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時代が望む時、仮面ライダーは必ず甦る - 仮面ライダー -【名古屋広小路通り店】

2023.08.11 GINZAグローバルスタイル・コンフォート名古屋広小路通り店
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こんにちは。

 

 

鈴木(晴)です。

 

 

 

『Kingsman -The secret service-』に続いて第二弾!

 

今回は仮面ライダーです。

 

 

実は私は仮面ライダーが大好きです。

仕事を始めてからは日曜日が休みではなくなったので見れていませんが、ゼロワンまではすべて見てます。

平成一期では、アギト、555、響鬼、キバが好きです。

二期ではW、オーズ、ドライブが好きです。

一番は決められません。

 

 

この間公開されたシン・仮面ライダーは正直……。

造形とかBGMはめちゃくちゃテンション上がったんですけどね。

シン・ウルトラマンとかBLACK SUNと同じような感じでした。

 

リメイクで言えば、The Firstの方が好きです。

 

 

 

さて、仮面ライダーといえば仮面ライダー一号本郷猛を演じた藤岡弘、さんが真っ先に浮かびますが、最近では「本郷猛」役を実の息子である藤岡真威人さんが引き継いで演じたことで話題になっていましたね。

当時着ていた衣装も受け継いでいて、文句なしの完璧な本郷猛でした!

 

 

 

今回は、そんな仮面ライダーより一号ライダーの衣装を解説していきます。

放送当時は1971年ですがスーツシルエットは現在に近く、ジャケパンのような形で着られるかと思います。

 

 

©石森プロ・東映 PHOTO/講談社

 

 

まずはジャケットから行きましょう。

 

生地は起毛感があり、ライトフランネル程度です。

デザインはイタリアっぽいですね。パットが薄く、ほとんど入っていないように見えます。

ゴージライン低く後のソフトスーツを感じさせますが、シルエットは細目でジャスト~タイトの間位でしょうか。

 

ラペルはかなり広めで10cm以上はありそうです。

とはいえ、ラペルは着る人の体格によってかなり変わるため、比率で考えた方が良いです。

この場合、ラペル幅とラペルの端から肩までが7:3くらいです。

 

肩はジャストサイズよりは若干小さめに見えます。

着丈は長めでお尻がすべて隠れる程度です。

袖釦は2つで重ねず、おそらく仮切羽でしょう。

ポケットは並行でチェンジポケット無し。

 

ステッチはスーツ業界でよく入れられている「AMF」ではなくミシンステッチのようで、5mm~7mmほど内側に入れられているようです。

 

サイドベンツのようですが、写真によってはノーベントに見えます。

ブレザーのようなカジュアル目なジャケットですとノーベントであることもおかしくないのでここは好みでもいいかもしれません。

 

釦は金のメタル釦で、何かの紋章があります。画質の関係で読み取れませんでしたが、ショッカーマークでも書いてありそうです。

 

 

パンツはかなりゆとりのあるサイジングで、動き回ることを想定しているようなイメージです。

裾口は広くてシングル仕上げ、ストレートっぽいですが若干フレア(徐々に広がっていく)になっているような気もします。

股下の丈はワンクッション程度。

 

ジャケットの着丈が長い為、ベルトをしているかが確認できませんでしたが、この時代の日本ならばベルトレスはほぼありえないでしょう。

茶系の幅の広い革ベルトを会わせるといいと思います。

そしておそらくノータックです。

 

また、別シーンでは白ではなくグレーのパンツを履いていることもあり、そちらでは太目のヘリンボーンでした。

 

これらの仕様のジャケパンをグローバルスタイルでオーダーする場合は、アンコンモデルが良いかと思います。

 

 

 

スーツについてはこんなところでしょう。

続いてシャツです。

 

色はサックスブルーでセミワイドくらいに見えます。

柄はほとんど見えないためブロードでいいかと思います。

前立ては見えないのですが、時代背景や斜めからのシーンを見るにおそらく裏前立てかと思います。

シャツ袖は、手袋をしているからかもしれませんがジャケットに隠れてほとんど見えないサイズ感でした。

カフスは大丸のコンバーチブルカフスのように見えます。おそらくスウィヴル式のカフリンクスを使っているようです。

胸ポケットがわかるシーンはありませんでした。

ここは実用性で有無を決めていいかと思います。

 

ネクタイは茶~黄系のネクタイで、幅は8cm前後の太めのネクタイで合わせていることが多いです。

稀に紺系をしていることもありますが、それでも小紋柄です。

確認した限りでは小紋柄しかつけていませんでした。

結び方はウィンザーノットで、シーンによっては少し小さいセミウィンザーのような雰囲気もありました。

 

 

 

まとめます。

 

ジャケット

・紺のライトフランネル

・ダブルブレスト6釦2掛け

・イタリア風のシルエット

・肩が若干小さめ

・ラペルは広め(ラペル幅:ラペルから肩まで=7:3)

・サイズ感はジャスト~タイト

・着丈はお尻が隠れるほどの長さ

・サイドベンツ(ノーベント)

・袖釦2つで仮切羽

・腰ポケットは並行でチェンジポケット無し

・紋章入りのメタル金釦

 

パンツ

・白、ベージュ、グレー(太いヘリンボーン)

・ノータック

・シルエットはストレート

・ベルトループあり

・裾口はシングルでワンクッション

 

シャツ

・サックスブルー(ブロード)

・セミワイドカラー

・カフスは大丸のコンバーチブル

・裏前立て

・胸ポケットの有無は好み

 

ネクタイ

・幅8cm程度の太め

・結び方はウィンザーノット

・色は茶~黄、紺

・大き目の小紋柄

 

画質的なところもあり、細かくは見れませんでしたが、これだけ抑えていればかなり近い雰囲気に仕上がると思います。

 

 

グローバルスタイルで似たような生地とネクタイを見つけました。

ジャケットはロロピアーナ、パンツはドーメル、ネクタイはフランコバッシとなります。

ショッカーマークではありませんが紋章入りのメタル釦も用意があります。

(若干似てます)

 

 

 

この着こなしは色の組み合わせ方がまるでお手本の様にきれいです。

是非参考にしてみてください!

 

 

 

名古屋広小路通り店 鈴木(晴)

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