時に、みなさんはスーツの織りで着用シーズンが変わることはご存じでしょうか？

僕はこの業界に入るまでは全然知らず気にしたことすらありませんでしたw

 

今回は織り方ひとつでなぜ着用シーズンが変わるのかをご紹介いたします。

 

 

まず春夏の暖かいシーズン向けの平織（ひらおり）

英語表記のTropical（トロピカル）ともよく呼ばれております。

経糸（たていと）と緯糸（よこいと）を一本ずつ交互に織る基本的な織り方。

丈夫で摩耗に強く、通気性がいいのが特徴でシャリっとした質感をしています。

 

次は秋冬の肌寒いシーズン向けの綾織（あやおり）

よく英語表記のTwill（ツイル）とも呼ばれております。

平織では経糸と緯糸を一本ずつ交互に織っていましたが、

綾織の場合は緯糸が複数本の経糸を通る織り方となります。

平織よりも糸の密度が高く風を通しにくいのが特徴です。

また、柔らかくしなやかで艶がきれいな質感となっております。

 

織り方ひとつで機能面も質感も変わってくるので、もしシーズンごとでスーツを

使い分けたいとお考えの方はぜひスタッフまでご相談ください！