いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
GINZAグローバルスタイル PREMIUM 銀座本店の松永です。
突然ですが、今日は皆様に一つお聞きしたいことがあります。
皆様にとって、オーダースーツの「完成」とは、いつでしょうか。

オーダースーツは、生地を選んだり、デザインを考えたりする時間も、大きな楽しみのひとつです。
気が付けば、お支払いまであっという間に進み、「あとは完成を待つだけだな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そして数週間後、仕立て上がった一着を受け取り、初めて袖を通した瞬間。
「ついに完成した。」
そう感じる方がほとんどだと思います。
実は、私も以前はそう思っていました。
ですが、実際にこの仕事を始め、お客様へオーダースーツをお渡しする機会が増えるにつれて、その考えは少しずつ変わっていきました。
お渡ししたその日から、その一着は時間を重ね、少しずつその方だけの一着になっていくからです。
仕立て上がったばかりの頃は、まだ少しパリッとした硬さがあります。
それが何度も袖を通すうちに、少しずつ身体へ馴染み、気付けば自然と手に取る一着になっていきます。
そして、装いの楽しみ方も少しずつ増えていきます。
今日は大切な会議があるから、このネクタイにしよう。
午後はプレゼンがあるから、少し気持ちが引き締まるコーディネートにしてみよう。
明日は休日だから、ネクタイを外して、ポケットチーフで少し軽やかに合わせてみよう。
今日はいつもとは違うパンツを合わせて、新しい雰囲気を楽しんでみよう。
そんなふうに、その日の予定や気分に合わせて装いを考える時間も、オーダースーツならではの楽しみだと思っています。
そんな小さな変化を重ねながら、その一着も少しずつ自分らしい一着になっていくのだと思います。

だから私は、お客様へ完成したスーツをお渡しするたびに、
「ここからが本当の始まりですね。」
そんな気持ちで、お見送りしています。
そして、お客様をお見送りしたあと、ふと思うことがあります。
「これから、この一着はどんな時間を一緒に過ごしていくのだろう。」
仕事の日もあれば、休日もある。
嬉しい日もあれば、少し気持ちが引き締まる日もある。
そんな一日一日を重ねながら、その一着も、その方だけの一着になっていくのだと思います。
皆様にも、これから長く付き合っていける、自分だけの一着と出会っていただけたら幸いです。
それでは、GINZAグローバルスタイル PREMIUM 銀座本店にて、皆様のご来店を心よりお待ちしております。



