い場合はグレーや紺、深緑など鈍色のものや、透明または白い色合いのビニール傘もマナーの範囲内となります。
フォーマルな場にふさわしい服装で参列しよう
きちんとした装いが求められるフォーマルスタイル。特に、お葬式やお通夜に参列する場合は、身だしなみを整え、故人やご遺族への敬意が伝わる装いを心がけることが大切です。
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