皆様こんにちは。

如何お過ごしでしょうか、熊谷（くまがい）です。

本日の大阪はあいにくの空模様ですが、当店は元気に営業中でございます。

さて今回も生地のご紹介です。

今までイタリア生地の軽やかな風合いや鮮やかな発色、

艶感などをピックアップしてお伝えして参りましたが

今回ご紹介させて頂くのはイギリスのハダーズフィールドで育った生地

【Savile Clifford (サヴィルクリフォード）】

 

余談ですが、このハダーズフィールドという地然り、イタリアのビエラ地方然り、

良質な生地を生み出す聖地と呼ばれる地には共通して近辺に美しい川が流れており、

天然の綺麗な水が糸や生地をより良い質に育てているそうです。

こういったお話を聞くとサスティナブルの観念は

こういった伝統の為にも念頭に置いておきたいと感じました。

 

話が逸れてしまい申し訳ございません。

そんなイギリスで育ったこのサヴィルクリフォードの特徴としてはまず

「上品な力強さ」です。

カラッと風通しのいい気候のイタリアと比較すると、

曇天で少し肌寒い日が続くイギリス生地は

ハリやコシがしっかりしており堅く気品のあるものが多いです。

袖を通しにくい様な「硬さ」ではなく、

質感の「堅さ」がより落ち着いた雰囲気を持たせています。

 

勿論このようにしっかりしていながら艶も美しいです。

ビジネスでも大活躍のシーンが多いこの生地。

スマートで硬派な印象を好まれる方、とてもお勧めです。

イギリス生地とイタリア生地の触り比べも非常に面白いので

良ければこの機会に当店の生地に触れにいらして下さい。