みなさま、こんにちは。
銀座新本店の山口でございます。
お盆が終わり、街のお休みムードが一転、普段の日常生活が戻ってまいりました。
気がつけば8月も下旬で、月日が過ぎるのは早いですね。
さて今回は、比較的珍しい生地を見つけましたので、ご紹介させていただきます。

いわゆるソラーロ系の生地で、左からチェック、ストライプ、ジャガードです。
少々マニアックで馴染みの薄いジャガードですが、織り方や編み方によって複雑で立体的な柄に仕上げた生地をいいます。
「Vitale Barberis Canonico(ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)」
スーツ1着価格103,000円(税込113,300円)
スーツコンビ価格63,000円(税込69,300円)
「ヴィターレ・バルべリス・カノニコ」についての詳細は過去ブログに譲りますが(↓)、端的に申せば、350年超の長き歴史を有する、由緒正しきイタリアの同族企業です。
ヴィターレ・バルべリス・カノニコとは。
https://www.global-style.jp/archives/663932
同社はありとあらゆる種類の生地づくりに定評がありますが、その中でもソラーロ系の生地は珍しくあります。
そもそも「ソラーロ」とは、イタリア語で「太陽」の意を有し、熱帯の植民地において紫外線から肌を守るべく、スーツの本場たる英国にて開発された生地をいいます。別名サンクロスとも呼ばれます。
本来ソラーロは、経糸にカーキ、緯糸にオレンジを用いた綾織生地で、ベージュベースの独特の玉虫色を成しますが、現在では多様な色柄バリエーションが確認できます。
またソラーロという名称ですが、これは英国のM Howgate社が商標権を取得しSMITH WOOLLENS社に承継されているため、同社しか使えないこととなっています。
したがって、今回ご紹介のカノニコ社の生地は、あくまでソラーロ系統であり、ソラーロ風の生地となるわけです。
目付は240g程度で、季節感としては春や秋など、合物としての想定がふさわしく思いますが、ソラーロ本来の用途である夏にも勿論ぴったりとはまります。


これからの秋の季節には、サックスブルーやピンクのシャツに、ベージュ系の色味に似つかわしいブラウンやパープルのネクタイを持ってくると、紅葉や落ち葉をほんのり想起させるコーディネートが完成します。
シャツ
1枚価格11,600円~(税込12,760円~)
3枚まとめ買い価格6,200円~(税込6,820円~)
ネクタイ
1本価格6,900円(税込7,590円)
2本まとめ買い価格4,900円(税込5,390円)
みなさまのオーダーのご用命を、心よりお待ち申し上げております。
GINZAグローバルスタイル銀座新本店
山口



