これ何ですか?
これは「テケポケット」ですね。
弊社ではモダンブリティッシュモデルにのみ選択できる仕様でありますが、装飾としてポケット端の閂は松葉の形を模した「松葉閂」でございます。
この「テケポケット」、昔は汽車の切符や、今で云ふクラブである「ダンスホール」のチケットなどをここに忍ばせておりました。
当時のダンスチケット
因みに話は変わりますが、昭和初期に流行したダンスホールやキャバレー、曲を奏でるのは人が演奏する生バンドであり、1曲演奏するたびチケットを1枚消費するそうな。
回数券のように販売していて、毎夜毎晩開店から閉店まで音楽が鳴りやまなかったそうで、チケットの金額はお店にもよりますが相場はなんと1枚6円!
初任給50円の昭和初期の1円は、今でいう4000円程度と言われますが・・・生バンドの演奏となればそのぐらいはするのでしょうが、いやァ景気がいい話ですな
そしてこのテケポケット、現代の既製服で見かけることはもう滅多に見ないものであります。
更に電子決済や交通系ICカードなどの登場により、使用する機会もだんだんと減ってきたわけで注文服だからこそ付けられる仕様でございます。
現代では意味が薄くなったものでも敢えてつけてみたくなる、そんな貴方にはうってつけかもしれません。
私はちゃっかりお守りをいれております。
ご参考までに・・・
OP料金 \660- ※モダンブリティッシュモデルのみ
GINZA Global Style 銀座本店新館
村山