銀座5丁目店の村田です。
どれだけ素敵な生地で仕立てても、
どれだけお洒落なコーディネートでも、
サイズが合っていなければ、素敵にもお洒落にも見えません。
ご採寸させていただく際によく耳にする、
「すっきりめでお願いします。」
これ、ただ細くすればいいって話じゃないんです。
ただただ細くばかりしてしまうと、

(引用元:https://tailorstylelab.com/tight-suit-style/)
お腹周りには強いX字のシワが寄ってしまい、
胸元の襟はゆとりが足らずカクっと折れてしまいます。
肩もタイトになることで腕が上げづらくなったりと、
着心地も伴わないストレスフルな形になります。
私自身、お客様によくお伝えするのは、
「細くするのではなく、細く見せましょう。」
「タイトではなく、スリムに見せましょう。」
スーツは基本お仕事着にする方が多いですよね。
そうなると、ほぼ一日着るわけで、着心地は無視できません。
また、お身体への負担が少ないということは生地への負担も少なくなり、
長く着ることができる耐久性にもつながるのです。

(引用元:https://tailorstylelab.com/tight-suit-style/)
おすすめは、胸周りと肩周りはシャープにしすぎず、
胴周りを程よく絞って、くびれを演出し細く見せる。
動きづらいほどの極端な絞りにしなくても、
胸と肩に程よくゆとりをとることでギャップで細く見えます。
これは、パンツでも同じことが言えます。
ウエスト・ヒップ・腿周りは無理のないサイズに留め、
ふくらはぎ周りを程よく絞って、細く見せる。
お好みで裾の長さをやや短くしてもいいでしょう。
もちろん、タイトなサイジングがお好みの方もおられるため、
強いてお伝えしているわけではございませんが、
「すっきり着たいけど動きやすいほうがいい。」
「すっきり着たいけど長く着れるようにしたい。」
そんな方にはおすすめのお話でございました。
ぜひご参考に。
GINZA Global Style 銀座5丁目店
村田



