皆様、こんにちは。

毎日着用の機会があるシャツ。お手入れはどうされていますか？

今回はシャツのお手入れ方法についてご紹介させていただきます。

 

上質な素材のシャツだからお手入れは毎回クリーニング、と決めている方もいらっしゃるかもしれませんがそれではシャツが長持ちしません。

仕上がりは綺麗ですが、クリーニング店では高温・高圧のプレスで生地に大きなダメージを与え、風合いを損ない寿命を縮めてしまいます。

せっかく手に入れたシャツ、長持ちさせるには自宅でお洗濯していただくのがおすすめです。

 

・事前確認

まずはシャツのすそについている絵表示の生地素材をご確認ください。ほとんどのシャツの素材はコットン100％かポリエステルとコットンの混紡生地なのでご家庭でも問題なく洗うことができます。ただし高級ブランドのシャツやコットン・ポリエステル以外の素材の場合は、手洗いしか出来ない場合もあります。白い物・うすい色柄物・濃い色物の三通りに分けて、別々に洗濯するのがベストです。

 

・洗濯前のひと手間

ぬるま湯に洗剤を溶かし、2 ~3 分浸けてから洗うと汚れが落ちやすくなります。汚れのひどいえりや袖口は、洗濯前に液体洗剤でつまみ洗いか、かるくブラシ洗いをしてから洗濯機に。食べこぼしのシミ汚れや汗ジミがある場合は酵素入り洗剤にして、 30~ 60 分つけてから洗濯すると効果があります。

 

・洗濯準備

洗濯時の水温をお湯にできるのであれば、約40 ℃ぐらいのお湯で洗濯すると汚れが落ちやすくなります。ちなみにヨーロッパなどの硬水は泡立ちが悪いため、必ず温水で洗濯しています。洗濯時の水温が高いほど洗浄力がアップするからです。 ちなみにクリーニング屋さんでは約 50℃~ 60℃ のお湯で洗濯しています。ただし温度が高いほど色落ちもしやすくなるため、色柄物の場合は注意が必要です。

 

・洗剤について

洗剤を規定量を洗濯機に入れる際、洗剤がシャツに直接、多量に降りかからないように注意してください。汚れをさらに落としたい場合は、酸素系漂白剤、または漂白剤入りの洗剤を一緒に入れて洗うといいです。 塩素系の漂白剤を使うと、色落ちはもちろん、襟やカフスなどが黄ばむことがあります。 白いシャツでも塩素系漂白剤の禁止マークがついているものもあるため、必ず確認をしてください。洗濯じわが気になる方は、柔軟剤のお試しを。柔軟剤には、洗濯中の衣類の絡まりを防いで「洗濯じわ」を減らす効果があります。

 

・洗濯方法

洗濯物を詰め込みすぎると、しわになりやすく、汚れも落ちにくくなります。洗濯機に入れる洗濯物の量の目安は、洗濯機の容量の7~8割がおすすめです。えり先・カフスを傷めないよう
にするために、ボタンを留めて裏返しにし、なるべく洗濯ネット（目の粗いネット）の使用をお勧めします。 袖がからまず、洗濯機からとり出しやすくなり、シワも防げるといったメリットがあります。水流はなるべく弱いモードをお勧めします。

 

・すすぎ、脱水

すすぎの最後にリネンウォーター（大さじ1 ~2 ）を使うと、湿気の多い日の洗濯物に残る嫌なにおいを解消し、ほのかな香りがします。「脱水じわ」を防ぐには、脱水時間はできるだけ短め（ 30 秒ほど）に設定し、脱水後は洗濯機に放置せず、すぐに取り出すのがポイント。 特に形態安定シャツの場合、滴が垂れるくらいが理想で、水分の重みでシワを伸ばすように作られているためです。

 

 

GINZAグローバルスタイル・コンフォート静岡呉服町店

野村