こんにちは。

 

今回は、Prmeium限定商品のうちのカイザープレミアムモデルについてご紹介させて頂きます。

 

前回、前々回はPremium限定生地をいくつかご紹介しておりますので、是非そちらもご覧いただけますと幸いです。

 

 

さて、今回ご紹介させて頂くカイザープレミアムモデルとは、従来まではなかった手縫いの工程が入るモデルになります。

細かいお話ですと、袖付けの工程が手縫いになりイセの量を増やす事が出来るため、腕筒のゆとりは適正量を確保しつつ、より脇下のフィット感が増した着心地になります。イセとは身体側（身頃側）の筒の大きさより袖の筒が大きい状態の２つの物を、袖の筒を少しずつつまみながら身体側の筒のサイズに合うようにした物です。この工程をイセ込みと呼びますが、これはとても細かい作業のため機械よりも職人の手作業の方が圧倒的にクオリティが高くなります。

そして、より多くイセ込みがあるスーツは脇下のフィット感が増すため、腕を上げたときなど動作時に身頃（スーツの胴体部分）がつられにくくなり美しくなります。ビックシルエットのTシャツで動くと裾が大きく上がってくるのに対して、ピタッとしたインナーなどでは上がりずらいのと似ています。

結論としてイセとは、着用時のゆとりをきちんと確保しフィット感も向上してくれながら、動作時の美しさも手助けしてくれるものになっています。

 

 

そして上の画像を見比べて頂くと、左がカイザーサルトリアモデル、右がカイザープレミアムレジェロモデルとなっております。この２つは方向性が異なってくるため単純な比較は難しいですが、同サイズのサンプルで比較すると脇下辺りの収まりがプレミアムモデルの方がより綺麗に収まっています。ゆったりとしたサイズ感が悪なのではなく、服自体が作る造形としてより美しいというニュアンスです。

また、従来のカイザーレジェロモデルは袖側に身頃が倒れていましたが、カイザープレミアムレジェロモデルに関しては、身頃側に袖山が倒れてマニカになっているので、より柔らかい雰囲気で丸みがあり所謂イタリアの柔らかい仕立てに近づいているかと思います。

 

 

ここまで、カイザープレミアムモデルについてお話してきましたが、百聞は一見に如かずといったことわざもありますので、是非一度店舗にてご試着いただけますと幸いです。

尚、カイザープレミアムモデルにつきましては上下スーツで７万円のお仕立て代を頂いているモデルになります。

 

横浜スカイビル店

福田