ステッチの入れ方について 【銀座本店西館】
皆さまこんにちは。
今回は衿前などに入るステッチの入れ方についてお話していこうかと思います。
先ず前提として、ステッチの入れ方には大きく2種類あります。
・AMFステッチ
・ミシン
因みにAMFとはAmerican Machine and Foundryというのが正式名称です。アメリカの機械メーカーの名前なんですよね。そのAMF社が開発したミシンで入れることをAMFステッチと呼ぶようになったとの事です。
実はこれがかなり革命的なもので、手縫いを再現できる機械なんです。
手縫いは縫い方がふわっとしているのですが、それに比べ機械縫製のものだとすっきりしてしまうんですよね。
この手縫いの縫い方を機械縫製で出せるというのはかなりすごいことなんですよ!
この縫い方にすることでかなり仕立て映えするようになります。
だた、フランネルなどは通常のミシン縫いの方がすっきりするのでオススメです!
あとはステッチを入れないものもありますが、この辺りはお好みで。礼服はこのステッチなしのものが良いとされています。
あとはステッチの入れ方について。
ステッチを入れるとなるとビジネスシーンなどであれば、一番端に入れるのが良いですね。端に入れるほどフォーマル寄りになっていき、内側に入っていくほどカジュアル寄りナイメージにもなっていきます。
ダブルステッチなどはカジュアルの代表例ですね。
あとはオプションにもなりますがAMF総ステッチというものもあり、この場合ですと背中心線なども含めて殆どのシームに沿って入るのでかなり渋く決まるかなと思います。
こちらはダーツの部分。
ステッチの入り方1つでスーツ全体の印象が大きく変わりますので、この辺りも一考していくとよりイメージに近いものをお仕立て頂けるかと思います。
皆さまのご来店心よりお待ちしております
GINZA GlobalStyle銀座本店西館 森木