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スーツの生地ブランド紹介

イギリスブランドで英国紳士ファッションを楽しもう!おすすめメンズスーツ生地ブランド7選

(最終更新日:2024.03.01)2018.07.13 # スーツの生地ブランド紹介

英国紳士 イギリススーツ生地ブランドのメンズスーツ

まず知っておきたい、スーツ生地の選び方

スーツのサイズ感やシルエット、色やデザインなど、スーツ選びでこだわりを持つべき点は多くありますよね。スーツの生地について知らないと知っているとでは、実際にスーツ店に訪れた時のスーツ選び方も大きく変わってきます。

そこで、イギリス生地の紹介前に、知っておきたい『生地による値段の違い』『良い生地の選び方』を順番にご紹介していきます。


▼繊維の細さを“SUPER表示”で確認

Super 120's表示の生地
スーツ生地の価格は、生地の元となっている繊維の細さの違いが大きく影響します。そのため、繊維が細くなればなるほど、高級な生地の高価なスーツとして、市場で取り使われています。この生地の元となっている繊維の細さは、“SUPER表示”というスーツのタグに刻まれており、この数字が高ければ高いほど、細い繊維を使用している高価な生地ということになります。


▼良い生地の選び方の3つの要素

生地の選び方
良い生地かどうか見分けるには、実際のスーツを手に取り、生地を触って確認することです。まず、最初に確認すべきことは「光沢」。同色のスーツを見比べ、光沢を比べてみるとよいでしょう。光沢のあるスーツは、生地にシルクが織り込まれているため、着用時に高級感を演出してくれます。

次に「柔らかさ」。スーツの袖をつまみ、柔らかく、ソフトな感触なら良い生地となります。最後は「シワ」。スーツの裾をつまみ、シワがすぐに戻るかどうかを確認して、良い生地なのかを見極めましょう。良い生地のスーツは、復元力に優れているため、つまんでもシワがすぐに戻るのが特徴です。スーツ選びにおいて大切なことなので、ぜひ覚えておきましょう。

では、ここからは『イギリススーツの特徴』と『生地ブランド7選』について見ていきましょう。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  イギリス・英国紳士のスーツスタイルと生地の特徴
2.  抑えておきたいイギリス生地ブランド7選
2-1.  【1】JOHN FOSTER-ジョン・フォスター
2-2.  【2】Savile Clifford-サヴィル・クリフォード
2-3.  【3】Empire Mills-エンパイア・ミルズ
2-4.  【4】SCABAL-スキャバル
2-5.  【5】FOX BROTHERS-フォックスブラザーズ
2-6.  【6】HOLLAND&SHERRY – ホーランド&シェリー
2-7.  【7】Moon-ムーン

 

イギリス・英国紳士のスーツスタイル、イギリス生地の特徴

【イギリスメーカーの生地】
イギリスメーカーの生地は、一般的にしっかりと織られており、耐久性があります。また、シワになりにくく、復元力に優れています。クラシックな色柄が多く、肌触りには若干のかたさがあり、やや重たい印象を与えます。これは、『経糸』『横糸』共に2本の糸を撚って織り上げられ目付けがしっかりしているためです。同じ高さの“SUPER表示”表示であったとしても、シワになりにくい生地が多いのが特徴です!

イギリスメーカーは、オーダーメイドスーツはもちろん、パターンオーダーのスーツでさえも手作業で丁寧に仕上げられる割合が高いです。これは、イギリスがスーツの発祥の地であることが関係しています。

※目付けとは1㎡あたりのポリプロピレン(以下PP)使用総重量のこと

イギリス国旗
(引用: http://jp.123rf.com/)

【イギリス・英国紳士のスーツスタイル】
イギリスのスーツは、「タイト」、「縦長」、「重量感」というキーワードが挙げられます。身体へのフィット感を出すために、肩幅はきつくならない程度にナチュラルに、衿は小さめに、ウエストは高い位置で絞られております。そうすることで、胸の厚みを強調して男らしい力強さを見せるデザインになっています。イギリス人は、伝統的でベーシックなスーツを好み、個性的な色柄のスーツは控えめ。しかし、派手な色柄のものを避けるわけではなく、伝統的なデザインでありながら裏地に色柄ものの生地を使用したスーツをオーダーする英国紳士は意外と多いようです。

ネイビースーツ/イギリススタイル
 

抑えておきたいイギリス生地ブランド7選
【1】JOHN FOSTER-ジョン・フォスター

イギリスブランド JOHN FOSTER-ジョン・フォスター
John Fosterは1819年に設立された、約200年近くにも及ぶ歴史があるテキスタイル産業を代表する生地メーカーです。世界最大のトップモヘアメーカーとして世界各地から評価されています。

イギリスブランド ジョンフォスターのブラックスーツ
イタリア生地よりもやはりハリコシのあるしっかりとした生地感ですが、昔ながらの英国生地のばりばりとした固さは無く、やわらかすぎず、固すぎず、ちょうどいい生地感が特徴です。コストパフォーマンスに優れた生地になります。

イギリス ブランド/ジョン・フォスターの生地

▼ジョン・フォスターの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

 

【2】Savile Clifford-サヴィル・クリフォード

イギリスブランド Savile Clifford-サヴィル・クリフォード
1899年創業の、英国ハダ―スフィールドにある名門ブランド。羊毛生産地として名高い英国はハダースフィールド製の上質服地を提供しています。最新の工場設備とともに優れたテキスタイルデザイナーの採用により、英国の伝統・独自性を守りながら現代感溢れる美しい服地を作り出しています。

イギリスブランド サヴィル・クリフォードのシングル・ダブルスーツ
独創的で重厚感の感じられる生地で英国らしいハリがあります。撥水効果とストレッチ機能を兼ね備えた生地も人気です。生地の打ち込みもしっかりしていて外回りの多いビジネスマンには特にオススメです!

イギリス ブランド/サヴィル・クリフォードの生地

▼サヴィル・クリフォードの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

 

【3】Empire Mills-エンパイア・ミルズ

イギリスブランド Empire Mills-エンパイア・ミルズ

エンパイアミルズは1915年に創設されました、最先端の織機を導入し、豊かなデザインと短納期、品質とサービスを向上することをモットーに続けます。この高品質と優れえた技術、高いサービスがイギリスのスーツ市場での高い地位を保つ要因となっています。

イギリスブランド エンパイア・ミルズのブルースーツ
色柄はストライプやヘリンボーン、バーズアイ、シャークスキンなど英国の伝統柄をモチーフにしながら、何処となくモダンで英国生地にありがちな野暮ったさがなく、高密度でクラシックな色柄へと織り上げられた生地の数々は、しっかりとしたボディーを保ちながらしなやかな質感を保っています。近年はフットボールのイングランド代表、そしてオリンピックの英国代表チームの公式スーツに採用されるなど、エンパイア・ミルズの名声はますます高まっています。

イギリス ブランド/エンパイア・ミルズの生地

▼エンパイア・ミルズの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

 

【4】SCABAL-スキャバル

イギリスブランド SCABAL-スキャバル

1938年に設立された世界最大級のマーチェントです。「最高の原材料のみを使用する」ことをこだわりとし、高級紳士服地サプライヤーとして世界中の主要としで不動の地位を確立しています。

イギリスブランド スキャバルのブラウンスーツ
生地の厚みは合服として使いやすく、艶、しなやかさも適度にあります。また、生地の質もさることながら、そのデザイン性に魅了される方も多いようです。アメリカ大統領御用達ブランドとしても有名ですが、映画「ゴット・ファーザー」では、マーロン・ブランドが、「タイタニック」ではレオナルド・ディカプリオがスキャバルを着用していました。

イギリス ブランド/スキャバルの生地

▼スキャバルの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

 

【5】FOX BROTHERS-フォックスブラザーズ

イギリスブランド FOX BROTHERS-フォックスブラザーズ
フォックスブラザーズは、1772年に英国西部のサマセット・ウェリントンで創業した老舗ミルです。フランネルの創設者として公認され、サヴィル・ロウを始めとした世界中の名門テーラーで秋冬の定番服地として長く愛されています。その伝統的な製造方法とデザイン技術で、今も世界に向けて最高級の生地を作り出しています。

イギリスブランド フォックスブラザーズのグレンチェック柄グレースーツ
フォックス・ブラザーズは、英国のカッチリとした印象に、独特な光沢が高級感ある生地として高い評価を得ています。また、英国ブランドらしいチェック柄は伝統を感じさせるものが多く、色使いの新鮮さも秀逸!冬のスーツの服地として人気のフランネル。フランネルといえば、まずこの「フォックスブラザーズ」です。老舗のミル(織元)で織られたイギリスらしいしっかりとした質感。着込むほどに味が出る素晴らしい服地です。

イギリス ブランド/フォックスブラザーズの生地

▼フォックス・ブラザーズの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

イギリスブランド フォックスブラザーズのシングルスーツ
 

【6】HOLLAND&SHERRY – ホーランド&シェリー

1836年ロンドン、ボンドストリートで設立された織物商社(マーチャント)。創業以来170年以上という世界で最も長い歴史を持つこの英国最大の織物商は、イギリス王室をはじめ、本国イギリスの老舗高級テーラー、パリのオートクチュールハウスや高級衣料メーカーなど、幅広く供給されています。

ホーランド&シェリーの生地と言えばとにかく豊富なコレクション数を誇ります、その数は他のマーチャントと比較しても群を抜いています。ウール素材をはじめ、コットン、シルク、リネンからカシミヤ、ビキューナなどの最高級素材まで幅広く取り揃えられています。


▼ホーランドシェリーの生地で仕立てたスーツコーディネート▼

 

【7】Moon-ムーン

英国羊毛「Abraham Moon」とは、紡績から生地のフィニッシング(整理)まで全ての生産工程を一環して英国の工場内で行い、品質、生産技術の向上に努めています。英国生地らしいしっかりとした目付に、ふっくらとした暖かみのあるクォリティの高い生地を生み出しています。 英国ブランド、織物工場としても有名で高品質です。

ジャケットやコート生地で有名なムーン。伝統的な本来のツイードやブレザー生地を色鮮やかで、しっかりとした風合いが特徴です。


▼ムーンの生地で仕立てたジャケットコーディネート▼

 

スーツ選びのポイントとおすすめイギリス生地ブランドのまとめ

~スーツ選びのポイント~

■繊維の細さを“SUPER表示”で確認
■良い生地の選び方の3つの要素 『光沢』『柔らかさ』『シワ』

~おすすめイギリス生地ブランド7選~

【1】John Foster-ジョン・フォスター
【2】Savile Clifford-サヴィル・クリフォード
【3】Empire Mills-エンパイア・ミルズ
【4】SCABAL-スキャバル
【5】FOX BROTHERS-フォックスブラザーズ
【6】HOLLAND&SHERRY – ホーランド&シェリー
【7】Moon-ムーン

英国紳士 イギリススーツ生地ブランドのメンズスーツイギリスメーカーの生地は、ハリの強い英国独特の重厚感ある質感を感じられ、ビシッとした貫禄あるスーツに仕上がります。今回ご紹介した生地ブランド以外にも、それぞれ歴史や特徴がありますが、まずはおすすめの人気生地ブランドをご紹介しました。お気に入りの生地ブランドを見つけるキッカケにして、是非、英国紳士のようなかっこいいスーツスタイルを目指しましょう!

 

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