ドーメルのスポーテックス22です。

茶色い生地を探していたタイミングで新たに入荷したこの生地。
ブラウンを中心として、こげ茶や赤茶等、様々な色味の原毛が混じって作られる複雑な色味。
500gと非常に重たい目付ながら、厚みはそこまでない、ぎゅっと目が詰まった織り。
ぎゅっと目が詰まってごわっとしたキャバルリーツイルと比べると、油が乗って、もちっと弾力があるような触り心地。
やや毛羽が有って、ツイーディーな感じが有りつつも艶がある、あまり目にしない独特の表面感。

適度な艶感があります。

※これは参考までにハリスツイードですが、艶感はほぼありません。
ハリスツイードは目付485gでスポーテックスは目付500gなので、
スポーテックスの方がやや重たいのですが、
厚みはハリスツイードの方が2~2.5倍ほどあります。
ハリスツイードをギューーーーーーーーーーーっと押し固めて艶を持たせた感じです。
出会って5秒で作成決定でした。
この【スポーテックス22】というコレクションはどこを探しても情報がありませんでした。
グローバルスタイルのブログしかヒットしません。
最初のスポーテックスは1922年販売ですので、それの復刻的な感じでしょうか。
もしくは、発売から100年を経て、グレードアップしたスポーテックスともとれますね。
なんにせよ、適度に味のあるいい生地です。
実際に仕立ててみると、分厚さもあって趣味性の高い仕上がりになるかとは思います。
しかし、めちゃくちゃ分厚いわけでもなければ、ネップが入っているわけでもないので、
意外とビジネスでも使いやすいのかなと思います。
ストレッチ性はないので、タイトではなく、クラシックなサイズ感が適していると思います。
10月上旬には仕上りのブログを更新できるかと思います。
ご興味のある方は是非店頭で手に取ってみて下さい。

GINZAグローバルスタイル銀座5丁目店
小松



