皆さま、こんにちは
本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前にはまっていたソーイング・ビーというイギリスのテレビ番組に最近またはまり始めて過去の録画を見返しています。
出演者が各回に指定されたソーイングの課題に取り組む番組です。
説明文通りに型紙から洋服を作ったり指定の素材から自由な発想で組み立て新しい洋服を作ったりとかなり面白い内容となっております。
時々、紳士服を作る回もあり縫製の内部も知ることができて興味深く釘付けになっております。
まだまだシリーズ化で続いているので今後も楽しみにしています!
さて、本日は紳士服のフロントダーツについてのお話になります。
私のブログで一度も触れたことの無い内容ですが丁度ソーイング・ビーでも出演者がダーツ縫いに苦戦していたのを思い出して気になったので取り上げてみます。
まず、フロントダーツと言うのは写真のような胸ポケットの下から伸びる一直線の縫い目の事を指します。


19世紀後半に現代のテーラードジャケットの原型が整いました。
この頃に、身体にフィットさせる立体裁断が発展し平面な生地を体の丸みに合わせるための技術としてフロントダーツが広がりました。
1930年頃までに現代で言うクラシックスタイルが確立し、より立体的でくびれに絞りが強調される形が主流となりスーツには必ずフロントダーツが縫い込まれるようになりました。
この歴史からも分かるようにフロントダーツはスーツをより立体的に仕立て上げ体にフィットするクラシカルなスーツを作り上げるには必要不可欠なパーツであります。
1950年代は戦後のアメリカの影響でウエストの絞りがうすいストレートシルエットが流行しボックスシルエット(身体のラインを強調しないシルエット)を
表現するためにノーダーツのジャケットが広まりました。
★フロントダーツ有り★
・クラシックに体にフィットしたサイズ感
・立体縫製のため上品に見える
・シャープに見せる効果
★ノーダーツ★
・アメトラのようなボックスシルエット
・体のラインを強調したくない
このような感じでそれぞれの特徴をまとめてみました。
グローバルスタイルでは様々なスーツの型紙がありご希望に合わせてお選びいただけます。
例えばフロントダーツ有りのような良さをより引きだたせるなら(※)カイザーモデルがおすすめです。
本来胸ポケットの下から脇ポケットまでを一直線に伸びるダーツが裾まで贅沢に縫われていますのでより上品に立体的に着用していただけます。

(※)一部お仕立ていただけない生地もございます。
一方で、ノーダーツのようなものだとアンコンモデルがおすすめです。フロントダーツは入っていますが肩パットや芯地を極力排しているため
バストからウエストにかけてストンッと落ちるボックスシルエットが表現できます。
軽さも抜群の為、軽く楽にカジュアル仕様としてもお楽しみいただけます。
さて、本日はジャケットのフロントダーツについてお話ししました。
一見、デザインの一部にみえそうな物でも実は重要な100年もの歴史があるパーツになります。
少し長々としたブログになりましたがご覧いただいた方が少しでもオーダースーツに興味をもっていただけたら嬉しいです。
それでは。
エンジョイオーダー。
GINZAグローバルスタイルPREMIUM名古屋広小路通り 今井
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