皆さま、こんにちは
本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
最近鑑賞した映画で「開戦前夜」という太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃が起こる4か月前の実話をもとにした話があり
そこに登場する俳優さん方が着用されているスーツが格好良く見入っていました。
その中でも気になったのがベルトとサスペンダーを両方付けている方が割と多かったことです。

わざわざ複数人、そういった方をつくるということは時代的にはやっていたのかもしれない!と興味深くブログに書いてみようと思います。
そもそもベルトやサスペンダーとはどのような役割があるのか、時代背景とは。
ベルトのそもそもの歴史は長く古くから存在するものですが現在のようにスラックスを支えるものとして一般化したのは20世紀からと言われいます。
特に軍服やワークウェアなどの影響やメンズファッションのカジュアル化の影響によるものです。
20世紀に入ってからスラックスのウエスト位置が徐々に下がっていき腰回りで固定するベルトとの相性が良く第二次世界大戦後にはベルトはメンズスタイルとしてかなり定着していきました。
一方でサスペンダーの歴史は更に古く、現在につながる形が普及したのは19世紀前半となります。
当時のスラックスは今より非常に股上が深くウエスト位置も高めで腰骨に引っ掛けるよりも胴体を包み込むような位置で履いていました。
そこで相性の良かったのが肩から吊るすことができるサスペンダーです。
腰を強く締めなくともスラックスを一定の高さに保ち、特にクラシックなテーラードスタイルでは重要な役割を持っています。
このようにスラックスは
「吊るして履く時代」から「腰で留める時代」へ
「サスペンダー=肩から吊るす、クラシックなテーラリング文化」
「ベルト=腰で固定する、近代的・実用的なスタイル」
という違いがあります。
時代背景や役割自体はそれぞれでは異なるも大まかに目的自体は近しいもので現代のスーツでは二つのアイテムを同時に使用する事はありません。
では、なぜ「開戦前夜」では同時に使用されていたのか。
今からお話しする事はあくまで考察に過ぎませんがご覧いただけると幸いです。
映画の時代背景として1930~1940年代の日本で軍服・制服文化の影響が非常に強くベルトを付けることが定着していました。
一方で当時のスラックスは現代よりも股上が深くウエスト位置が高い為サスペンダーで吊るすと腰位置が安定しシルエットとしても美しく現代のローライズ寄りのスラックスとは前提が違います。
ベルトが装備上の要素として存在しつつ実際にスラックスを吊って適切な位置に保つ役目をサスペンダーが担うという考え方がしっくりきました。
この考察が正解かは分かりませんが実際に当時はベルトとサスペンダーを同時にしようする方は多かったそうです。
このように自分の生まれていない時代や異国の映画を見ると現代とは違った紳士服の着こなしがありとても興味深い物になります。
皆さまも映画を見たりして気になるものを検索してみると今以上に紳士服が好きになるかもしれませんね。
今後も気になる事が見つかればブログを使ってご紹介していきますのでご覧いただけますと幸いです。
それでは、本日はここまでで失礼いたします。
GINZAグローバルスタイル 名古屋セントラルパーク店 今井
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