皆様こんばんは!どうも片山です!
9月に入り少しずつ暑さも落ち着いてきた気がします。
グローバルスタイルでは秋冬の生地が続々と入荷しており
遂にツイード生地まで店頭に届いております。
最高にかっこよくおすすめの生地も入荷しておりますので
後日ブログにしたいと思います!
さて本日は『織りネーム』についてご紹介したいと思います!
まず皆様は『織りネーム』とは何かご存知でしょうか?
基本的にジャケットの内側に付いております『織りネーム』
どのブランドで仕立てたかを証明するネームタグのことを指します。
これは私物のジャケットですがこのように付いております。
右側が英国のHARRISONS、左側が英国のHOLLAND&SHERRYというブランドの証明となります。
ブランドによって色や形も異なりまた年代やクオリティーによっても変化いたします。
例えば右側のHARRISONSであればINGIGOと書かれており
これはHARRISONSというブランドのINGIGOと呼ばれる夏用のジャケットのクオリティを指します。
『織りネーム』基本的に刺繍で作られ手が込んでいます。
ただのタグと思われがちな『織りネーム』ですが
案外こだわりが詰まったものとなっております。
この『織りネーム』がかっこいいからこのブランドで仕立てようと
一つの判断材料にもなるのではないでしょうか。
それでは私が独断と偏見で選ぶかっこいい『織りネーム』をご紹介しようと思います。
1、『HOLLAND&SHERRY』
まずは私も着用しています英国の『HOLLAND&SHERRY』
このシンプルさがかっこいい。
『HOLLAND&SHERRY』と言えば既製品では馴染みが薄いですが
オーダー店なら確実に置いているブランドの一つです。
2、『HARRISONS of EDINBURGH』
赤色の背景にHの文字が特徴の英国の『HARRISONS』
このHの文字がお洒落すぎて私は大好きです。
私の『HARRISONS』はINDIGOと呼ばれるクオリティーでしたが
こちらはSOLARISというクオリティーやMYSTIQUEという春夏用のクオリティーとなっております。
3、『FOX BROTHERS』
こちらも英国の生地となりますが
その特徴はなんといってもこの狐。
ブランド名でもあるFOXがなんとも良い味を出しております。
4、『MARLING&EVANS』
またまた登場の英国生地『MARLING&EVANS』
グローバルスタイルでは今期から初めて店頭見本を仕入れました。
大きく赤字で書かれているLondon Shrunk
ロンドンシュランクと呼ばれる最高ランクのフィニッシングを施しております。
独特な生地の風合いを保ちつつ適度な光沢感もあり
英国生地好きにはたまらない一品です。
5、『TAYLOR&LODGE』
最後も英国生地からのオススメなのですが
『TAYLOR&LODGE』の紫のタグです。
このタグに書かれたLUMB`S GOLDEN BALEの文字
最高品質の羊毛を激選して織られるLUMB`S GOLDEN BALEの生地。
大変希少性が高い一品となります。
それもそのはず。
『TAYLOR&LODGE』のLUMB`S GOLDEN BALEは現在は織られていないからです。
LUMB`S GOLDEN BALEの商標は先程もご紹介しました『HARRISONS』グループが買収を行い
『TAYLOR&LODGE』が名乗ることが出来なくなりました。
当店でも過去に仕入れたビンテージ生地のみこのタグが付いております。
最後に番外編で1つのブランドをご紹介しようと思います。
番外編、『Ermenegildo Zegna』

これも私の私物ですが『Ermenegildo Zegna』のELECTAという秋冬のクオリティです。
そんな『Ermenegildo Zegna』の『織りネーム』ですが
グローバルスタイルでは基本的に赤色のタグで付いてきます。
『Ermenegildo Zegna』のタグにはある秘密がございます。
それは黒、赤、青と3種類のタグの色があることです。
『Ermenegildo Zegna』ではタグの色毎に生地の特徴を示しております。
黒色のタグは『Ermenegildo Zegna』の正規品でスーツを購入した場合に付いてきます。
赤色のタグはオーダー店で使用するために専用で織られた生地を示しております。
青色のタグは既成スーツ用に織られた生地に付けられるタグになります。
唯一の例外としては当社でも仕入れております15MILMIL15というクオリティです。
このクオリティのみ青タグで付いてきます。
単に既成スーツ用の生地というわけではなく
『Ermenegildo Zegna』の中でも最高級品の15MILMIL15は例がとして青色のタグが付いております。
このように『Ermenegildo Zegna』はタグの色を見ればどのような用途で織られた生地なのか
一目でわかるようになっているので面白いですよね。
百貨店などで『Ermenegildo Zegna』のスーツを見るときは中のタグも見てみてください。
これも一つの判断材料になるのではないでしょうか。
本日は『織りネーム』とは何か
そしておすすめの『織りネーム』をご紹介してみました。
こう見ると私は英国系の生地が好きみたいですね。
もちろんイタリア生地でもかっこいいのは数多くありますので
また機会がありましたらご案内しようと思います。
本日も皆様のご来店心よりお待ちしております。
GINZA Global Style PREMIUM KITTE大阪店 店長 片山










