皆さんこんにちは、premium銀座本店の高橋です。
今回は仕立て用語の一つである”イセ”について解説していきます。
スーツがお好きな方であれば1度は耳にしたことがある言葉かもしれませんが具体的な意味はよくわかってない方も多いと思います。

ジャケットの肩線の背中側や袖をつける際にイセをいれることにより男性的な肩甲骨の立体、肩回りの丸みを作り出すだけでなく、同時に腕を上げたり前に出しやすくするなどの運動量を保つために必須の技術でございます。
ほかにもポケットのフラップをつける際やスラックスのウエストバンドをつける際にも用いられる技術であり、イセが入っているのと入っていないスーツでは大きく着心地がや立体感が変わってきます。
もともとはさりげなくイセを入れることで美しく仕上げるのが主流だったのですが、現在ではイセを多く取り入れることで出る生地のドレープの美しさや機能美をデザインとして取り入れた南イタリア調のスーツも流行しております。
いかがでしたでしょうか、少し専門的なお話でしたが楽しんでいただけたら幸いです。




