みなさま、こんにちは。
銀座新本店の山口でございます。
季節はずれの暑さが続いていますね。
これだけ晴れ間が続くと、単なる梅雨の中休みなのか、はたまた完全なる梅雨明けなのか、錯覚を覚えるほどです。
さて今回は、イタリアブランドの雄「ロロ・ピアーナ」に焦点を当て、ご紹介させていただきます。
「ロロ・ピアーナ」は、1924年、ピエトロ・ロロ・ピアーナの手によって、イタリアはピエモンテ州ヴェルチェッリ県に位置する、人口わずか3,900人ほどの基礎自治体クアローナの地で産声をあげました。
創業自体は1924年ですが、そのルーツを辿ると、北イタリア・トリヴェーロ出身のロロ・ピアーナ一族が、1800年代初頭より営み始めたウール商にまで遡ることができます。
ピエトロ氏の時代にウール商から生地メーカーへと前進した同社は、続く1980年代には自社ブランドを立ち上げ、既製品分野に進出、世界の主要都市に次々と直営店をオープンしていきます。
そして時は流れ2013年、遂に伝統的なファミリービジネスに終止符を打ち、フランスを拠点とするラグジュアリー・コングロマリットLVMHに参画するに至りました。
伝統に裏打ちされた上質なモノづくりと、コングロマリットの有する膨大なビジネススキームの組み合わせは、莫大なるシナジー効果の創出可能性に長け、今後のますますの躍進が期待されるところです。
左からブラック、グレー、ダークネイビーです。
鋭い光沢感で、高級服地はかくあるべしといった存在感を放ちます。
Lolo Piana(ロロ・ピアーナ):AUSTRALIS(オーストラリス)
スーツ1着価格147,000円~(税込161,700円~)
スーツコンビ価格98,000円~(税込107,800円~)
ロロ・ピアーナの生地は、どれもイタリアらしく瀟洒で上質な雰囲気を纏います。
他社とは一線を画する滑らかさや鋭い光沢感は、スーツに馴染みがない方でも一目で違いがわかるほどです。
最高のクオリティを維持し続けることは容易ではありませんが、自社工場における徹底した一貫生産がそれを可能ならしめています。
1から10まですべてを自社で賄えることが、他社の追随を許さぬ最大の秘訣なのです。
左からグレーチェック、ベージュチェック、ブラウンです。
シリーズ名の通り、365日いつ着てもサマになる生地感です。
Lolo Piana(ロロ・ピアーナ):365
スーツ1着価格136,000円~(税込149,600円~)
スーツコンビ価格87,000円~(税込95,700円~)
イタリアの辺鄙な地から世界的企業へと変貌を遂げたサクセスストーリーは、胸を熱くさせるものがあります。
ロロ・ピアーナの生地に触れる際は、その圧倒的な上質さを堪能することは勿論、同社のバックグラウンドに想いを馳せることもまた一興ではないでしょうか。
次回からのブログでは、同社の生地をより詳細に見ていきますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
GINZAグローバルスタイル銀座新本店
山口