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フォーマルウェアの話 ディナージャケット編【名古屋広小路通り店】

2024.05.13 GINZAグローバルスタイル・コンフォート名古屋広小路通り店
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こんにちは。

 

 

鈴木(晴)です。

 

 

 

今回はディナージャケットのお話です。

 

皆さまはディナージャケットと聞いて何を指すかわかりますか?

 

正解はタキシードです。

タキシードというのはアメリカでの呼ばれ方で、ディナージャケットとはイギリスでの呼ばれ方です。

 

別の呼び方でスモーキングジャケットとも言い、フランスではこちらの呼ばれ方が一般的です。

 

今回はそんなディナージャケットについてお話します。

 

 

そもそもディナージャケット(タキシード)とは

 

ディナージャケット(タキシード)とは衿部分がシルク(拝絹)の別布で作られた上着で準礼装にあたり、現在は結婚披露宴で新郎衣装として着用される場合もあります。

また、アカデミー賞の授賞式などで着用されることもあります。

 

その起源は1870年代、フランスの社交やカジノ等でショールカラーのデザインが流行り、英国人がくつろぐ際のジャケットに取り入れたのが起源といわれています。

部屋でくつろぐのは基本的に午後以降になる為、イブニングコート(燕尾服)からジャケットだけを着替えていました。

 

当時は葉巻などが嗜好品として広く親しまれていたため、スモーキングジャケットのと呼ばれるようになりました。

 

イブニングコートのトラウザーズは両脇のサイドシームに「側章」と呼ばれるシルク地のテープが施されています。

現在でもタキシードスタイルのデザインとして側章は受け継がれています。

 

使われていた生地はベルベット・カシミア・プラッ シュ・メリノ・フランネルなど起毛感があり、柔らかく上質なもので作られていて、色は明るく華やかな色柄が主に使われていました。

 

その後、エドワード7世がパーティに使用したことからディナージャケットとも呼ばれるようになりました。

 

Kingsmanの二作目はこのスモーキングジャケットにちなんでいるようです。

 

(引用:http://kingsman-movie.jp/

ベルベット素材で派手なオレンジのディナージャケット

 

 

その後、1886年にアメリカのニューヨーク州にある「タキシードパーク」という地域で開催された正装舞踏会で起きたことが現在準礼装として着られているタキシードスタイルを確立しました。

正装とつく通り、燕尾服(イブニングコート)の着用がドレスコードとしていましたが、主催者のグリスウォルト・ロリダートが燕尾服に着替えるのを忘れ、真っ赤なスモーキングジャケットを着用したままパーティーに参加したことが始まりであるといわれます。

これはタキシード事件と呼ばれていて、地名から取られてそのまま定着したと思われます。

 

ですので、ヨーロッパではスモーキングジャケット(ディナージャケット)、アメリカ・日本ではタキシードと呼ばれていますが基本的には同じ意味です。

 

 

デザイン

 

フロント

 

スーツと同じくシングルとダブルの二種類があります。

シングルの一つ釦が最もドレッシーな形とされていて、拝み釦で止めるのが正式です。

ただ元々はシングル二つ釦で、イブニングコートから変化した名残だと言われています。

 

 

ちなみにピークドラペルの場合、襟の拝絹は下襟のみで、上襟は身頃と同じ生地で作られます。

 

 

 

 

 

釦留め

 

ディナージャケットは一釦の留め方もスーツと異なります。

2つのくるみボタンが対になっていて前身頃の両前を突き合わせて止める「拝み釦」という仕様になっています

 

 

 

カフス

 

現在は包み釦(シルク地)が主流となっていますが、よりクラシックなスタイルではシルク地でターンナップで折り返している形も多かったとされます。

 

 

トラウザーズ

 

両脇のサイドシームに「側章」と呼ばれるシルク地のテープが施されています。

その他はスーツのトラウザーズと変わりませんが、ベルトレスでブレイシーズ(サスペンダー)で吊るのが一般的です。

 

 

 

 

 

このようなフォーマルウェアは普段なかなか着る機会が無いので、アパレル業界が流した間違った情報が常識として広まってしまっています。

 

国ごとに呼び方が違うように、デザインやシャツの合わせ方も国によって異なります。

 

 

いつものように国別での着こなしを解説していきます。

 

 

イギリス

 

イギリスでは「ディナージャケット」「スモーキングジャケット」と呼ばれます。

 

イギリス王室ではシングル・ダブル問わずピークドラペルが好まれています。

 

また、シャツの襟はレギュラーカラーにボウタイ(蝶ネクタイ)を合わせることが多いです。

前立ても表前立てでスタッドボタンが一般的です。

 

 

 

 

アメリカ

 

皆さんがイメージするタキシードスタイルに一番近いのがアメリカ式です。

シングル一つ釦でショールカラーが多いです。

 

シャツはウィングカラーに比翼仕立てでプリーテッドブザムのスタイルです。

 

 

 

スーツではこれでもかというくらい名前の出てくるイタリアですが、タキシードではほとんど出てきません。

調べてもイタリア特有のデザインや特徴が全然出てきませんでしたので、一旦は上記の二か国にしておきます。

 

結婚式の二次会やちょっといいレストランの食事などではイギリス式のディナージャケットはとても相性がいいです。

 

ぜひご検討ください。

 

 

名古屋広小路通り店 鈴木(晴)

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