皆様こんばんは！どうも片山です。

 

九種九牌

 

意味が分かるとロマンがあります。

 

九種ヤオ九牌倒牌

 

これが正式名称みたいです。

 

 

さて本日は各店入荷しましたコート

 

その中でもチェスターコート

 

正式名称が「チェスターフィールドコート」の起源に迫りたいと思います。

 

 

「チェスターフィールドコート」とは

 

洒落者で知られるチェスターフィールド伯爵が愛用していたことからこの名前が付きました。

 

現在では私服用のカジュアルコートとしても

 

大変人気のチェスターコートですが

 

歴史を振り返ると全然違うものに行き当たるのです。

 

簡単に説明していきましょう。

 

 

チェスターコートの生まれは1840年代と言われております。

 

ではチェスターコートが生まれるまではどのようなコートが定番だったのでしょう。

 

 

1830年代のコートと言えば

 

ウエストはゆったり着丈が足首程まである長いコートが定番でした。

 

また着こなしとしてコートの中にもう一着コートを着込む。

 

その時代は暖房器具などなく寒さ対策の為

 

コートを二重に着込みます。

 

実用性を重視することでコートが見えない様に着丈が長く作られました。

 

 

1840年代手前

 

コドリントンコートと呼ばれるコートが登場しました。

 

簡単に説明すると1830年代のコートを

 

ウエストを細くし着丈を短くお洒落にしました。

 

先程のコートと違い実用性よりお洒落さに重点を置いております。

 

このコドリントンコートに注目したのがチェスターフィールド伯爵でした。

 

 

1840年代

 

チェスターフィールド伯爵はコドリントンコートに注目し

 

丈が短く、前も留めていない、お洒落なコートとして着用致しました。

 

現在で言うセミチェスター・コートの風貌です。

 

皆様が思い浮かべるチェスターコートのイメージと近いかと思います。

 

皆様が思い浮かべるチェスターコートは

 

実はセミチェスターコートなのです。

 

正式な「チェスターフィールドコート」ではないんです。

 

 

 

では本当の「チェスターフィールドコート」とはどういったものなのでしょう。

 

簡単に説明いたします。

 

まず「チェスターフィールド・コート」は正装用コートで

 

最も格調高いコートといわれています。」

 

カシミアのような上質な生地を使い

 

前立はシングルブレステッドのノッチドラペル。

 

３つボタンの比翼で仕立てられるコートです。

 

モーニング・コートなどの

 

後ろのテールがしっかりと隠れるほどのロング丈の物が本格的なものといわれています。

 

最大の特徴は、上襟部分に黒のベルベットをあしらっていることです。

 

所説有りますがこの黒襟のベルベットの由来は

 

フランス革命で処刑されたルイ16世へのとむらいを示す意味を込めて

 

ヨーロッパの貴族たちが首に巻いた黒い布から派生したものといわれています。

 

非常にフォーマル度が高いため、現代ではあまり見かけることはなくなりました。

 

これが「チェスターフィールド・コート」の本当の形です。

 

 

このようにチェスターコートには二つの顔がございます。

 

非常にフォーマル度が高い「チェスターフィールド・コート」

 

着丈も短くお洒落として着れるセミチェスターコート

 

チェスターコートはフォーマル用で私服で着るのはおかしいと言われることもありますが

 

本当のチェスターコートとは何かを知っていると気にせず着用出来ますね。

 

 

今期の冬はチェスターコートで凌ぎましょう。

 

Ginzaglobalstyleグランフロント大阪店　片山