こんにちは。
鈴木(晴)です。
明度という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
彩度であればスマホで写真を撮る人ならよく見かけると思います。
彩度は色味の濃さのことです。
明度は文字からも分かるように明るさを指します。
これはスーツのコーディネートにとても重要な要素なので、その点について解説します。
明度とは
明度とは、色の三属性(色相・明度・彩度)の一つで、その色の明るさ・暗さの度合いのことです。
明度が高い(明るい)と「軽やか・若々しい」、低い(暗い)と「重厚・大人っぽい・引き締まった」印象を与えます。
普段生地を選ぶ時にもう少し明るく、暗くというのはこの明度を選んでいます。

(引用:https://blog.iro-dori.net/useful/color/12359/)
さて、この明度は生地を選ぶ時によく意識していますがシャツやネクタイを選ぶ時(トータルコーディネート)においても重要です。
意識せず感覚で考える人が殆どだと思います。
これを理論でコントロールできるようになれば皆様の着こなしはかなりランクアップします。
このように明度が分かりにくい物は白黒にしてみるというのが良いです。
一つ例を挙げてみます。
ファッション業界では「アズーロ・エ・マローネ」という言葉が良く使われます。
このアズーロ・エ・マローネはイタリア語で青と茶のことで、青(寒色・後退色)が背景となり茶(暖色・進出色)が引き立つため、華やかでありながら落ち着いた印象を与えるとしてよく好まれています。
それではアズーロ・エ・マローネでジャケット・ネクタイを構成するとして、この下記の写真の紺のジャケットに合わせるネクタイはどれくらいの明るさが良いでしょうか。
ジャケパンでのカジュアルシーンの想定です。

私なら右を選びます。
左はネクタイの色が暗く、重たい雰囲気になります。
これがビジネスやフォーマルシーンで着るならこっちで良いかと思います。
では、ジャケットの色が明るくなったらどうでしょうか。

ネクタイの方が暗い方が雰囲気が締まりますが、先程の①よりも重たくないと思います。
その答えは色の平均です。
最初の写真の色の平均をそれぞれ出してみると、右の方がやや明るいです。

例外はありますが基本的にはジャケット・トラウザーズ・ネクタイの色の平均を取ったときの明るさが同じなら、そのコーディネートのカジュアル具合はおおよそ同じであると考えることが出来ます。
実際にはこれに色の情報(例えばネイビーよりグリーンの方がカジュアル等)が入ってくるため、あくまで目安です。
これが活きるのはジャケパンの組み合わせやネクタイ選びです。
皆様も無意識的に感覚で行っていることではありますが、今回理論立てて解説してみました。
是非お役立てください。
札幌パルコ店 鈴木(晴)


