皆さまこんにちは。
福岡天神店の小野寺です。
先日久しぶりにホークスの試合を見に行きました!
優勝が決まったあとの試合でしたがすごい盛り上がりで、ビールを片手に観戦するあの時間は相変わらずたまらないな~と思いました!
プロ野球ももうシーズン終盤ということで秋を感じますが、今回は着用する季節や生地感、用途によって変えれる裏地の仕様
「総裏」と「背抜き」についてご紹介します。
スーツのデザインを決める際にはポケットの形やベントの形、釦の数など着用した時に見える部分のデザインに加えて、ジャケットの内側の裏地の仕様もお選びいただけます。
まずこれが総裏仕様です。
このようにジャケットの内側全面に裏地がついており、最も基本的な仕様です。
そもそも裏地の一番の役割は表地を守ることにあります。
裏地がついていないと、表地に背中が直接触れることになり、汗をかいたときなどは直接表地に吸収されてしまったり、背中部分との擦れによって発生する摩擦にも晒されることになります。
そうなると当然表地の傷みも早くなってしまいます。
さらに、スーツ生地に主に使用されている素材はウールです。
ウールは天然繊維で吸湿性や柔軟性には優れているのですが、その分湿気などによって多少の伸び縮みが発生してしまいます。
しかし裏地を貼っておくと過度に伸びることはなく型崩れも防いでくれます。
続いてこれが背抜き仕様です。
このように着用した時に背中に触れる部分に裏地が無い仕様になっています。
背抜きにする一番のメリットとしては通気性がよくなることですが、そのほかにも体に沿いやすくなりフィット感が出るというメリットもあります。
これだけ聞くと夏用の仕様というイメージになると思いますが、実は厚めの生地を選ばれた場合や、暑がりの方にはこの背抜き仕様はおすすめです。
また、冬場は外ではコートなどを羽織られることが多いのではないでしょうか。
その場合室内では暖房がついているのでこの背抜き仕様の方が快適に過ごせるかもしれません。
今回は総裏と背抜きの特徴についてご紹介しました。
スーツをオーダーいただく際にはご自身の用途や、選んだ生地にあわせて裏地の仕様にもこだわってみてはいかがでしょうか。
福岡天神店 小野寺