おはようございます。
9月ももう半分が過ぎました。
あっという間に月日は経ちもう2024年もあと3か月程となりました。
仕立て上がりのスケジュールも大半の物は10月中に仕上がる予定ですが、
取り寄せの生地等では11月に入るものも出てきました。
この時期特にご要望が多くなるのは成人式用のスーツです。
「成人式にオーダースーツなんて贅沢な」と仰る方もいらっしゃいますが、
毎年非常に多くの方の成人式スーツのお手伝いをさせて頂いております。
パターンオーダーの広がりによって納期、価格、イメージ等様々な面においてオーダースーツの敷居が良い意味で低くなった事、
SNSの普及によって色々なスーツの情報をお若い方も得るようになった事など、
要因はたくさんあると存じますが、人生初のスーツをオーダーでという方は年々増えています。
一昔前のような黒、紺の定番カラーだけでなく、
ブルー、グリーン、ブラウン、中にはイエローやパープルなどご要望も様々です。
ここ数年では動画配信サイトの流行もあり、
19世紀後半や20世紀初頭のようなクラシックなスーツを求められる新成人の方も多いようです。
前置きが非常に長くなりましたが本日は限定展開のヴィンテージ生地の中から、
クラシックなスタイルで成人式に出たいという新成人の方へのおススメをご紹介いたします。
ワイドピッチのストライプは多くの方がクラシカルな印象を持たれるのではないでしょうか。
映画で観るような当時のスーツは生地自体の重さや厚みも現代とは異なり、
そういった面も含めた雰囲気という部分では印象は変わってしまうかと存じます。
しかしながら、重い厚い生地は中々癖があり、着心地も重く硬くなることが多いです。
特に普段スーツを着ていない方には少し着づらい部分もあるかと思われます。
今回ご紹介の生地はどれも生地感は柔らかく、適度に伸度もございますので、
多くの方にとって着やすい生地感の物となっております。
これだけのストライプの主張があるので、
ダブルやスリーピースで仕立てて頂けますととても雰囲気良くお召しいただけると存じます。
カイザーサルトリアモデルで衿巾も少し広めにとり、
よりクラシカルな雰囲気にしていただくのも非常に良いでしょう。
細かな部分はわからなくともなんとなくこんな雰囲気のスーツで成人式に行きたいと
ご要望頂けましたら全力でご提案させていただきますので是非ご相談ください。
お若い方がスーツに興味を持たれることは私達にとって非常に喜ばしいことです。
初めてのオーダースーツを楽しんでいただき、
その後の生活の中でもオーダースーツという選択肢を幅広くお持ちいただけますと、
より楽しい洋服人生を歩んでいけるのかと強く思っております。
私が出席した紺無地スリーピースにポルカドットのボウタイを合わせ、
1920年代のチェスターフィールドコート、ボーラーハットという格好で、
ある意味袴よりも浮いていた成人式もういつの間にか10年も前に…。
当時非常に良くして頂いた業界の先輩方と同じように、
沢山の方にオーダースーツに興味を持っていただけるよう全力でお手伝いいたします。
本日も当日のご予約、ご来店もお待ちしておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
MARUNOUCHIグローバルスタイル 横浜スカイビル店
曽根